皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
タロットの逆位置って何だか難しいですよね…。
「逆位置の読み方ってどうするのが1番良いの?」
「正位置と逆位置となると意味が多すぎてお手上げなのですが…」
タロットを勉強していて、
このように頭を悩ます方は多いようです。
意味を覚えるとしたなら
タロットは78枚ありますので、
逆位置を1単語づつ覚えようとしても
「+78単語」覚えなければなりません。
それはしんどいですよね。
本記事では、
タロットの逆位置の読み方で
意味を覚えず上手く読める方法は無いか?
そのようなお悩みを抱える方へ向けて
『逆位置の攻略法』
というテーマでお話したいと思います。
本記事の内容を理解していただくことで、
逆位置の読み方のコツを掴めます。
リーディングに幅が広がり、
尚且つドローカードに惑わされることも無くなります。
タロット占い『逆位置の読み方と解釈のポイント』を解説します
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/考える人1.png)
筆者が推奨いたしますのは、
『ポジティブカードの逆=ネガティブ読み』
『ネガティブカードの逆=ポジティブ読み』だけで読まない事です。
タロットの逆位置は『対義語』だけで読まないでください。
『対義語』と言いますのは、
良い ⇔ 悪い
安全 ⇔ 危険
固い ⇔ 柔らかい
つまらない ⇔ 面白い
というような、
その持つ意味が反対の関係にある言葉です。
※対義語だけで読むと、
矛盾したカードが出た時、
頭を抱える原因となってしまいます。
逆位置は偏り(かたより)
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/angel-1218605_960_720.jpg)
本気のタロット講座では、
逆位置は「偏り(かたより)」と定義いたします。
「偏り」として読むと、
リーディングに幅を持たせることが出来ますし、
矛盾したカードが出た時にもスムーズにリーディングが出来ます。
ここで
「偏り」について
私達が知っている日常のものを例に挙げてみます
例えば…
『スパゲティ』という麺の固さに対して、
・硬すぎて美味しくないパスタか?
・茹ですぎて伸びすぎたパスタか?
パスタでいう「偏り」はそのどちらかで、
「丁度良い硬さではない」という考え方です。
例えば…
『飲料水』の温度に対して、
・冷たすぎて頭が痛くなるほどの氷水か?
・沸かしたての熱湯か?
飲料水でいう「偏り」はそのどちらかで、
「飲み頃ではない」という考え方です。
このように「±0」という数値を
『マイナス100』か『プラス100』か…
そのどちらかの数値へ偏らせるという考え方です。
タロットの逆位置も
そういった『偏り』という考え方をしていくと
対義語という「一方通行の読み方」にはなりません。
皇帝のカードで逆位置を考える
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/4.皇帝.jpg)
それでは
「皇帝」のカードを例にして逆位置を考えてみましょう。
※ウエイトスミス版タロットカードをお持ちの方は
是非、ご自分のカードを手元に置いてご覧くださいませ。
最初に
皇帝のカードのキーワードを調べてみます。
・支配する・安定している・成功する・成し遂げる・偉い・行動力・決断力がある・責任を持つ…etc
と書かれていました。
この言葉を『対義語』で読みますと…
・支配出来ない・安定してない・成功しない・成し遂げられない
・権威が無い・行動力が無い・決断できない・責任感が無い…etc
というような否定的な感じになりました。
それでは次に皇帝のリバースを見てみます。
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★皇帝逆位置-1.jpg)
正位置の対義語で読んだときは、
・支配する⇒支配できない
・安定している⇒安定しない
・行動力⇒行動力がない
という単なる「反対の言葉」でした。
これを『偏り』として考える際、
先程のパスタや飲料水の例を思い出してみてください。
すると皇帝の逆位置を
このように読むことが出来ます。
『支配する偏りは?』
意見出来ない組織の新入りor 支配しすぎるワンマン社長。
『安定しているの偏りは?』
さすらいのギャンブラー or 一切揺るがない超大企業の社長の座。
『行動力の偏りは?』
一切自分からは動かない or 一切休まない働きアリ。
『決断力があるの偏りは?』
自分では何も決められない or 決意したら大統領でも動かせない。
『責任を持つの偏りは?』
責任?何それ美味しいの? or 任せろ全部私が何とかしてやる!!
この「○○ or ○○」は全て皇帝の逆位置です。
言葉のニュアンスはタロットリーダーに任されますが、
タロットカードの元のキーワードを
『マイナス100』か『プラス100』に偏らせるというものが
本記事での考え方です。
タロット占い『逆位置の読み方と解釈のポイント』まとめ
タロットの逆位置(リバース)
というのは『対義語』だけで読むのではなく、
カード全体の印象を考えて
プラスかマイナスに偏らせて読むと、
とても臨機応変に逆位置を読むことが出来ます。
この考え方を取り入れていけば、
確実に逆位置を読むのが楽になります。
逆位置をプラスかマイナスのどちらに偏らせるか?
という判断は、
ドローしたカードの全体の雰囲気で判断します。
例えば複数枚ドローして、
カード全体から明るい印象を受けたら
ポジティブな偏りとして逆位置を読んだり、
その全体のカードから
暗い印象を受けたらネガティブな偏りとして読んだり…
という判断ができます。
以下は本記事の続編で、
スプレッド内に逆位置が出た際、
『どちらに偏らせるか?』
その考え方を具体例と共にお伝えしております。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★逆位置の考え方②アイキャッチ-300x138.jpg)
本記事でお伝えした
逆位置の読み方を会得すれば、
矛盾したカードがドローされた時も、
スムーズにリーディングをしていくことが出来ますよ。
本記事が
皆様の逆位置リーディングの
お役に立てれば嬉しいです。
それでは、
本日も最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。
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