【ワンドの5】正位置/逆位置の意味と解釈-象徴や人物像を徹底解説

タロット『ワンドの5』解説
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本記事は情報量が多いため
「2ページ構成」となっております。

皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
タロット小アルカナ
『ワンドの5 〜徹底解説編〜』です。

このカードは、
一般的にネガティブカードとされています。

絵柄のシーンが
「争い、戦い」を想起させますし…

タロット小アルカナの「5番」は、
スートの物語として
『新たな問題が発生する』
という示唆もあるからです。

起承転結でいえば
「転」=(場面や視点を転ずるシーン)
という形ですね。

それ故、
ネガティブに読むイメージが強いです。

ですが…
リーディングするのに、
『ワンド5をポジティブに読みたい時』
というのもあると思います

そこで本記事では、

【1ページ目】
○ワンド5絵柄の解説
○正位置の意味と読む際のポイント
○逆位置の意味と読む際のポイント

【2ページ目】
○ワンド5で人物像を作る
○ワンド5数秘術で読む方法
○ワンド5を属性で読む方法

2ページに分けて解説していきます。

本記事を読むことによって、
ワンド5のような
ネガティブ寄りのカードであっても、

柔軟な思考で
『ポジティブ』『ネガティブ』
臨機応変に読めるようになります。

今回の記事も
非常に力が入っております!

是非、最後まで
楽しんで戴ければ嬉しいです。

目次

タロット「ワンドの5」とは

タロット『ワンドの5』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの物語は
束の間の休息を終え、
再び自身の夢、
そして目標に向かって歩み出します。

「ワンドの5番」では、
広い空き地で
5人の人物がワンドを手にしています。

振り上げたり、かざしたり、
高く掲げて雄叫びを上げてる者のもいます。

彼らは何やら、
戦っているように見て取れますね。

一般的なワンド5の解釈として…

5人の若者は
「争っている」とされています。

ですがそれは、
血で血を洗うようなものではなく…

『考え方、価値観、理想、目的』
それらのぶつけ合い、ぶつかり合いです。

人はそれぞれ、
異なった環境、境遇で生きています。

それ故に、
価値観も違いますし、考え方も違います。

例え同じものを見ても、
どのように受け取り、解釈するか?

同じ組織に属していても、
理想とするもの、目的としているもの、
それぞれが変わってきます。

『自分と他者との違い』

それを
どのように擦り合わせ、越えていくか?

時にぶつかり合って、
気付きを得て、理解して、受け入れて…

そうやって自分自身を
アップグレードしていく。

それが「ワンド5」のシーンです。

ワンド5は『視点を変えて』読める

アドバイス

実はタロットには、
「吉凶」という概念はありません。

ですので
一般的にネガティブとされている
「ワンドの5番」ですが…

このカードが出たら
絶対にネガティブに読む
という必要はないのです。

「ワンドの5=ネガティブ」
というように覚えてしまうと、
実際のリーディングの際に
矛盾が発生する原因となってしまいます。

大切なのは、
ワンド5のシーンを…

○どのようにイメージし、
○どうキーワード化するか?

という部分です。

視点を変えて
ポジティブ、ネガティブ、
どちらにも読めるようになることが大切です。

以下で解説をしていきますね。

ワンドの5「ネガティブな読み方」

タロット『ワンドの5』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンドの5は
5人の若者がワンドを振り回し、
「何やら争っている絵柄」ですよね。

この「争い」というシーンを基に
リーディング(キーワード化)するなら…

対立、衝突、不和、喧嘩、
口論、議論、意見の相違、
ライバル、敵対心、自己主張

といったキーワードで読むことができます。

ワンドの5「ポジティブな読み方」

タロット『ワンドの5』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

次はポジティブに読む方法です。

ここではまた違った視点から、
ワンドの5をイメージしてみます。

背景は水色。
空、昼間ですよね。
場所は空き地みたいなところです。

そこで若者5人が
ワンドを振り回している。

この部分のイメージ変換です。

例えば…
○空き地で遊んでいるかも知れません。
○スポーツをしているのかも知れません。
○何か競争をしているのかも知れません。

そのようにイメージするのなら…

勝負、競争、共闘、試合、
ライバル、挑戦、遊戯、
向上心、切磋琢磨、仲間、
自分磨き、エネルギッシュ、

といったキーワードで読むことができます。

ワンド5
僕たちのシーンを
様々な視点でイメージして、
キーワード化するのが大切だよ
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ワンドの5『正位置の意味』

タロット『ワンドの5』
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

「ワンド5」の正位置が出た際、

○問題が浮上してくる、
○ライバルが出現する暗示

などネガティブな意味合いが強いですが…

同時に、
ライバルと競って
自分を磨き上げていくことや、

目の前の問題を避けずに
向き合って自分を高めていくことで、
自身に問題を越えていく力を身につける。

そのようなメッセージも伝えています。

そのような部分から
以下のような意味が付けられています。

【ワンド5/正位置の意味】
対立、衝突、不和、喧嘩、口論、
議論、意見の相違、葛藤、勝負、
競争、共闘、ライバル、挑戦、
敵対心、向上心、切磋琢磨、
仲間、自分磨き、エネルギッシュ、
遊戯、試合、自己主張、

ワンドの5「逆位置の意味」

タロット『ワンド5』逆位置

©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

ワンド5が逆位置で出た時、
「正位置よりもネガティブな意味」
というような解釈もありますが…

特定のカードを
そのように覚えるのは大変ですし、

下手をすると、
複数枚数スプレッドでの
リーディングの矛盾に繋がります。

そこで逆位置の読み方を…

正位置の意味を基にして
『過剰か?不足か?』
というように捉えると、
リーディングの矛盾も避けられ、
尚且つ読み幅も広がっていきます。

「過不足」で読むワンド5逆位置

タロット『ワンド5』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.
正位置
逆位置
対立
『協調』or『確執』
衝突
『調和』or『激突』
喧嘩
『親睦』or『絶縁』
葛藤
『尻込み』or『決断』
勝負
『敬遠』or『運試し』
競争
『協力』or『争い』
共闘
『孤軍奮闘』or『敵対』
ライバル
『友達』or『苦手な人』
挑戦
『応戦』or『保身』
敵対心
『助け合い』or『共依存』
向上心
『無気力』or『野心』
自己主張
『受容』or『妥協』

上記逆位置キーワード
『〇〇 or 〇〇』という言葉は、
読み手によってニュアンスは変わります。

ですので、
難しく考えないで大丈夫ですよ。

逆位置のキーワードを取る際は、
○スプレッド全体の印象、
○周囲のドローカード、
○リーディングの整合性、

これらを総合して判断していきましょう。

次の項目では、
簡単な例を用いて
リーディングが矛盾する例と、
その対処法をお伝え致します。

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ワンド5「逆位置を読む際のポイント」

アドバイス

先程の項目で…

ワンド5の逆位置は、
「正位置よりもネガティブな意味」
というだけで考えてしまうと、
リーディングの矛盾が出る恐れがある。

ということをお伝えしました。

ここで簡単な例を用いた
リーディングの矛盾をご紹介します。

『相手の気持ちと未来の関係性』
というテーマで
「過去、現在、未来」と3枚引きをして…

①カップ2、②恋人たち、③ワンド5(R)
というように出たと仮定しましょう。

相手の気持ちと未来の関係性

ここで問題です。

上記3枚のとしてドローされた際、
『ワンド5の逆位置は正位置より悪い』
ということで3枚目を読むなら…

3枚引きキーワード
○カップ2=相手を理解したい
○恋人たち=純粋な好意を示してる
○ワンド5(R)=「???」

ワンド5の逆位置「???」には、
どんなキーワードが来ると思いますか?

この感じですと、
1枚目:カップ2
2枚目:恋人たち

この2枚はポジティブに読むと思います。

しかし3枚目を読むのに、
ワンド5の逆位置は「正位置より悪い」
と考えるなら…

3枚目の未来のリーディングで
絶対ネガティブキーワードを取りますよね。

すると「過去、現在」と
ポジティブに読んでいたのに、
急に「未来」でネガティブになります。

そうなると、
リーディングが
支離滅裂になってしまいます。

上手に読むポイントは…

3枚引きパターン12

まず上記3枚引きにおいて
以下の点に着目して
逆位置のキーワードを決めます。

①スプレッド全体の印象
→『明るい印象』
②周囲のドローカード
→『関係の構築系』
③リーディングの整合性、
=『明るい→明るい→(???)』

これらを鑑みて筆者なら
3枚目(ワンド5逆位置)を、
以下のようにポジティブに読みます。

3枚引きパターン12

○カップ2=相手を理解したい
○恋人たち=純粋な好意を示してる
○ワンド5(R)=「受容、調和」

このようにキーワードを取れば、
3枚のストーリーに整合性が取れます。

このキーワードが取れた理由

タロット『ワンドの5』逆位置
©︎Copyright U.S.Games Systems,Inc.

筆者が何故
ワンド5(逆位置)を
「受容、調和」と読んだのか?

これは『逆位置=偏り』と考え、

正位置の意味から
『プラス100か、マイナス100か』
で考えるというところから来ています。

先程の3枚引きの
「ここに着目」をおさらいします。

3枚引きパターン12

①スプレッド全体の印象
→『明るい印象』
②周囲のドローカード
→『関係の構築系』
③リーディングの整合性、
=『明るい→明るい→(明るく)』

ということで、
ワンド5(逆位置)のキーワードを
『ポジティブに偏らせる』
という結論に達したのです。

例えば
正位置の意味を
『衝突、自己主張』とするなら…

そのマイナス100
(もの凄く柔らかなイメージ)として
『受容、調和』というように
キーワードを取ったということですね。

このように考えると、
物語の整合性を保って
リーディングの矛盾も発生させず、
逆位置をスムーズに読んでいけるのですね。

以下の4つの記事では、
○スプレッドの印象判断方法
○逆位置の読み方と解釈のポイント
○逆位置をどう読むか?
○矛盾した時の困らない読み方

逆位置の読み方に特化して解説しています。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。

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次のページでは、
①人物像を作って読む方法
②数秘術『5』で読む方法
③『火の属性』で読む方法
④「ワンドの5」まとめ
こちらをご紹介します。

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