【ワンドの10】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説

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目次

ワンド10を上手に読むポイント

アドバイス

ワンドの10は
若干ネガティブ寄りな印象ですが、
ポジティブな読み方も出来ますよね。

この様なカードの場合、
「どのように読むのが正解か?」
読み方に戸惑う時があります。

そこで本項目では、
スプレッドポジション
(※タロットへの質問)毎の
読み方、考え方をお伝え致します。

本項目を押さえておくことで、
リーディングに
一貫性を持つことができますので、

「ワンド10」のようなカードでも
戸惑わずリーディングすることが出来ます。

「アドバイス」に出た場合の読み方

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの10で
アドバイスをする際…

①頑張ってください
②頑張り過ぎないでください

このどちらで読むべきか?
非常に迷うと思います。

究極的な話、
相談内容によって変わるのですが…

基本的に
タロットリーディングでは、
カードのシチュエーションを
そのまま受け取ることが大切です。

例えば
ワンド10の絵柄は、
『頑張っているシーン』です。

「頑張り過ぎるのやーめた」
といってワンドを手放してないですよね。

ですので…

○相談者へのアドバイス
○この問題ですべきこと
○この問題における大切な心持ち

などの
アドバイスとして読む際は、
「キーワード+してください」
という公式になります。

シンプルにお伝えするなら
『ワンド10のようにしてください』
という読み方になるのですね。

【ワンド10/アドバイス例】
○責任感を持って取り組もう
○何事も全力投球しよう
○一歩一歩真剣に進もう
○しっかりと大切に進もう
○困難にめげることなかれ
○力の限り進んでいこう
○絶対負けない気概を持とう
○ラストスパートを掛けよう
○最後まで気を抜かず頑張ろう

「注意喚起」に出た場合の読み方

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

○この問題で相談者が気をつけること
○この問題で相談者がすべきでないこと

上記のような質問が
「注意喚起」ポジションになります。

先程の項目では、
アドバイスの公式は
「ワンド10のようにしてください」
になるとお伝えしましたが…

注意喚起というポジションでは、
『キーワード+それに注意しましょう』
というような読み方の公式に変わります。

即ち、
注意喚起のポジションで
ワンドの10が出た場合は…

この問題において
注意すべきことは…
『ワンド10の絵柄の様なこと』

という読み方に変わるのですね。

簡単に言えば、
『ワンド10の状態に注意しましょう』
となります。

【ワンド10/注意喚起の例】
○頑張り過ぎることに注意
○プレッシャーに注意
○限界を迎えることに注意
○疲労、過労に注意
○負担を負い過ぎることに注意
○根性出し過ぎに注意
○抱え過ぎに注意
○余裕がなくなることに注意

※注意喚起として読む場合には、
「頑張り過ぎないで」と読めるのですね。

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「相手の状況」に出た場合の読み方

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ここで少し応用編です。

ここまででご紹介した
ポジティブ、ネガティブ
両方のキーワードを一部抜粋して…

【ポジティブキーワードVer.】
○責任を持って取り組んでいる
○一歩一歩真剣に進んでいる
○絶対負けない気概を持っている

【ネガティブキーワードVer.】
○頑張りすぎている
○限界を迎えている
○プレッシャーを抱えている

これらを
「お相手の状況、状態」
というポジションで読む際の
リーディング例をご紹介します。

3枚引きリーディング例

タロット3枚引き

ここでは
周囲のドローカードによって
ワンド10のカードが
どのように読み分けられるのか?

簡単なリーディング例と共に
3枚引きを例にしてお伝えします。

【3枚引きの質問】
「状況、助言、未来」の3枚引き
①お相手の現在の状況
②相談者が今できること
③3ヶ月後の彼の状況の変化

全体が明るければ
状況はポジティブ寄り

「タロットへの質問」は、
○相手の現在の状況
○相談者が今できること
○3ヶ月後の彼の状況の変化

「ドローカード」は、
○ワンド10
○魔術師
○戦車…です。

全体の印象が明るいので、
ワンド10のキーワードは
ポジティブなものを選びます。

W10:お相手の現在の状況は?
○責任を持って取り組んでいる
○一歩一歩真剣に進んでいる
○絶対負けない気概を持っている

このどれかを選んで、
他のカードに繋げてみましょう。

(状況:ワンド10)
お相手は今、
とても大切な時期にある。
真剣に「自分の今」に集中したい。
そしてゆっくりではあるが、
自分の目指す場所へ進んでいる状況。

(助言:魔術師)
だからこそ
貴方に出来ることの
優先順位はお相手ではなく
「自分に集中すること」になります。

(未来:戦車)
貴方がお相手の今を尊重し、
共に「自分の今」に集中することで…
3ヶ月後の変化としては、
お相手も進むべき方向が定まり、
今より余裕のある状況へと変わります。

3枚の印象が明るいので
ポジティブなキーワードを取って
『頑張っている状況』と読めます。

全体が暗ければ
状況はネガティブ寄り

「タロットへの質問」は、
○相手の現在の状況
○相談者が今できること
○3ヶ月後の彼の状況の変化

「ドローカード」は変わって、
○ワンド10
○悪魔
○塔…です。

全体の印象が暗いので、
ワンド10のキーワードも
ネガティブなものを選びます。

W10:お相手の現在の状況は?
○頑張りすぎている
○限界を迎えている
○プレッシャーを抱えている

このどれかを選んで、
他のカードに繋げてみましょう。

(状況:ワンド10)
お相手は今、
多くを引き受け過ぎて
自身の限界を越えそうなほど
自分自身を酷使している状況です。
それは側から見てもそうでしょうが、
その状況に麻痺してしまってるのか、
ご自身が気づいていないという部分が
深刻な状況であると出ています。

(助言:悪魔)
アドバイスポジションに
悪魔が出ているので、
貴方にできることは、
彼に対する現実的なアプローチです。
一番良いのは、
『お話を聴いてあげること』でしょう。
愚痴でも、弱音でもなんでも良いです。
お相手の心の声を
きちんと聴いてあげることが大切です。
彼自身の心も疲れているでしょうので、
焦らず向かい合う姿勢は大切です。

(未来:塔)
そうして
日常における自分との対話と、
貴方との対話を重ねていく内に
お相手は自分の中に気づきを得ます。
3ヶ月後の状況の変化として、
その気づきが
『現状の打破するヒントに繋がる』
そのように塔はメッセージしています。

というように読むことが出来ます。

3枚の印象が暗いので
ネガティブなキーワードを取って
『しんどい状況』と読めます。

全体の印象が暗く、
3ヶ月後の変化も塔ですが…
『崩壊して終了』と読むと
アドバイスの意味も無いですし
絶望しか与えませんので、
そういった部分も加味して
読んで戴ければと思います。

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「最終結果」に出た場合の読み方

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド10というのは、
単体ではネガティブっぽいカードです。

それ故、
「ネガティブな結果」
のように読まれがちですが…

スプレッドを読む際は、
1枚1枚ぶつ切りで読むのではなく、
物語のように起承転結を作って読みます。

○5枚引きなら5ページの物語
○10枚引きなら10ページの物語

という感覚です。

ここでは
スプレッド全体が
ポジティブな印象の場合を例に、
「最終結果の考え方、読み方」
それをお伝えします。

全体が明るい場合
最終結果はポジティブに読む

『スプレッド全体の印象が明るく』
最終結果にワンド10というパターンです。

ここまで読んで戴いて、
パターンは大体掴めたと思います。

結論としましては…
『ワンド10をポジティブに』読みます。

試しに、
「相手の気持ちとこれからの二人の関係」
というテーマで…

全体のキーワードを
一言で簡潔に取りながら
『結論:ワンド10』までの
起承転結の道筋を作ってみましょう。

相手の気持ちとこれからの二人の関係

過去:ワンド4
相談者の気持ちより
相手のテンションの方が高かった

現在:恋人たち
お互いを尊重した関係、
それを築くことを大切にし、
その心は周囲の祝福も招く

未来:女帝
その甲斐あって
安らかで平穏な時間を享受する。

自分:星
これからも
真剣に愛情を注いでいきたい。

相手:太陽
お相手の愛を受けて輝いている。

助言:魔術師
この関係が当たり前と思わない。
物心両面のコミュニケーションを大切に
二人の関係を
常に創造していく気持ちを持つ。

結論:ワンド10
(ワンドをしっかり大切に抱えてる)
例え大変な時でも、
共にお互いを大切に想いながら
歩んでいける関係性になっていく。

このような道筋になりました。

例えばこの流れで
ワンド10の最終結果を、

○プレッシャー
○余裕がない
○責任が大きい

と、ネガティブに読んでしまうと、
チグハグな物語になってしまいますね。

(でも)プレッシャーになる、
(でも)余裕がなくなる、
(でも)責任のしかかってくる、

というように「でも」をつければ
一応ストーリーは繋がります。

ですが
『全体のドローカード、物語の流れ』
そこから考えるとチグハグになりますし…

「でもプレッシャーになる」
という読み方は、

最終結果よりも『注意喚起』という
ポジションに出た場合の方が相応しいです。

その時の読み方としましては…

お二人の関係は
良好な流れですが、
関係性の構築に際して
プレッシャーにならぬよう
その点には注意してくださいね。

というように、
「補足」のようなカタチで
読んであげるとスムーズになります。

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【ワンド10】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説まとめ

タロット『ワンドの10』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

今回の記事は、
タロット小アルカナ
『ワンドの10』について、

○基本の意味と読み方、
○ポジティブ視点での読み方、
○ネガティブ視点での読み方、
○イエスノーでの読み方、
○人物像、数秘術、火の属性、

そしてワンド10を
上手に読む際のポイントなど…

様々な角度から
ワンド10を解説致しました。

このカードは基本的に
キャパシティオーバー、
重圧、圧迫、プレッシャー、

というようなネガティブ寄りのカードです。

絵柄全体の様相から考えて、
○無理をし過ぎている、
○重荷を背負っている、
○多くを抱えすぎている、

と言うキーワードがぴったりきます。

物理的に
10本のワンドを抱えてると見るなら…

重いために足取りが鈍いです。
早く目的地へ到着することができません。

更に、ワンドが邪魔をして
前を見ることができないのです。

前が見えないということは、
「先が見えない、わからない」
ということですよね。

自分自身のことも
分からなくなってしまいます。

あまりにも多く抱えすぎて。
麻痺してしまってわからないんです。

しかしそんな「ワンド10」でも…

視点を変えると
「もの凄い頑張っている」
というカードなのですよね。

○努力している、
○根性がある、
○困難な仕事にもめげない、
○妨害に遭っても負けない、
○逆境に逆らって進んでいく、

これはワンド10の絵柄を見て、
○シチュエーションから何を感じたか
○登場人物になったつもりでイメージ

していくことで得られるキーワードです。

これは
意味を追ってたら出来ない読み方です。

ワンド10は、
自らそこに身を置いたとはいえ、
非常に辛い状況ですよね。

辞めようと思えば、
10本のワンドを投げ出して
辞めることだって出来ます。

でも決して諦めずに
最後までやり遂げるのが
「ワンドのスート」なのです。

挑戦し続けることは
大変な道を歩むことが多いでしょう。

しかしだからこそ、
「成功、到達、達成」があるのです。

挑戦しなければ、
失敗や挫折、苦労も無い代わりに
成功や達成もありません。

そういうニュアンスで考えれば、
ワンドの10は根性があります。

簡単に達成出来ることなど、
何もないと分かっているのです。

ワンドの物語は、
自分の理想、夢を描き…
そこへ向かって
真っ直ぐに進んできました。

大変なことばかりでしたが、
その苦労は、
まもなく報われようとしています。

彼がゴールに到達した時、

きっと
『やり切った!』
という想いに溢れるでしょう。

そして
心ゆくまで休息をして、
またきっと
次の旅へと踏み出すのでしょうね。

本記事が
皆様のお役に立てれば嬉しいです。

それでは
本日も最後までお読み戴き、
誠にありがとうございました。

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