皆様こんにちは、
『本気のタロット講座』へようこそ。
今回の記事は
タロット小アルカナ
『カップの6 〜徹底解説編〜』です。
カップの6は、
一見、読みやすそうなカードですが…
意味を調べてみると、
思い出、故郷、昔話、
幼少期、年下の兄弟、幼馴染…etc.
といったように…
シチュエーションが限定された
使いづらいキーワードに満ちています。
なかでも
思い出、記憶、ノスタルジー
というキーワードが頭に浮かぶと…
『もうそれ以外に思いつかない』
というような状態になりますよね(苦笑)
ですので、
カップの6の読み方について
頭を悩ませる方も多いと思います。
そこで本記事では…
○カップ6の物語、
○正位置/逆位置の意味
○各象徴の詳しい解説
○読む際のポイントや注意点
○意味を覚えないで読む方法
というカタチで、
基本的なテーマを押さえつつ…
カップの6が
どこに出てきても読めるよう、
様々な角度から解説致します。
本記事を読む事によって、
カップ6のリーディングに
かなりの幅を持たせることが出来ますよ。
是非、最後まで
楽しんで戴ければ嬉しいです。
小アルカナ「カップ6の物語」

カップの物語は、
思い出のシーンに移ります。
ここは
幼い頃の記憶の中。
男の子が女の子に
お花の入ったカップをあげています。
お花を貰う女の子も
とても嬉しそうな表情をしていますね。
周囲は花で囲まれ、
温かで優しい時間が流れています。
カップの5で
大切なものを失い、
失意に暮れた彼は…
自分の心と向き合う為、
『昔の優しい記憶』
それを思い出しています。
彼はここまでの人生で
辛いこと、悲しいこと、
沢山のことを経験してきました。
そうしていく内に
「愛情」という目に見えないものを…
受け取ることも、与えることも、
放棄している事に気づいたのです。
昔の記憶の中の自分は、
他者に愛情を与えることが出来ていた。
それが出来ていたのは…
周囲との関わりから、
「自分は愛されていること」
それを感じ、受け取れていたからでした。
愛されているという事実…
それは例えば、
会話を交わすこと、
笑顔をもらうこと、
お礼を言われること、
『それら全てが愛情だった』
という事に気付いたのです。
一見すると、
当たり前のような風景で…
受け取ろうとしなければ
それが「愛情」だと気付けない事柄です。
そうした些細な日常が、
当時、彼の心を満たしていたのです。
幸せを感じた心は、
他者の幸せの為にと愛情を循環させる。
そして
愛情を受け取った相手は、
それをまた返してくれます。
彼はそうした中に
幸せな日常があったことを、
思い出したのです。
前回のカード、
カップ5の物語に戻るなら…
そこに描かれた
「まだ倒れていない二つのカップ」
それがカップ6にある
『愛されていた優しい記憶』
だったのかも知れません。
彼は気が付きました。
私は愛されていた…
当たり前のような日常の一つ一つに
愛情が散りばめられていたんだ。
そしてそれは、
これからもきっと変わらない。
幼い頃の記憶を振り返り、
「愛情とは何か」に気づいた彼は…
その優しい思い出から
再び前を向いて歩む為の力を
少しずつですが得ていくのです。
彼の心は、
優しい思い出に癒され…
止まっていた人生は
ここから再び動き出すでしょう。
カップの6「正位置の意味」

カップの6が
「正位置」で出た場合の
基本的なテーマとしまして…
○ノスタルジー(思い出)
○心の癒し
○子供のような純粋な気持ち
といったものがあります。
カップの6は、
男の子が、女の子に
白い花の入ったカップを
手渡しているシーンですね。
もちろん
見返りなど求めず、
無償で与えています。
そしてカップというのは
「感情、愛情」を表しますので、
カップの6であげているのは
物としてのプレゼントよりも…
『心、愛情、感謝、優しさ』
そのような「気持ち」を与えています。
そして冒頭の物語で綴ったように、
他者との些細なやり取りから
『自分は愛されている』
ということを理解し受け取る大切さと…
受け取った愛情を自身の中で育み、
それを循環させる大切さも示唆しています。
そうした
優しいシーンを描いているのが
「カップ6」のカードなのですね。
カップの6「逆位置の意味」

カップの6が逆位置で出た場合、
「記憶、思い出」という部分が
○ポジティブに作用するか?
○ネガティブに作用するか?
というような読み方が出来ます。
ポジティブに作用する例
過去の記憶や思い出…
良かったもの、悪かったもの
全て大切な自身の経験として
成長の糧にする(している)
ということを表します。
【ポジティブな読み方の例】
○初心に返ってやり直す
○経験から精神的成長を遂げる
○経験を糧に未来を見据える
○同じ失敗を繰り返さない
ネガティブに作用する例
過去の記憶や思い出、
良かったもの、悪かったもの
これら自身の過去に囚われ
新たなチャンスに気付けない、
行動に移せないなどを表します。
【ネガティブな読み方の例】
○感傷的になる
○現実逃避をしてしまう
○思い出を美化している
○過去へ執着している
カップ6の逆位置が
(ポジティブ、ネガティブ)
どちらに作用するかですが…
『スプレッド全体の印象』から
判断して読んでみてくださいね。
以下の記事では、
「スプレッド全体の印象判別法」
について解説しておりますので
併せてご覧戴ければ嬉しいです。
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逆位置を『過不足』で考える方法

タロットでの
逆位置の読み方には、
多くのバリエーションがあります。
ここでは
カップ6の逆位置を
『過不足』として読む方法をご紹介します。
逆位置を数直線で表すと
(-100 不足) ↔︎ (±0 標準) ↔︎ (+100 過剰)
というように、
カップ6正位置の意味
『±0(標準)』に対して…
(−100=不足)(+100=過剰)
というようにキーワードを取るのが
『過不足』で考える逆位置の読み方です。
例えば
カップ6の正位置の意味を
「献身的」とするなら…
○過剰:無償の愛
=相手の為だけを思い行動する。
○不足:打算的
=常に損得を計算して行動する。
というように、
正位置の意味を基に
「強く読むか、弱く読むか」
両極に偏らせて読む考え方です。
正位置のキーワードに対して
○過剰=プラス、ポジティブ、強く
○不足=マイナス、ネガティブ、弱く
というように言葉を変換するのですね。
カップの6/逆位置を「過不足」で読む

ここでは
「過不足」として読む
カップ6の逆位置キーワードと、
それを基に読み方の例をご紹介致します。
ここでは分かり易いように、
○過剰=ポジティブ
○不足=ネガティブ
と位置付けてお伝えしていきますね。
カップの6/過不足キーワード例 |
正:優しさ 逆:『厳しさ』or『甘やかし』 |
正:純粋さ 逆:『不純』or『穢れのない』 |
正:喜び 逆:『悲しみ』or『歓喜』 |
正:甘える 逆:『依存する』or『自立する』 |
正:献身的 逆:『打算的』or『無償の愛』 |
正:シェアする 逆:『独り占め』or『全部あげる』 |
以下の記事では、
『逆位置の読み方と解釈のポイント』
について詳しく解説しております。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。

カップの6「象徴の解説」

ここからは、
カップの6に描かれる
象徴について解説を致します。
○「6」という数字
○お花を渡す男の子
○お花を貰う女の子
○カップに咲く白い花
○「衛兵」と「盾」
○小さな喜びへの感謝
上記のように
絵柄を分解して向き合うと
様々なキーワードが導き出せます。
そうすることで
「思い出、ノスタルジー」
というパワーワードに、
頭の中を支配されなくなりますし…
カップ6の
幅広い読み方を
展開していくことが出来ますよ。
「6」という数字の読み方

「6」という数字は、
『愛情、人と人との調和』
というのがテーマとなっています。
心と心の交流、
それに伴う温かな安定性、
安心や満足感というものも表します。
カップ6の絵柄には、
安心感や温かさがありますよね。
非常に思いやりがあって、
平和的で癒されるシチュエーションです。
このような部分も
「6」の意味とリンクしており、
この数字の持つ優しい部分を
カップ6のキーワードとして使えます。
カップの6「白い花」

カップ6に描かれている白い花は
「白百合」という説がありますが…
他のカードでは、
白百合と判る描画に対し、
カップの6では
白百合っぽさは無く、
『単なる白い花』のように見えます。

アーサー.E.ウエイトも
「カップ6の花」については、
『彼らのカップは花で満たされている』
としか触れていません。
ですのでここでは…
「白い花の意味」
「カップ6の絵柄」
こちらを掛け合わせた
読み方をご紹介いたします。
(※1)
アーサー.E.ウエイトは
「カップの6」について、
以下のように述べています。
カップ6の絵柄を
『慣れない場所で遊ぶ子供』
というように見るなら、
新しい環境を表すカードでもある。
その子供たちが
白い花に囲まれているのです。
そして白い花には
『祝福、門出』
という意味がありましたので、
○門出の祝福
(=新しい環境への祝福)
というように読んでみました。
お花を渡す男の子

男の子が女の子に
白い花の入ったカップをあげています。
カップというスートは、
「愛情、心、優しさ」
といったものを表しますので、
『相手に対して心からそう想っている』
というのが考え方の前提になります。
ここで
カップ6のリーディングに使うため…
○白い花の意味するもの
○カップスートの象徴
それぞれのキーワードを出してみます。
上記のキーワード達が
「お花をあげる(男の子)視点」
…で使えるキーワードとなります。
以下で
読み方の例をお伝えしますね。
男の子視点からの読み方

○純粋に相手を思っている
○混じりっ気のない愛情を注ぐ
○相手のことを気に掛けてあげる
○心安らかな日常を約束する
○相手に安心感を与える
○相手が幸せであるよう願う
○相手に感謝の気持ちを伝える
○相手の心を癒やす
○新しい出発を祝福する
○相手の失敗を赦す(浄化)
○損得を考えず相手を想う行動をする
○相手の努力や成果を労ってあげる
○相手のことを否定しない
○相手のことをありのまま受け止める
○相手の立場に立って考えてあげる

『アドバイス』で使えるね。
お花を貰う女の子


女の子が男の子から
白い花の入ったカップを貰っています。
これは
実際的なプレゼントというよりも、
『白い花の意味+カップの象徴』
それを掛け合わせたものを受け取る。
というように読むことができます。
女の子視点からの読み方


○相手に誠実に想われている
○純粋な気持ちで好意を受ける
○相手に安心感を覚えている
○相手から祝福を受ける
○相手から感謝されている
○心癒されるものを見つける
○新しい出発を祝われる
○失敗を赦してもらえる(浄化)



『相手の気持ち』で使えるね。
カップ6の「衛兵」と「盾」


カップ6の絵柄、中央左側に
槍を持った大人が歩いていますね。
これは
「衛兵、門番」
といった外敵から護る兵士です。
石段の柱にも
「盾」が彫られていますね。
こうした部分から
『護っている、護られている』
というメッセージが強調されています。
では、この衛兵は
何を護っているのでしょう?
先ほどの項目で
アーサ.E.ウエイトが
カップの6について…
慣れない場所で遊ぶ子供でもあり、
『新しい関係、知識、環境』
これらを表すともお伝え致しました。
その部分から
衛兵のメッセージを
紐解いていきましょう。
衛兵からのメッセージ
新しい関係を築くこと、
新しい知識を得ること、
新しい環境を作ること、
これらの事柄に関して
もし怖がっているのなら
安心してほしい。
何処へ行こうと
貴方は護られている。
それは
巡り合わせかも知れないし、
頑張りを見ている人かも知れない。
実際には
見て取れないかも知れないが、
陰ながら貴方を護る者たちがいる。
だから安心してほしい。
そうしたメッセージが
込められているのですね。
小さな喜びへの感謝


お花を貰った女の子は、
とても嬉しそうにしていますね。
ここからカップの6では、
『小さな喜びに感謝する』
というのもキーワードになります。
絵柄を見てみると、
女の子が貰っているのは
高価なものではありませんよね。
傍目から見たら小さな喜びでも、
花を貰った女の子からしたら
すごく嬉しい大きな喜びなんです。
例えば、
大好きな人がいて…
その人が微笑みかけてくれたとか、
仲良く接してくれたとか、
楽しくお話ししてくれたとか、
それって凄い嬉しいじゃないですか。
第三者から見たら、
「そんなことで(笑)」
と思われるようなことであっても、
本人からしたら至福の喜びだったりします。
そうした部分から
『小さな喜びに感謝する』
というような読み方が出来るのですね。
カップの6/上手に読むポイント①


カップの6を
上手に読むポイントとしまして…
象徴の解説でもお伝えしたように、
『男の子視点/女の子視点』
二つの視点を分けて読むことが出来ます。
というようなカタチです。
そして
男の子視点の読み方で
「相手を想う、感謝する」
といったものがありますが…
カップの6では
「白い花+カップ」といった
『心』が詰まったものをあげています。
ですので、
単に形式で感謝するのではなく、
『心から感謝する』
といった具合に読んであげてください。
ちなみに
男の子視点、女の子視点、
「どちら側として読むか」ですが…
○相談内容
○スプレッド全体の印象
○スプレッドポジション
これらを加味して
臨機応変に読み分けていきましょう。
カップの6/上手に読むポイント②


カップの6では
お花を渡していますが、
この部分を
「実際的なプレゼントをする」
というように読んでも構いません。
但し注意点としまして、
「プレゼントをする」と読む際…
ブランド物とか、
ダイヤモンドとかといった
「高価な品物」と考えないでください。
カップ6の絵柄を見てみましょう。
ブランド物のバッグとか、
ダイヤモンドなどの高価な品物を
あげてる絵ではありませんよね(笑)
カップに入った白い花をあげてます。
これは『心、気持ち、愛情』なのです。
ですので、
『心のこもったプレゼント』
という観点からアドバイスをお願いします。



『何をしてる絵なのか?』
そこが大きなヒントになるよ。
カップ6の意味を覚えず読む方法


ここまで
カップの6について
テーマに沿って解説を致しましたが、
「でもやっぱり頭に入ってこない」
ということもあると思います。
そんな時は…
○感想を使って読む
○台詞をつけて読む
という方法でも
リーディングすることができます。
ここでは、
意味やテーマを覚えないで
カップの6を読む方法を解説致します。
感想を使って読んでみよう


例えば
皆様が美術館へ行ったとして…
「カップの6」
という題名の絵が飾ってあったとします。


この絵を見た時、
どんな感想が浮かびますか?
EX.)カップ6の絵を見た感想
○女の子は喜んでいそう
○花に囲まれてる
○二人は仲が良さそう
上記で挙げた感想は、
以下のようなリーディングに変わります。
カップ6の絵柄を見た感想から、
「相手の気持ち、アドバイス」
などポジションに合わせることで
リーディングに変えられますよ。
以下の記事では、
『絵を見た感想で読むコツ』
というお話を詳しく解説しています。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。


台詞をつけて読んでみよう


タロットカードには
人物が描かれていますね。
それらの絵柄には
表情や視線があります。
アクションが多彩で、
シチュエーションも多岐に渡っています。
今回は
その部分を活かし…
『カップ6の人物に台詞をつけて』
リーディングに変えてみたいと思います。
カップ6の男の子に台詞をつける


男の子が女の子に
お花を渡していますね。
女の子の高さに合うよう
少しかがんだ姿勢になって、
両手で丁寧に
お花を渡してるように見えます。
そこで、
カップ6の男の子に
台詞をつけてみましょう。
ポイントとしては…
絵柄の雰囲気を大切に、
「何と言ってそうか?」
それを考えていきます。



〇〇でありますように
(…と相手の幸せを願ってお花を手渡す)
このようにすると、
単純にお花を渡しているのではなく、
相手の幸せを願いながら
花を渡していることになりますよね。
実際のリーディングでは
「相手の幸せを願いながら」
といった大袈裟なものではなく、
『相手のことを想って〇〇をする』
というようなニュアンスで読めますよ。
カップ6の女の子に台詞をつける


女の子が男の子に
白い花を貰っています。
男の子の顔を見て
表情も嬉しそうですね。
さて、
ではこの女の子は
何と言って貰っているでしょうか?
例えば
筆者ならシンプルに…



嬉しい!ありがとう!
といった感じでしょうか。
気取ったり、
格好をつけたりせず、
嬉しい気持ちをそのままに、
自然な感じで受け取っていそうですよね。
この部分を
リーディングに変えてみると…
○気取ったり格好つけたりしない
○嬉しい時は嬉しさを全面に出す
○無邪気に明るく振る舞う
というような読み方が出来ますね。
タロット【カップの6】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴の読み方を徹底解説まとめ


今回の記事は
「カップの6」について
○正、逆の基本的な意味と読み方
○各象徴の詳しい解説
○カップ6を読む際のポイント
○カップ6を読む際の注意点
○意味を覚えないで読む方法など
様々な角度から解説を致しました。
最後に
本記事でお伝えした
カップ6の要点を
簡単に振り返ってみましょう。
本記事では、
カップに咲いた白い花を
「カップ」と「白い花」
二つに分けて考えてみました。
○カップが表すもの
(心、感情、愛情、優しさ…etc.)
○白い花が表すもの
(安心、祝福、純粋、癒し…etc.)
描かれている花は、
これら掛け合わせたもので、
カップ6では上記のものを
『あげる、受け取る』
というように読むことができます。
※思い出(以外)で読む際に、
とても重要な部分になります。
カップの6、
基本テーマは「思い出」ですが、
そこに拘ると読み幅が狭くなります。
もちろん、
基本テーマですので
押さえておくべきですが…
カップ6の
シチュエーションに着目し、
『男の子視点/女の子視点』
二つの視点を分けて読むことも大切です。
このように考えていくと
『カップの6=思い出』
という部分から離れられますし、
過去、現在、未来、
アドバイス、最終結果、
相手の気持ち、自分の本心、
状況、状態、可能性…etc.
どこにカップ6が出てきても、
臨機応変に読んでいけますよ。
今回の記事が
皆様のお役に立てれば嬉しいです。
それでは、
本日も最後までお読み戴き
誠にありがとうございました。
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