皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
突然ですが、
タロットカードには
トランプゲームのように
強弱の関係があったというのをご存知でしたか?
実は面白いことに、
タロットカード78枚の中にも
そういった「強弱」というものが存在するのです。
今回のお話は
「タロットカードの強さ」という部分に焦点を当ててみたいと思います。
本記事をご覧になり
タロットカードの力関係を理解すると、
リーディングの際、
「どこを強く読めばよいのか?」
「どこを弱く読んでよいのか?」
それを知ることが出来ます。
全てのドローカードを同じ力加減で読まない事で
タロットリーディングが楽になりますし、
強弱をつけて相談者さんにお話しをすることが出来ます。
タロットカードの強弱関係
タロットカードには
『大アルカナカード22枚』
『小アルカナカード56枚』
合計78枚のカードがあります。
実はこれらは
全て同じ強さではありません。
タロットカードは面白いことに
トランプゲームのようにカードの強弱があるのです。
ポーカーなどでも
2<3<4<5…10<ジャック<クイーン<キング<エースカード
というようにカードの強さがありますよね。
同じように
タロットカードにもカードの強弱というものがあります。
それでは、
見ていってみましょう。
大アルカナカードの強さ
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/フールズジャーニー.png)
タロットカード78枚の中で、
『大アルカナカード』というのはタロットのメインを張っています。
大アルカナカードのテーマには、
「愛とは何か?」
「生きるとは何か?」
「人生とは何か?」
という人生的なメッセージが込められています。
それゆえ、
力関係としては最上位に位置します。
『愚者』~『世界』
この22枚は全て同じ強さを持っています。
割り振られた番号での
カードの強弱はありません。
すなわち、
『魔術師よりも世界の方が強い』
という事はないのですね。
大アルカナ22枚は対等の力関係です。
小アルカナカードの強さ
小アルカナとは
エースカードからコートカードのキングまで
56枚のカードのことを指します。
この小アルカナカードは
「ワンド2」よりも「ワンド3」が強いというように
同じスート内での力関係が発生してきます。
それでは見ていきましょう。
エースカード
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★エースカード.jpg)
まず『エースカード4枚は強い!!』です。
エースカードは
各スートの代表です。
タロットカードは
キリスト教の影響が色濃く入っており、
エースカードに描かれている様な雲が
多くのカードに登場します。
この雲は「シャカイナグローリー」というもので、
神の臨在(その場におられること)
それが人の目に見えるカタチとして出現する現象です。
エースカードは
シャカイナグローリーから神の手が出ています。
それぞれの手には
ワンド、カップ、ソード、ペンタクルが
大きく描かれていますね。
このエースカードは、
小アルカナの1番としていますが、
大アルカナカードと同等の力を持っています。
強さとしては
『大アルカナカード=エースカード』
という力関係です。
そして
次に強いのはコートカードの
『ナイト』『クイーン』です。
コートカードは
1日の太陽の動きとして表すことが出来ます。
ナイトとクインの強さの秘訣は
その太陽の動きにあります。
ナイト
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★コートカード(ナイト)-1.jpg)
『ナイト』を太陽で表すなら正午です。
1日の中で一番暑い時間帯、
生き物が最も活発にいられる時間帯、
太陽が真上にある状態です。
『物事の真っ盛りを迎えている時期』
というように表現することも来ます。
クイーン
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★コートカード(クイン).jpg)
『クイーン』を太陽で表すなら、
正午を過ぎ、午後15時くらいまでの時間です。
夜になる前の時間、折り返し地点、
ターニングポイント、転換期と表すことも出来ます。
『どちらへ向かうかは解らないが物事は変化する』
というように表現する事が出来ます。
ターニングポイント、
転換期という部分に注目するのなら
似ている大アルカナカードは「運命の輪」です。
『物事の真っ盛りを迎えるナイト』
『物事の転換期を迎えるクイン』
これは他の小アルカナカードには無い能力です。
それゆえ「ナイト」「クイン」は、
大アルカナ、エースカードの次に強いカードなのですね。
次はコートカードの
「ペイジ」「キング」です。
こちらのカードも先程と同様に
『太陽の動き』で表すことが出来ます。
ペイジ
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★コートカード(ペイジ)-1.jpg)
『ペイジ』を太陽で表すならば「朝」です。
「太陽が昇り始める」という状態です。
どんな1日になるのか…?
それは始まってみないと分かりません。
『物事の方向性が定まっていない』
というように表すことが出来ます。
キング
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★コートカード(キング).jpg)
『キング』を太陽で表すなら「夕方」です。
もう何もしなくとも夜を迎えます。
「1日の終わり」という状態ですね。
『何もしなくとも物事は終息へ向かう』
というように表現することが出来ます。
『物事が始まるペイジ』
『物事が終わるキング』
以上の事から
ペイジ、キングはそれほど強くありません。
同じコートカード内のナイト、クインと比べて格段に力は落ちます。
ペイジ、キングは
「数札の10番よりは強い」というくらいの力です。
数札(かずふだ)
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2020/05/★数札-1.jpg)
最後は数札の2番から10番です。
数札は単に数字の大きさで力の強さが変わります。
「ワンド2」よりも「ワンド3」の方が強い、
「カップ2」よりも「カップ3」の方が強い、
というカタチで数字が上がっていくにつれて強くなっていきます。
ただ…
「ワンド2」と「ワンド10」でそこまで強さの核が違う!!
という状態ではありません。
トランプのポーカーで例えるなら、
「3のワンペアよりも4のワンペアの方が強い」
くらいの違いです。
タロットカード内で一番弱いのは
「数札の2番」ということになります。
まとめ:タロットカードの強弱関係
タロットカードの力関係をまとめますと
大アルカナ=エースカード>ナイト、クイン>ペイジ、キング>数札10番~2番。
という強さになります。
ここでいうタロットの強弱関係から導き出すことは、
力の強い「大アルカナカード」「エースカード」
これらはスプレッド上どの位置に出ても全力投球でリーディングしてあげてください。
何故なら「私は重要ですよ」というように場に出てきているからです。
逆に言えば、
力の弱い「数札の2番」などは、
全力投球でリーディングする必要は無いということなのですね。
筆者がカードをドローして
読まなくても差し障りがないポジションに
「数札の2番」が出たとしたら、
他のカードとの兼ね合いを考慮して
頭の片隅に置いておくだけでサラッとしか読まないということもあります。
アドバイスポジションに出たらキチンと読みますが…。
このタロットカードの力関係を考慮して
タロットを読んでいくと、
リーディングに強弱をつけることが出来ます。
それに大アルカナと数札2番を同じ強さで読まない事で
タロッティスト自身もリーディングが楽になります。
今回のお話を
是非参考にしていただければ嬉しいです。
最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。
コメント