【ワンドの4】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説

タロット『ワンドの4』解説
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本記事は情報量が多いため、
2ページ構成になっております。

【2ページ目】
○人物像を作って読む方法
○数秘術で読む方法
○属性で読む方法
○ワンド3のまとめ

皆様こんにちは。
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
タロット小アルカナ
『ワンドの4 〜徹底解説編〜』です。

このカードは
非常にポジティブな絵柄ですね。

ワンド4の意味として
『休息、安心、平和、喜び』
などがメインにありますが…

「それ以外の読み方」って出来ますか?

ワンドの4番は
ポジティブで読み易いですが…

「安心、平和」など
単調な読み方になり易いカードなのです。

ですがワンド4の絵柄は、
小アルカナの中でも
細かい描画がなされていて、
その分、多彩に読むことが出来るのです。

そして恐らく皆様は、
『ワンドの4は招くカード』
という認識があると思いますが…
そこにも切り込んでいきたいと思います。

本記事では、
沢山の象徴が描かれる
「ワンド4」のカードを
様々な角度から解説していきます。

本記事を読むことによって、
ワンド4の読み幅が広がりますので、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。

目次

タロット『ワンドの4』とは

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

見るからに華やかなカードですね。

ここまで情熱的に進み、
他者に良い影響を与えた主人公が、
街の人々に歓迎を受けているシーンです。

ここでは
パーティーが催されているようです。

二人の人物が花束を持ち、
「お待ちしてました、どうぞこちらへ!」
と言わんばかりに手を振っています。

4本のワンドが門になっていて
アーチのように
葡萄などの果物があしらってあります。

会場の奥を見ると、
人々が集まって
楽しい時間を過ごしています。

この門を潜れば、
ひと時の安らぎに身を委ねられるでしょう。

「ワンドの4番」は、
心の安らぎ、平穏を得られる場所。

そして
心が安らいでいるから、
人間関係も良好でいられる場所。

日々の雑踏や、
「ねばならない」から解放され、
心身共に癒される時間を過ごせる場所です。

ワンドの物語は…
自分の夢を成し遂げたいと
ヴィジョンを掲げ、
ここまで行動に移してきました。

その道中、
沢山の失敗もあったはずです。

それでも
挑戦し続ける貴方の背中に
街の人々は良い影響を受けました。

貴方を称えたいと、
祝福で貴方を迎えます。

エネルギーに溢れる貴方は
多少の疲れをものともせず、
「まだまだどんどん進める!」
そう感じて頑張るかもしれませんが…

様々な環境に身を置けば、
「精神、肉体」に潜在疲労は蓄積します。

だからこそ、

○癒される場所、
○休息できる場所、
○安心できる場所、
○平和だと感じられる場所、

それらが必要なのです。

ここへ来たなら
余計なことは考えず、
この安らぎを満喫することが大切です。

それが「ワンド4」のシーンです。

ワンドの物語は、
ここにきて束の間の休息を迎えます。

ワンドの4「正位置の意味」

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

「ワンド4」が正位置で出た時は…

○平和なひと時を得る、
○自由を感じる、
○心の安寧を迎える、
○日々の喧騒から離れ安らぎを得る、

このような暗示があります。

「ワンド4」が正位置で出た際は、
仕事の事とか、嫌な事とか、
余計なことは頭から排除して
『自身の安らぎの時間に集中する』
それが大切だとメッセージしています。

【ワンド4/正位置の意味】
平和、自由、豊かさ、休息、
調和、安定、安心、祝宴、
祝福、安住、喜び、幸福、
楽しさ、安らぎ、繁栄、
招待、コミュニケーション、

ワンドの4「逆位置の意味」

タロット『ワンド4』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド4が逆位置で出た時…

書籍によっては
「正位置と同じポジティブな意味」
と伝えられている場合があります。

ですが特定のカードだけ
そのように覚えるのも大変ですし…

下手をすると
複数枚数スプレッドでは
リーディングに矛盾を生じさせます。

ですので
逆位置はカードの種類関係なく
『正位置の意味の過剰か?不足か?』
という読み方を提唱しております。

本項目では、
「ワンドの4」正位置の意味を基に
『過不足で読むワンドの4逆位置』
そのキーワードをご紹介します。

「過不足」で読むワンド4逆位置

正位置
逆位置
平和
『争い』or『天下泰平』
自由
『束縛』or『統制』
豊かさ
『貧しさ』or『有り余る』
調和
『対立』or『統合』
安定
『変動』or『凪』
安心
『心配』or『安泰』
喜び
『憂い』or『興奮』
安らぎ
『焦り、緊張』or『平穏』
招待
『門前払い』or『招集する』

上記逆位置キーワード
『〇〇 or 〇〇』という言葉は、
読み手によってニュアンスは変わります。

ですので、
難しく考えないで大丈夫ですよ。

逆位置の読み方を
「正位置の対義語」
(※良い→悪い)
というだけで読みますと、
複数枚数ドローした際に
リーディングの矛盾が発生します。

以下の記事では、
『逆位置の読み方と解釈のポイント』
詳しく解説しております。
併せてご覧くださいませ。

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ワンドの4「読み解くポイント」

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの物語では
この「4番」で街の人達に祝宴に招かれ、
束の間の安息を得ることになります。

絵柄の中央を見てください。

花束を持った二人の人物が、
こちらに手を振っていますね。

恐らく多くの方が
『招いている』と読むと思います。

ワンド4の物語では、
実際に招いているストーリーです。

しかし実は、
この二人の手を振る人物は、
2つの視点で読むことが出来るのです。

それが
①相手を招いている視点
②相手を見送っている視点
です。

ではどのように読むことができるのか?
ワンド4の絵柄に吹き出しをつけて
解説を進めていきますね。

二人の手を振る人物『招く、見送る』

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

二人の手を振る人物は、
①相手を招いている
②相手を見送っている

2つの視点で読むことが出来ます。

吹き出しをつけてみましょう

ワンド4
ここまでの旅をお疲れ様です。
宴の準備が出来ています。
さあ、どうぞ
ゆっくりとした時間を
過ごしていってくださいね♪
ワンド2
お招き戴き有難う御座います。
この時間を大切にします。
きっと私は、
心身共に安らげるでしょう。

そして主人公が
祝宴を後にする際は、
ぬるっと居なくなるのではなく、
丁寧にお見送りされるのです。

ワンド4
私達との楽しい時間を
有り難う御座いました!
ここからの旅も大変ですが…
貴方の旅の無事と、
貴方の成功を祈っています。
ワンド2
こちらこそ素敵な時間を
本当に有難う御座いました。
きっと夢を成し遂げて、
またここへ戻ってきます。

上記のように
吹き出しをつけると
①相手を招いているシーン
②相手を見送っているシーン

というように分かりやすくなります。

このように
「ワンド4」のリーディングでは…

相談内容によって
『相手を招くと読むか?』
『相手を見送ると読むか?』

読み分けることが出来るのですね。

以下で、
リーディングイメージをご紹介します。

相手を招くと読むなら

ワンド4「吹き出し」

○相手に礼を尽くす、
○相手に敬意を表する、
○相手を大切にする、
○フレンドリーに接する、


※物理的空間に招く以外にも
『こちらから心を開くこと』
それが相手を招くことに繋がります。

相手を見送ると読むなら

ワンド4「吹き出し」

○未練を断ち切る
○踏ん切りをつける
○ジタバタしない
○出来事を受け入れる
○執着しない
○気持ちの整理をつける


※ワンド4の二人は、
旅立ちを引き止めてないですよね。
「物事、出来事」に対して執着せず、
受け入れるというニュアンスです。

ワンド4
「見送る」という読み方も、
ネガティブなニュアンスでなく
心を軽く『受け入れる』という
ニュアンスで伝えてください。
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ワンドの4「絵柄の解釈」

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ここから
「ワンド4」に描かれている象徴から
リーディングポイントを解説しますね。

【絵柄の部分、オブジェ】
○手を振る二人の人物
○4本のワンドの門
○ブドウのアーチ
○絵柄のシーン
○祝宴の参加者
○奥に掛かる「橋」
○背景の色

【キャラクター、数字、属性、】
○ワンドの4番で人物像を作る
○「4番」と言う数字で読む
○「火の属性」を足して読む
○「棒の性質」を足して読む

このように
細かく分けると、
意外にも沢山の読み方が出来ます。

4本のワンドの門

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

絵柄の前面には「門」のように
4本のワンドが立てられています。

イメージとしては境界線です。

私たちが
今頑張っている「日常」と…

祝い事、催し物、パーティなど、
その日常を一時でも忘れられる
「非日常の空間、場所」

それらを区別する「境界線」です。

例えば
旅行であったり、
お祭りであったり、
高級レストランでのディナー、
スイートルームでの宿泊、

毎日行くなら「日常」になりますが…
たまに行くから「非日常」になります。

その「非日常感」が休息になり、
心を満たしたり、活力になります。

○日常を忘れられる場所へ行く、
○日常を忘れられる場所をもつ、

と言うような
アドバイスとして読むことが出来ます。

葡萄のアーチ

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

4本のワンドの上部には、
アーチのように葡萄が飾られています。

タロット「ワンド4」葡萄

葡萄は「豊かさ」の表現、
ワンドの4で表すのは『心の豊かさ』です。

この場所は、
祝い事など祝福された場所、
そこへ招かれているカードです。

平和があって、
自由があって、
楽しさがあって、
喜びがあって、
人との交流があって…

その場にいて心地良いと言うのが、
『心の豊かさ』とリンクするのです。

ちなみに…
アトリビュートで、
葡萄園は「天国」を表しますので、

葡萄が飾られている門は、
『天国への入り口』
という解釈も出来ます。

勿論ワンド4のような
パーティ会場ではなくとも、

その人それぞれの
『自由、楽しさ、喜び、安心、幸福感』
それを感じられる場所です。

そのような場所に出会える暗示や、
アドバイスとして読むことが出来ます。

葡萄のアーチ:キーワード

タロット「ワンド4」葡萄

【葡萄のアーチ:キーワード】
○幸福感が得られる、
○安心できる場所をもつ、
○心が楽しくなる場所へ行く、
○心が喜べる環境と出会える、
○平和な時間がもうすぐ来る、
○気に病むことから解放される、

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ワンド4は「パーティーのカード」

ワンド4「パーティー」

「ワンドの4」は祝宴のカードです。

見方を変えるなら
『パーティのシーン』でもありますよね。

そのような場所に抵抗のない方は、
パーティに参加した自分を
想像してみてください。

その時
どんな気分でいるでしょう?

そのような場所では、
『楽しい、嬉しい、喜び、心が躍る』
といったポジティブな感情になり、
自身の行動もポジティブになるはずです。

そのイメージがそのまま、
「ワンド4」のリーディングになります。

○ポジティブな感情表現をする
○喜びを言葉と態度で表現する
○楽しい気持ち言葉、態度で表現する

『絵の中に入ったらどんな感情になる?』
というようにイメージを湧かせるのも
リーディングのコツのひとつです。

パーティーの参加者

ワンド4の絵柄の
左側に数人の人物が描かれています。

「祝宴の参加者」「祝宴を催す人」
どちらともイメージできますね。

タロットは
絵柄のどの部分を見て、
どのようにリーディングするかが大切です。

ワンドの4は、
この部分を切り取っても読めるのですね。

シンプルに、
『催しに参加する、催しを企画する』
という読み方が出来ます。

○記念日を祝う、
○自由を謳歌する、
○特別な日を過ごす、
○素敵なものを受け取る、
○式典や祭典に参加する、
○プレゼントを用意する、
○サプライズを企画する、

奥にかかる「橋」

ワンド4「橋」

ワンドの4、
絵の右側にあるのは『橋』です。

橋の目的は、
「こちら側」と「向こう側」
それらを結ぶ為のものですね。

ですので、
アトリビュートとして
「向こう側へ渡ることができる」
「AからBへ移動することができる」

ということを表しています。

ワンド4のシーンに
橋が掛かっているという事は…
『誰でもそこへ行くことができる』
ということなのです。

私には関係ないとか、
招待状を持ってないから行けないとか、
そういうのは関係ありません。

誰でも公園に入れるように、
誰もがこの優しい場所へ行けるのです。

ですので、
結果のポジションで
ワンドの4が出た際は、
『ポジティブな変化が起こる』
その暗示として読むことが出来ます。

黄色い背景

タロット『ワンドの4』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド4の背景は『黄色』です。

黄色い背景には、
「幸福、自由、調和、平和」など、
ポジティブなメッセージが含まれています。

実はタロットでは、
『色から連想して読む』
という方法もあります。

この場合、
例えば色彩心理学も使えます。

「黄色から連想するイメージ」を使って、
ワンド4の絵柄の印象と
マッチするキーワードを選んでみましょう。

黄色から連想するイメージ

幸福、明るい、楽しい、
陽気、緩み、華やか、

イライラ、のどか、危険、
注意、可愛らしい、緊張、

色カラー「色のイメージ効果」より引用

幾つか挙げてみましたが、
赤文字のキーワードが
ワンド4の印象とマッチしていますよね。

「緩み」というキーワードを選んだのは、
パーティでは緊張感がほぐれ気が緩む
というところに掛けて選んでみました。

そのようにキーワードを取ると、
「ワンド4/正位置」でも
若干ネガティブ寄りで読めるのです。

例えば、
お相手の現在の気持ちを読むのに
「緩み」というキーワードを使うなら…

①気の置けない関係と思っている。
②当初の緊張感を持っていない。
③もう頑張る必要がないと緩んでる。

上記のように
ポジティブ、ネガティブ両方で読めます。

スプレッド全体の印象が明るければ
ポジティブな方向性で読み、
全体の印象が暗ければ
ネガティブな方向性で読んでみてください。

色彩からキーワードを取る際は、
『絵柄の印象に合うキーワード』
から選ぶことで無理なく読めます。

次のページでは、
①人物像を作って読む方法
②数秘術『3』で読む方法
③『火の属性』で読む方法
④「ワンドの3」まとめ
こちらをご紹介します。

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