カップの3『人物像&作り方』
タロットではカードから
『人物像』を読むことが出来ます。
『人物像=(性格、性質、気質)』
というようにも言い換えられますので、
「本人が自覚してない性格や性質」
としてのリーディングにも使えますし、
人物像から導き出した
物事への姿勢、心持ちを基に
「アドバイス」として読む事もできます。
本項目では
○カップ3の人物像
○人物像の詳細な作り方
こちらの2点を解説していきます。
カップの3では
三人共が同じビジョンを持ち
同じアクションをしていますので、
「赤、白、黄色い服の人」と
個別に人物像を作ることはせず、
『カップの3=〇〇な人物像』
というように読んでいきます。
「カップの3」はこんな人物像です
「カップの3」という人物は…
いつも明るく
前向きな気持ちをもち、
嫌なことがあっても
長い時間へこむむことはせず、
「失敗は成功のもと」
という感じで
出来事を良い方向に考えていく。
そのような部分に
知らず周囲も感化され、
一緒にいる人も心が元気になる。
『どうせなら楽しく』
というのをモットーにしていて、
仕事や面倒くさい事などに、
嫌々携わることをしない。
楽しんでも、嫌々でも、
「結局やらなきゃならない」
ということを知っているので
ゲーム感覚を取り入れてみたりと、
自分なりの楽しみ方を
その事柄に見つけることができる。
喜怒哀楽の中では
「喜ぶこと」も大切にしている。
○散歩中に素敵な香りに包まれた
○美味しい食事を食べられた
○友人と楽しくお話できたなど
日常のシーンを当たり前のものとせず
「自分の心にとって特別なもの」
という位置付けにしている。
そしてそれらの事柄に対して
感謝と喜びを見出している。
「喜ぶこと」は、
自分の心を幸せにするだけでなく、
周囲の幸せにも繋がると知っている。
だからこそ
日常の些細な事柄に対して
「当たり前」ではなく、
感謝と喜びの気持ちを表している。
誰かに起こった
ポジティブな出来事を
喜んだり祝ったりする気持ちは勿論、
自分の周りの人が、
いつも笑顔でいられるよう
願う気持ちも大切にしている。
相手を祝福することは、
自分も幸せになることだと知り、
自分が幸せになれば
更に周囲の祝福を願えて、
幸せのループになることを知っている。
次の項目では、
上記カップ3の人物像を
『どのように作ったのか?』
その詳細な作り方を解説致します。
カップの3『人物像の作り方』
タロットは、
1枚のカードを人物として覚えることで、
意味を覚えるより理解しやすくなります。
「シーン、シチュエーション」
という色が強いカップの3ですが、
『〇〇な人物である』というように、
きちんと人物像として作っていきます。
人物像を作る際は
「カードの元の意味」を使います。
そうすることによって
『元の世界観を壊すことなく』
カップ3の人物像を作っていけます。
人物像というのは、
『性格、性質、気質』
というようにも言い換えられます。
このことから、
人物像を作る事で、
相談者やお相手自身の
『気づいていない性格や性質』
というリーディングにも使えますし、
人物像から導き出した
物事への姿勢、心持ちを基に
「アドバイス」として読む事もできますよ。
それでは
行ってみましょう!
Step①:「カップの3」意味を調べる
まず始めに
1ページ目で取り上げました
「カップ3/正位置の意味」から
キーワードを持ってきてみます。
次のステップでは、
上記キーワードの中から
『カップ3のイメージに合う意味』
これ幾つかピックアップし…
カップの3という人物は…
○人との共感(を)大切にする
○もてなす心(を)持っている
というように、
キーワード+(は、が、を、に)
などの「助詞」を使って、
人物像を箇条書きにしてみましょう。
Step②:人物像を箇条書きにする
では先ほどの項目で挙げた
『カップの3/正位置の意味』を基に、
(は、が、を、に)を使いながら
箇条書きで人物像を作ってみましょう。
人物像を箇条書きしてみよう
カップの3という人物は… |
○共感 (相手への共感を大切にする) |
○共有 (相手との共有を大切にする) |
○出会い (人との出会いを大切にする) |
○喜び (些細なことにも喜びを感じる) |
○祝福 (人を祝福する気持ちを持つ) |
○楽しさ (どんな事も楽しむ心を持つ) |
○友情、交友関係 (人間関係全般を大切にする) |
○心の豊かさ (喜怒哀楽など感情を大切にする) |
○陽気 (明るく朗らかで気持ちが前向き) |
○活気 (活力に溢れて生き生きとしている) |
○賑わい (大勢が集まる賑やかな場所が好き) |
○おもてなし (見返りを求めず相手を迎える) |
○分かち合い (物心関係なくシェアする心を持つ) |
既にこれだけで
「カップ3の人物像」
が見えてきましたね。
このままでも十分ですが、
この文章に言葉を付け足して
更に詳細な人物像を作ってみましょう。
筆者は上記キーワードの中から…
『陽気、楽しさ、喜び、祝福』
4つのキーワードを選びました。
上記4つのキーワードを
具体的にイメージして
詳細な人物像を作っていきます。
Step③:詳細に人物像を仕上げる
先ほど
箇条書きした人物像から
『陽気、楽しさ、喜び、祝福』
この4つのキーワードを選びました。
本項目では、
これら4つのキーワードに対し
具体的なイメージを付け足して
詳細な人物像を作っていきます。
人物像を作る際、
『カップ3は〜である』
『私から見てカップ3は〜である』
どちらかの文章を意識すると
イメージしやすいですよ。
※このステップが
冒頭の人物像に変わります。
「カップの3」という人物は…
(陽気)
いつも明るく
前向きな気持ちをもち、
嫌なことがあっても
長い時間へこむむことはせず、
「失敗は成功のもと」
という感じで
出来事を良い方向に考えていく。
そのような部分に
知らず周囲も感化され、
一緒にいる人も心が元気になる。
(楽しさ)
『どうせなら楽しく』
というのをモットーにしていて、
仕事や面倒くさい事などに、
嫌々携わることをしない。
楽しんでも、嫌々でも、
「結局やらなきゃならない」
ということを知っているので
ゲーム感覚を取り入れてみたりと、
自分なりの楽しみ方を
その事柄に見つけることができる。
(喜び)
喜怒哀楽の中では
「喜ぶこと」も大切にしている。
○散歩中に素敵な香りに包まれた
○美味しい食事を食べられた
○友人と楽しくお話できたなど
日常のシーンを当たり前のものとせず
「自分の心にとって特別なもの」
という位置付けにしている。
そしてそれらの事柄に対して
感謝と喜びを見出している。
「喜ぶこと」は、
自分の心を幸せにするだけでなく、
周囲の幸せにも繋がると知っている。
だからこそ
日常の些細な事柄に対して
「当たり前」ではなく、
感謝と喜びの気持ちを表している。
(祝福)
誰かに起こった
ポジティブな出来事を
喜んだり祝ったりする気持ちは勿論、
自分の周りの人が、
いつも笑顔でいられるよう
願う気持ちも大切にしている。
相手を祝福することは、
自分も幸せになることだと知り、
自分が幸せになれば
更に周囲の祝福を願えて、
幸せのループになることを知っている。
上記のような
人物像が出来上がりました。
箇条書きにした人物像から
詳細な人物像を作っていくことは、
『イメージのエクササイズ』にもなります。
そして上記で作った
カップ3の詳細な人物像は、
アドバイスリーディングにも
そのまま使っていくことが出来ます。
メリットが多いので、
是非、挑戦してみてください。
タロット【カップ3】カードの意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説まとめ
今回の記事は
タロット小アルカナ、
『カップの3』
について解説を致しました。
カップ3のテーマは…
○円満な交友関係、
○周囲との調和、
○自他への祝福、
○心の豊かさ、
○分かち合い、
○コミュニケーション
カップというスート自体が
「感情、愛情」など『心』
というものを表しているので…
周囲とシェアするものは、
物質や価値ではなく
『心の伴ったもの』
というように読むことが出来ました。
また、
自分がカップ3の登場人物だったら
『どのような気持ちになるか?』
というのをイメージして
それを沢山ノートに書き出すことで、
カップ3のキーワードとして
ストックしておくことが出来ます。
もちろん、
パーティや飲み会に
苦手意識を持つ方もいます。
しかしその気持ちを書き出せば…
それがそのまま
『カップの3/ネガティブキーワード』
として使うことが出来るのでしたね。
逆に考えれば、
カップ3のシチュエーションに
苦手意識を持っている方のほうが、
その分リーディングの幅が増えるのです。
そのネガティブキーワードは、
スプレッド全体の印象が暗い場合、
『相手の気持ち、本音』などで
使っていくことが出来ますよ。
最後に、
カップ3の絵柄には
「三人の人物」が描かれていますが、
三人以上描かれている場合は、
『グループ、コミュニティ、組織』
など複数人数として考えていきました。
更にカップは、
「感情、愛情、心」
を表すスートなので、
ペンタクルのように
実益、利害を伴ったものではなく、
『心を寄せられるコミュニティ』
というように読み分けることが出来ます。
シンプルな絵柄の
「カップの3番」ですが、
象徴に目を向けたり
登場人物の気持ちを
イメージして書き出すことで、
既存の意味とは
また違った読み方が出来るのですね。
記事が
皆様のお役に立てれば嬉しいです。
それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難う御座いました。
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