【ワンドの10】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説

タロット『ワンドの10』解説
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本記事は内容が多い為、
記事の読み込み速度を考慮し
3ページに分割しております。

【1ページ目】
○ワンド10とは
○正位置/逆位置の意味
○ポジティブな読み方
○ネガティブな読み方

【2ページ目】
○「イエスノー」での読み方
○「数秘術10」での読み方
○「人物像」を作って読む方法
○「火の属性」で読む方法

【3ページ目】
○ワンド10を上手に読むポイント
○「アドバイス」に出た場合
○「注意喚起」に出た場合
○「相手の状況」に出た場合
○「最終結果」に出た場合

皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は、
タロット小アルカナ
『ワンドの10 〜徹底攻略編〜』です。

ワンド10の主なテーマは
「重圧、圧迫、プレッシャー」ですが…

ちょっとパワーあり過ぎな
キーワードだと思いませんか?

『ワンド10=プレッシャー』
と頭に浮かべてしまうと…

「もうそれ以外思い浮かびません!」
と、なってしまいかねないカードです。

しかし
タロットというのは、
○絵柄から何を感じるか?
○絵柄をどのように見るか?

それでどのようにもキーワードが出せます。

この「ワンド10」も同じです。

絵柄をどのように見るかで、
ポジティブにも、ネガティブにも、
様々な読み方が可能になります。

本記事では、
ワンド10のカードを…

基本から応用まで
様々な観点から徹底的に解説致します。

特に3ページ目、
「ワンド10を上手に読むポイント」
に関しましては…

『この場合どう読むべきか?』
それを詳細に解説しておりますので、

リーディング時の疑問の解消、
そのお力添えが出来るかと思っております。

尚、他の小アルカナの
ネガティブっぽいカード
○数札の5番、
○微妙な7番、
○ソード8、9、10番にも、
考え方、読み方の応用が効きます。
※キーワードは個々のカードに属します

ですので、
非常に力の入った
有意義な記事となっております。

またまた
久しぶりの更新になってしまいました。

ですが、
それを補って余りある
本気度で挑ませて頂きました。

是非、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。

目次

タロット「ワンド10」とは

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

10本のワンドを両手で抱え、
懸命に前へと進む一人の人物。

彼の目の前には、
町のような場所が見えています。

この町は、
彼の旅の終着点を表しています。

自分の夢を掲げ、
それを達成するため一人旅立ち…

描くビジョンを
一つずつ形してきました。

旅の道中、
人々の優しさにも触れ、

自分と違った
価値観、考え方とぶつかり…

そのライバルと切磋琢磨し、
更なる成長を遂げてきました。

勝利から学び、敗北からも学び…

この先どうなるのかという
不安や恐怖とも向き合いました。

そうして彼の精神は、
旅立ちの日から
より高い場所へと進んだのです。

ワンドの物語は、
このカードを以って
終幕を迎えようとしています。

彼が抱える10本のワンドは、
「目標への情熱」を表しています。

ただ彼を見ていると…
その10本のワンドが非常に重そうです。

これは物理的な重量の表現よりも、

一度決めたことを
やり遂げるという自分への使命感…

謂わば『自身に課した重圧』です。

頑張りたいという気持ちが
裏目に出てしまっているのですね。

本来、
夢や目標を持って進むことは
素晴らしいはずなのに…

「自分への気負い」
それがあり過ぎたが故に、
知らず重圧となっていたのです。

それはもしかしたら、
エースにおける旅立ちから
ずっとそうだったのかも知れません。

彼の心に燃える炎…

○自分への信頼と自信
○目的地へ向かう熱意と情熱
○現状に甘んじない上昇志向
○必ず達成するという強い意志
○未知の場所を開拓する為の冒険心

一見、エネルギーに溢れる
これら「火の要素」は、

「0か100か」とか、
「ねばならない」とか…

知らないうちに自分を苦しめる、
そんな要因になるのかも知れません。

ただ、
目標へ到達する為には、
自分への使命感が必要なのも事実です。

大切なのは、
心の炎の「火力調節」です。

追い込み過ぎてもいけないし、
甘やかし過ぎてもいけません。

その大切さを
ワンドの10番に至って
教えてくれているのですね。

ここまで彼は、
自分の掲げた目標に向かい、
それこそ無我夢中で進んできました。

どんな時も
現状を投げ出したり、
諦めることなく進んできたのです。

今の彼は、
抱えるモノの重さ、大きさに
余裕のない状態となっていますが…

目の前にはもう、
目的地が見えています。

この町が
彼の旅のゴールです。

ここまで彼は、
休む間もなく走り続け、

目標に向かって
自分の持てる力を
全て出し切ってきました。

彼がゴールに辿り着いた時、
疲れ切ってはいるでしょうが…

ただ彼の心には、
『やり切った』という想いがあるはずです。

だからこそ彼は、
このワンドの旅路を…

きっと充実感を以って
終えることが出来るでしょう。

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ワンド10「正位置の意味」

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの10/正位置の意味

【ネガティブキーワード】
負担、負荷、限界、責任、負担、
疲労、過労、義務、苦難、重圧、
余裕がない、抱え込む、
手放せない、無理をする、
プレッシャーを負っている、
キャパシティオーバーの状態、

【ポジティブキーワード】
努力、奮闘、根性、力強さ、
全力投球、責任感、精神力、
大切に抱える、確実に進む、
手を抜かない、気を抜かない、
手放さない、精一杯に頑張る、
※ポジティブワードは後ほど解説。

ワンド10の基本的なテーマは
『重圧、プレッシャー』です。

絵柄を見てみると、
ワンドの重さに足取りも鈍く、
目的地が見えているけど
なかなか到着することが出来ません。

更にワンドが邪魔をして
「前を見ることもできない状態」ですね。

きっと多くを抱え過ぎて、
視野も狭くなってしまっているのでしょう。

このお話から
イメージを膨らませると
更に以下のように読むことが出来ます。

○責任感がありすぎる
○無理をし過ぎている
○周囲を顧みれない状態
○多くのことを抱え過ぎている
○恒常的に無理をして麻痺してる
○自分の力量を超えてしまっている
○自分へのプレッシャー
○相手からのプレッシャー
○携わる事柄へのプレッシャー
○言われたことを全部引き受ける
○やりたくないことでも引き受ける

ワンドの10は、
『自分への負荷、他者からの負荷』
と、視点を変換して読むこともできます。

ワンド10「逆位置の意味」

タロット『ワンドの10』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド10が逆位置で出た場合…

正位置での意味合いから、
○ポジティブになるか、
○更にネガティブになるか、
といった2通りの解釈があります。

(正位置の意味をポジティブに)
○携わる物事の負担が軽くなる、
○慣れてきて余裕が出てくる、
○限界を迎えないよう程々に出来る、

(正位置の意味からネガティブに)
○責任に耐えられなくなり逃げ出す、
○「もうやめた」と投げ出す、
○処理しきれずハングアップする、

というように読むことができます。

この部分は
本ブログでお伝えしている
「逆位置は正位置の過不足で考える」
という部分に通じていますね。

【ワンド10逆位置:ポジティブ】
負担の軽減、まだ余裕がある、
少しずつ手放せるようになる、
程々に頑張る、無理はしない、
自分の限界を知る、
人に頼ることを知る、
良い意味で放棄できる、
良い加減で物事を進められる、

【ワンド10逆位置:ネガティブ】
義務感に苛まれる、
限界を超えてしまう、
疲労で倒れてしまう、
責任に押し潰されてしまう、
悪い意味で放棄してしまう、
執着し過ぎて手放せなくなる、

ワンド10の逆位置を
どちらに読むかの判断は、
『スプレッド全体の印象』
を考慮して読んでいきます。

全体の印象が明るければ
「ポジティブ」に読めます。
全体の印象が暗ければ
「ネガティブ」に読んでいきます。

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ワンド10は『二つの側面』から読める

ワンドの10「人物像」

実はタロットカードには、
元来吉凶の概念はありません。

正位置の意味がネガティブだからと、
ネガティブにしか読めなければ
複数枚数のリーディングで
矛盾が発生して困ることになります。

ワンド10のように
正位置でネガティブ印象のカードでも、
イメージ変換をすることで
ポジティブな読み方が可能になります。

絵柄をどのようにイメージするか?
そのイメージをどんな言葉にするか?

ここがリーディングのポイントになります。

イメージ変換の例

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

例えば、
ワンドの10には
『プレッシャー』という、
代表的なキーワードがありますよね。

ここで一度、
物語を振り返ってみましょう。

ワンド10の人物は、
「成さねばならぬ」
という自分への追い込みが
プレッシャーとなっていた。

ワンド10の人物は、
「必ずやってやるぞ」と、
自分にプレッシャーを掛けたから
ギリギリだけど達成ができた。

即ち…
プレッシャーを抱えるか?
プレッシャーをモノにするか?

このように
二つの側面から
イメージすることが出来るのです。

このお話を踏まえて
次の項目では
ワンド10のシーンから…

「ポジティブ、ネガティブ」
両方の視点からイメージして
キーワードを取ってみます。

ワンドの10「ポジティブな読み方」

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

まずはポジティブに読む方法です。

ワンド10の人物は、
「一度決めたことをやり遂げる」
という自分への使命感を以って
エースからここまで頑張ってきました。

目標に向かって、
それこそ自分の持てる力を
全て出し切ってきたのです。

即ち、
『物凄い頑張ってるカード』
でもあるのですね。

そこをポイントとし、
ワンド10の絵柄を見て、
○シチュエーションから何を感じたか
○登場人物になったつもりでイメージ
したものを言葉にしていきましょう。

その際、
「ワンド10の人物は、〜そうだ」

という文章で考えて
キーワードを作ってみましょう。

ポジティブ視点のキーワード

○努力していそう
○奮闘していそう
○責任感がありそう
○全力投球してそう
○根性を出していそう
○真剣に歩を進めてそう
○確実に前に進んでそう
○何事も本気な性格そう
○しっかりと抱えてそう
○困難にもめげてなさそう
○力の限り頑張っていそう
○最後まで気を抜かなそう
○最後の力を振り絞ってそう
○絶対負けないと思ってそう
○一歩一歩ゆっくり進んでそう
○ラストスパートを掛けてそう

このように
ポジティブ視点で
ワンド10のキーワードが取れました。

ネガティブ寄りのカードだから
ネガティブにしか読まないのではなく、

イメージを変換して
ポジティブなキーワードを取れると、
複数枚数を展開した際の
リーディングの矛盾を避けられますよ。

「一歩一歩ゆっくり進んでそう」
「ラストスパートを掛けてそう」
これはキーワードの矛盾ではなく、
ワンド10のイメージとして
どちらにも受け取れますので、
両者とも採用することが出来ます。

ワンドの10「ネガティブな読み方」

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

次は
「ワンドの10」
テーマ通りの読み方です。

このカードは、
自分の掲げた理想や熱意が
「重圧、プレッシャー」となり、
本人にのしかかっているカードです。

このテーマ通りに
キーワードを取る場合、
以下のようなキーワードが取れます。

ポイントとしては、
ワンド10のテーマや絵柄を見て、
○シチュエーションから何を感じたか
○登場人物になったつもりでイメージ
したものを言葉にしていきます。

先程と同じように、
「ワンド10の人物は、〜そうだ」

という文章で考えると、
キーワードを取りやすくなります。

ネガティブ視点のキーワード

(ワンド10の登場人物は…)
○余裕がなさそう
○限界を感じてそう
○無理をしていそう
○頑張り過ぎていそう
○前が見えてなさそう
○疲労が溜まっていそう
○持ってるものが重たそう
○大きな責任を負ってそう
○大きな負担を負ってそう
○全ての責任を負ってそう
○自身の容量を超えていそう
○必要以上にやりすぎてそう
○プレッシャーを抱えていそう
○多くのことを丸投げされてそう
○他人の負債まで引き受けてそう
○リラックスする時間がなさそう
○頼まれたことを全部引き受けてそう
○やりたくないことも引き受けてそう

ワンド10の絵柄の
シチュエーションから感じたことや、
登場人物になったつもりで想像すると、

紹介されてる意味以外にも
沢山のキーワードが出てきますね。

次のページでは、
○「イエスノー」での読み方

○「数秘術10」での読み方
○「人物像」を作って読む
○「火の属性」を使って読む
こちらをご紹介致します。

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