皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
タロットを上手く読めるようになりたい。
そのためには
数をこなすというのは非常に大切ですが、
それにプラスしてやっていただきたいことがあります。
それを本記事でお話いたします。
他人の人生の疑似体験を多くしよう
私は師から
本当のタロッティストになりたいならば、
文学や名作映画を沢山観ろ。
と言われてきました。
筆者が師からタロットの学びを受けていた頃、
「○○という映画を観て、感想を言ってください」
「○○という本を読んで、感想を言ってください」
という課題が本当に沢山出ました。
出された課題での映画や本は
全てレンタルしたり買ったりして観ました。
そして課題の通り、
その作品に対して感想を述べました。
ですが当時の私は
何故タロットの勉強でそんなことをするのか?
よく理解していなかったのです。
しかし後に、筆者は何故これら事が必要だったのか?という事を知ります。
文学や名作映画を観させられた理由
本当のタロッティストになりたければ
文学や名作映画を沢山観なさい…。
そうすることによって
物語に出てくる人物たちの人生を疑似体験できると。
その人物たちが何を考え、何を感じるのか?
その人物たちはどういった人間なのか?
そこを意識して多く触れることによって、
人生への気づきを得たり、生き方を学んだりすることが、
豊かな人間性を創造するのには大切だということでした。
タロットリーダーは相談者さんのお話を聴き、
共感したり、受け入れたり、理解することも仕事の1つです。
そのためには、
タロッティスト自身のボキャブラリーを増やすこと、
人間性を豊かにすること、色々なことに気づくこと
想像力が豊かであることなどが有利に働くのですね。
人生の経験は疑似体験でも得られる
よく「人生経験が豊富な人は…」といいます。
人生経験豊富というのは…
人生において良い事も悪い事も
多くを経験して、そこから教訓や知恵を身につけた人の事を言うそうです。
「占い師にはこのような方が多い」そうどこかで聞いたこともあります。
ですが、
1人の人生の時間には限りがあり、そう多くの経験を積めないのも事実です。
では、1回の人生で
多くの経験や体験を得るにはどうすればよいのか?
その方法の1つとして
『文学を沢山読む』『名作映画を沢山観る』という方法があります。
しかし残念ながら、
ただ単に文学や名作映画を観て
「あ~面白かった」で終わってしまっては意味がありません。
その物語の出来事について深く考え、
その物語の出来事に深く感情を湧かせる…。
それが大切になってくるのです。
主人公、ヒロイン、敵役でも良いですので
自分自身をその物語の登場人物に映し、
その役に深く没頭して
その人物の生き方や考え方を学ぶのです。
そうやって作品を観ることが、
他人の人生の疑似体験として人間性を豊かにしてくれます。
そして
『自分はこの作品を観て何に気が付いたのか?』
『自分はこの作品を観てどのような人間に成りたいと思ったのか?』
『何かの感情が湧き起こったのなら、それは何故か?』
これらの事を
文章にしていくのです。
そうすることで、
今の自分に感情や思考をプラスアルファしてくれます。
この方法は、
決してないがしろにすることが出来ず、
真剣にやるのなら本当に
自分自身の考え方や生き方に変化をもたらします。
限りある人生の時間で
より多くの感情や思考を得ることも可能なのです。
そのように真剣に作品と向き合うのならば、
筆者はテレビドラマや漫画だって良いと思っています。
多角的な視点で作品を観る事も大切
1つの作品を色々な視点で観るのも実は大切です。
例えば映画でしたら…
「視聴者の視点で普通に観る」
「主人公の視点から物語を観る」
「ヒロインの視点から物語を観る」
「悪役の視点から物語を観る」
「脚本家の視点から物語を追う」
「カメラマンの視点から物語を追う」
など他の視点から観るという見方です。
何故こういうことをするのかと言いますと、
・私が主人公だったらどう行動するかな?
・私が悪役だったらどう考えるかな?
・私がヒロインだったらどう感じるかな?
・私が脚本を書いていたらどう書くかな?
・私がカメラマンだったらどう撮るかな?
こういった思考を練習するためです。
これは
相談を受けた時に色々な角度から考えることが出来るようになったり
「本当に聞きたいことは何か?」
を察知したりというような視点を広げるエクササイズになるのですね。
文学や名作映画、テレビドラマや漫画など…
それらを単に「面白いな~」と見るのではなく
このような観方を積み重ねていくと、
タロットリーダーとしての力に成ります。
筆者は作品をこのように観ています
最後に筆者がどのように作品を観ているのか、
例を載せさせていただきたいと思います。
2018年7月に放映されていた
「サバイバル・ウェディング」というドラマをご存知でしょうか?
このドラマの中に
宇佐美編集長という役が出てくるのですが、
筆者はその人物に深く感銘を受けました。
その人物のあるシーンを観て感じた事を短い文章でまとめてみました。
いつも自分の理想の格好良さで振る舞っていて
他者に格好悪いような「隙」は見せない。
豊富な才腕をもち、自信に満ち溢れている。
それをこの人物の中に作ったのは
常人では計り知れない努力であった。
しかし、この人物は周囲に対して
「私は常に努力をしています」
というような素振りはおくびにも見せない人物であった。
そういう人間が最も格好良く
私はそのような人間に成りたいと思った。
このようにまとめてみました。
漠然と流して毎週ドラマを観てしまうと、
「宇佐美編集長…なんか格好いいなぁ」
で終わってしまいますが、
真剣に入り込んで見てみると
自分の考え方や行動なども
これに近づけていく事が出来るのですね。
文学や映画、テレビドラマや漫画をこのように観ていくと
作品を通した他人の人生を疑似体験として
その作品の登場人物の生き方や考え方を
自分にプラスアルファしていくことができます。
それはそのまま
豊かな人間性の創造に役立ちます。
すなわちそれは、
タロッティストとしての力になってくれると言っても過言ではないですよね。
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。
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