【ワンドの8】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説

タロット『ワンドの8』解説
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本記事は情報量が多い為、
2ページ構成となっております。

皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
タロット小アルカナ
『ワンドの8 〜徹底攻略編〜』です。

このカードは、
小アルカナでは珍しく
「人物の描かれていないカード」です。

ですので
イメージがしづらく、
意味を覚えた方が早いのでは…?

というカードの1枚です。

そこで
試しに意味を調べてみると、
「チャンス、変化」という
ビッグキーワードがあり…

他の意味も色々とありますが、
「チャンス、変化」
という意味の言い換えのような感じで…

読み幅が狭いなぁ(汗)

というのが正直な印象です。

そこで本記事では、
「ワンドの8」を読みやすくする為、

【1ページ目】
○ワンド8の物語、
○正位置「基本の意味」
○逆位置の考え方
○読み幅を広げるポイント
○イエスノーで読むなら?

【2ページ目】
○人物像を作って読む方法
○数秘術8を使って読む方法
○「火の属性」での読み方
○「火の属性」でのアドバイス

というように、
あらゆる観点から
『徹底攻略』していきます。

本記事を読むことによって
「ワンド8」の読み幅が
かなり広くなりますので…

是非、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。

目次

タロット「ワンドの8」とは

タロット『ワンドの8』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの物語は
一旦シーンが変わります。

「ワンドの8」は、
登場人物の見えないところで
起きている出来事を描いたシーンです。

前回のカード…

ワンドの7で、
自身が乗り越えるべき
「困難」に遭遇し、
必死の思いで戦っている主人公。

その背後で
同時に起こっている出来事です。

謂わば、
「表の出来事=ワンドの7」
『裏の出来事=ワンドの8』です。

この8本のワンドが表すものは…

情報、スピード、
チャンス、変化、勢い、

「ワンド7」では、
自分を落とそうとする者と
独り必死に応戦し、
現状を打破すべく奮闘するシーンです。

その彼の元へ今まさに、
天の救いが届こうとしているのです。

西洋のことわざに、
『天は自ら助くる者を助く』
というものがあります。

【天は自ら助くる者を助く】
天は誰の力も借りようとせず、
一人で切り抜けようと努力する者に
救いの手を差し伸べる。

…という意味です。

ワンドの7番では、
有利といえども多勢に無勢、

手を貸してくれる者もおらず、
「孤軍奮闘」をしていますよね。

だからその背後では、
『彼を助ける救いの手』
差し伸べられようとしているのです。

何らかのチャンスとして、
何らかの情報や変化として…

しかしそれら
「チャンス、良い変化」というのは、
ひと所にずっと留まってはくれません。

情報だって「鮮度が命」です。

絵柄を見ると、
飛来する8本のワンドは、
平行に飛んできています。

非常に速いスピード、
またはパワーを伴ってないと、
このように飛ぶことは出来ません。

そして放物線を描くように、
差し掛かってこようとしています。

チャンスが、変化が、情報が、
彼の元に、速いスピードで…。

即ち、
『チャンスや変化は留まっていない』
ということです。

それら
チャンスや変化の兆しが、
「表れ出てきた」と感じた時…

『通り過ぎる前に掴み取る大切さ』
それをメッセージしています。

孤独に戦う彼の背後で
起こっている「天の救い」。

彼はこのチャンスを、
モノにすることが出来るのでしょうか?

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ワンドの8『正位置の意味』

タロット『ワンドの8』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

【ワンド8/正位置の意味】
情報、スピード、チャンス、
変化、勢い、良い流れ、
展開していく、追い風、
風の便り、近く結論に達する、
サポートが来る、期待できる、

ワンドの8は
8本の棒が降ってきていますが、

これは物理的な物よりも、
本人の背後で起こっている事象
その比喩表現になっています。

そういった部分から
『チャンス、変化、良い流れ』
その示唆、暗示として
リーディングしていくことが出来ます。

ワンドの8『逆位置の意味』

タロット『ワンドの8』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド8が「逆位置」で出た場合、
大きなテーマとして…

○物事が停滞してしまう、
○物事の進展が遅くなる、
○マンネリな状態に陥る、
○少しの間ストップが入る、
○空回りして上手くいかない、

というように、
本人の意思や行動とは無関係に
「取り巻く環境が上手く進まない」
という示唆として読むことが出来ます。

但しこれは
『大きなテーマ』ですので、
他にも沢山の読み方があります。

例えば先ほどの、
「正位置の意味」を基にして…
『過剰か?不足か?』
というようにキーワードを取る方法です。

そうすることによって
逆位置の読み幅、
キーワードの幅が広がっていきますよ。

ワンドの8『逆位置キーワード』

タロット『ワンドの8』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.
正位置:『キーワード
逆位置:『〇〇』or『〇〇』
情報が来る
『秘密にする』or『検索する』
スピード
『鈍化する』or『激化する』
チャンス
『ピンチ』or『ラッキー』
変化する
『維持』or『変貌を遂げる』
勢い
『衰え』or『圧倒』
良い流れ、
『停滞』or『絶好調』
展開していく、
『縮小する』or『拡大する』
追い風、
『困難』or『爆進する』
便りがある、
『音信不通』or『速報が来る』
到達する
『スタート』or『未完成』
サポートが入る
『邪魔が入る』or『完全伴走』
期待できる、
『失望』or『奇跡が起きる』

上記逆位置キーワード
『〇〇 or 〇〇』という言葉は、
読み手によってニュアンスは変わります。

ですので、
難しく考えないで大丈夫ですよ。

逆位置のキーワードを取る際は、
○スプレッド全体の印象、
○周囲のドローカード、
○リーディングの整合性、

これらを総合して判断しましょう。

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ワンド8「イエスノー」で読むなら

ワンドの8を、
「Yes.No」で判断したい場合…

結論としては
『Yes』と読めるでしょう。

その理由として、
「ワンド8」のカードは…

ワンドの8は、
「宇宙の摂理」として
本人の見えないところで
『チャンス、良い巡り合わせ』
それが動いているカードです。

努力する者、
一人で頑張る者に対して、
『救いの手が差し伸べられる』

そのような
希望のあるカードなのですね。

それ故に
『Yes』と判断できます。

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ワンド8の読み幅を広げるポイント

ワンドの8『人物像』

本項目では、
ワンド8の読み幅を広げ、
上手に読む為のポイントとして…

○テーマの詳細
○似ているカード
○伝えたいメッセージ
○恋愛要素について

この4つの観点から
解説をしていきたいと思います。

ワンドの8「テーマと詳細」

タロット『ワンドの8』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド8のテーマとして、

①予想外のチャンス、
②良き情報に出会う、
③勢いに乗っていく、
④近く結論に達する、

といったものがあります。

それぞれに
細かく解説していきますね。

①予想外のチャンス

「ワンドの8」は、
登場人物の見えないところで
起きている出来事を描いたシーンです。

私たちが過ごしている日常でも、
『個人を取り巻く見えない事象』
ってありますよね。

分かり易く言えば
「巡り合わせ」です。

会社を辞めるタイミングが掴めない
そうなっていた時、
会社自体に大きな動きが起きてるなど…

周囲で起こっている
「自身に関する見えない巡り合わせ」
ということです。

ワンドの8は
「チャンス」という示唆ですから、
その出来事は自身にとって
『予想外にポジティブな出来事』
となります。

それらが
「見えないところで動いている」
というように読むことが出来ます。

②良き情報に出会う

この8本のワンドは、
「風に乗って」やってきています。

このことから、
『風の便り、情報、ニュース』
というメッセージもあります。

この場合、
「現実的な情報」
「シンクロニシティ的な情報」
どちらでも読むことが出来ます。

○数ある情報の中から
重要だと思うものを受け取る。

○情報を鵜呑みにせず、
より正確なものを受け取りに行く。

○AかBで迷っていた時、
どちらかに関する良い情報を得る。

○ふと目にするものが
大切なメッセージを含んでいる…etc.

③勢いに乗っていく

ワンド8の大きなテーマは
「予想外のチャンス」でした。

そしてそのチャンスというのは、
「その場に留まってない」のでしたね。

だからこそ、
『チャンスと感じたら掴みに行く』
という読み方もできますし、

他にも、
何か物事に携わっていて、
「今、良い流れが来てるな」
「今、良い流れの中にいるな」
というように、
流れを肌で感じられる時があります。

それを感じたら
『その勢いに乗って進んで良い』
というように読むことが出来ます。

④近く結論に達する

ワンド8の絵柄は、
放物線を描いて飛んでいる棒で、
『頂点を越え、下降し始めている』
というシーンです。

ということは…
後もう少しで地面に届くのです。

そういう部分から
『結論に達する』
という示唆もあります。

例えば
ワンドの8が
結論にドローされた際、
「どのような結論に達するか?」
スプレッド全体の印象で判断します。

【全体が明るかった場合】
○努力が実る、
○良い終わり方をする、
○上手い解決策が見つかる、
○未完成だったものが完結する、


【全体が暗かった場合】
○結果が直ぐに表れない、
○物事が停滞する、
○上手い解決策が浮かばない、
○未完成のまま完結する、


このように読むことが出来ます。

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似ているカードは「運命の輪」

「ワンドの8」と「運命の輪」

ワンド8の意味に
『チャンス、変化、良い流れ』とあり、

カードのテーマとしては、
『本人の背後で起こっている事象』
ということですので…

ニュアンスとして似ているカードは、
大アルカナ「運命の輪」になります。

どちらも、
『宇宙の摂理』として、
本人の見えない部分で
動きを見せていくというカードです。

但しワンドの8は
「小アルカナ」ですので、
読み方の力加減としては
運命の輪よりも格段に弱いです。

その部分を加味して
覚えて戴ければ嬉しいです。

ワンド8が伝えたい「メッセージ」

ワンドの8「ニュース」

ワンド8のメッセージの一つに
『情報の取捨選択』というものがあります。

現代は情報過多の時代で、
様々な情報が飛び交っています。

『嘘の情報も、真実の情報も』です。

ですので、
情報を得る際に大切なことは…

何が重要で、何が関係ないか?
どれが本当で、どれがフェイクか?
それを自分で判断しなければなりません。

あの人が言ってるから、
メディアで言ってるから、
ではなく…

その情報を受けて
『本当にそうなのか?』
という思考を持つことが大切です。

情報の時代だからこそ、
そのワンクッションが最も大切なのです。

色々な情報を照合して、
自分の頭で考えて、
他者の意見も聞いて、
そしてまた考えて、
最後に自分なりの結論を出す。

それが
この時代を強く生きていく為、
とても大切なことだと
「ワンドの8」はメッセージしています。

実は「恋愛の要素」を持っている

ワンド8の意味の中には、
恋愛的な意味も紹介されています。

進展の早い恋愛、一目惚れ、
ラブチャンス到来、恋の進展、

ワンド8の絵柄そのものに
恋愛的な要素は見つかりませんが…

アーサー・E・ウエイトは
「ワンドの8」について、
『恋の矢』との解釈もしているそうです。

しかし無条件に
「ワンドの8=恋の発展」と読むには、
少し気持ちがスピーディーだと感じます。

ここでワンド8に、
『恋愛的要素』を加えて読む際の
粋な使い方をご紹介します。

最後のまとめに補足として…

スプレッド全体の印象が明るく、
「未来や結論のポジション」に
ワンドの8がドローされた場合…
○出逢いの可能性の示唆が有る、
○関係の進展の可能性が有る、
というように…
リーディングの補足として
読んであげる方法があります。

天は自ら助くる者を助く

『天は自ら助くる者を助く』
というワンド8のテーマに基づいて…
恋愛相談において、
相談者自身が頑張っている時、
「頑張っている背後で、
 良いチャンスが巡って来ている」
というように補助として、

付け加えて読む方法もあります。

ワンド8
恋愛のカードとして読まず
あくまで補足として
付け加えるのがポイントです。

次のページでは、
○人物像を作っての読み方
○数秘術「8」での読み方
○火の属性で読む/アドバイス法
こちらをご紹介致します。

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