皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
早速ですが、
「○○スプレッド」を開いて
ドローカードの中に
1枚だけネガティブ寄りのカードがあったり…
○枚中1枚だけが逆位置だったり…
結論だけネガティブカードだったり…
「あれ?」と思うような
特徴的な出かたをするカードって意外と多くありますよね。
そんな時は焦ってしまいがちですが、
今回ご紹介する考え方で挑めば、
落ち着いてリーディングすることが出来ます。
タロットには『自問自答』こそ大切
今回は
『ドローカードに疑問を持つ』
というお話をさせていただきます。
ドローされたカードに対して、
『何故このカードが出てきたのだろう?』
と考えるということですね。
例えばレイアウトされたスプレッドの中に…
・1枚だけ色味の違うカードが出てきた
・同じスートばかりに偏っている
・結論だけ逆位置で出てきた…etc
そういった場合には
「その特徴的な部分、特徴的なカードは特に気にしてあげる」
という事が大切です。
何故なら、そのカードは
「わざわざ何か大切な事を伝えに来た」からです。
ですので、
そういったカードに出会った場合…
『このカードは何を言いたいのかな?』
という事を考えてあげてください。
そのような場合を例にとって
筆者の考え方をご紹介してみます。
1枚だけ逆位置
ケルト十字法などを展開して、
1枚目の愚者だけ逆位置…
ここで筆者はこのように考えます。
1枚目にだけなぜ逆位置で出たのか?
このポジションを「相談者の性格や性質」だとすると、
この問題はこの「愚者の逆位置」が原因で起こったものか?
そしてこの部分はきっと問題解決の糸口になるに違いない。
ならばこの「相談者の性格や性質」に出ている愚者の逆位置は重要な箇所だ…。
というような感じです。
気にしなければ何の変哲もない逆位置のカードですが、
特徴的な出かたをしてきたカードは
『必ず何かを伝えたくて』出てきています。
それをタロッティストは考えてあげるのが大切なのですね。
1枚だけネガティブ寄りカード
10枚ドローして、
1枚目からずっと
ポジティブなカードだったのに
途中で急に悪魔が混ざってます。
この悪魔のカードを、どのように考えますでしょうか?
これは以前の記事、
【解説】タロットリーディングではスプレッド全体を見て読み方を判断します
という考え方も同時に採用して判断していきます。
まず筆者はドローカード全体が「ポジティブ寄り」だと判断しました。
ですので、
筆者はこの悪魔のカードを「警告」として読んだり、
この部分だけネガティブに読んだりはしません。
では
『悪魔が何故1枚出てきたのか?』
このカードがどのポジションとして出てきたのかにもよりますが…
筆者は周りのカードに合わせて
悪魔のカードの良い部分を考えます。
悪魔のカードを細かく観ると…。
ヤギの角、コウモリの羽、鎖がゆるゆる…
など色々描かれていますね。
筆者はそういった部分からメッセージを受け取り、
前向きな言葉に変換してタロットを読みます。
「ヤギ」とか「角」という部分から…
例)立派な角=異性にモテる
やぎ座=大器晩成…など。
こういったメッセージを相談内容に合わせてリーディングします。
そしてこの部分のリーディングは、特に強調した部分として読みます。
何故なら
10枚中「悪魔だけ」妙に目立って出てきているからです。
実際にやってみましょう
では最後に応用問題としまして、
「片想いの彼と今後どのような展開になるか?」
という相談を例に進めていきたいと思います。
スプレッドは
「気持ち①」「気持ち②」「気持ち③」「アドバイス」
この4枚引きです。
気持ち①
彼が初対面であなたに抱いた気持ち。
気持ち②
彼が現在自分では解っているがあなたに言わない気持ち。
気持ち③
彼自身でも気づいていない潜在的なところでのあなたへの気持ち。
アドバイス
以上を考えて、恋人になるためにどのような行動をするのが良いか?
というようにスプレッドの言葉を変換します。
出たカードは…
『カップ2』『恋人たち』『カップ10』『塔』でした。
彼の気持ちとしては
「相談者さんの事が凄く好き!!」
といっても差し支えないカードですね。
でも何故か4枚目だけは「塔」です。
ここで
『何で最後だけ塔なのだろう…?』
と、一旦 立ち止まって考えるのが大切でしたね。
この4枚目の『塔』は、
何を言いたいのだと思いますでしょうか?
『そうは言っても結局は破局』でしょうか?
筆者のリーディング例を載せていきます。
筆者のリーディング
筆者の「塔」に対する考え方を書いてみたいと思います。
まずこの4枚目の「塔」は「悪い意味で出てきたのでは無い」と判断します。
そして、ポジティブカードばかりの中、
アドバイスのポジションに
「1枚だけネガティブっぽいカードが目立ってきた」というところで、
この片想いを成就させる為には
「塔が伝えるメッセージが最も重要」と筆者は考えます。
彼の気持ちに出たカードが
これだけ相談者さんの事を好きだと言っていても、
「恋人になるためにどのような行動をするのが良いか?」
という部分で「塔」が伝えるッセージをないがしろにしたら、
この片想いは流れてしまう可能性が高いほど重要だと判断します。
では、4枚目の塔は
相談者さんにどんなアドバイスをしたいのでしょうか?
それは
「思い切って自分から告白をしましょう」です。
彼のカードを簡単に読めば、
①初めて相談者さんに出会った時は彼の一目惚れがあり…
②現在は相談者さんの事を若干遠目で想っている。
③彼自身も気づいていないが、
彼は相談者さんと交際出来たら…
一緒に暮らしたいくらいに想っている。
と読むことが出来ます。
そしてそれらをまとめますと…
彼は相談者さんの事が好きだけれど、非常に奥手な感じです。
そして相談者さんが自分の事を好きだということにも
もしかしたら気づいてない可能性があります。
ですので、彼からのアクションは見込めない可能性が高いです。
だとすると、こちらからアクションを起こさなければ…
お互いに様子を見合って時間が経って流れてしまう可能性が高いです。
だからこそ、
塔の人物たちは…
『私達のように思い切って飛び降りてみなよ!!』⇒『自分から告白してみなよ!!』
と言っているのでしょう。
『それを塔のカードは伝えに出てきた』
そう筆者は解釈します。
まとめ:タロット占いで結論だけ悪い時の『困らない考え方』
タロットリーディングをする際には、
ドローカードに対して
『何故こういうカードが出たのだろう?』
と疑問を向けることで
リーディングの矛盾を無くしたり、
突拍子もないカードが出て困った時に冷静に対処することが出来ます。
でも
いくら自問自答が大切と言っても
やはり慣れてなければ難しいです。
そこで筆者が実践している
「日常のあらゆることに対して疑問を持つ」
というエクササイズをお勧めいたします。
例えば…
・何故、冬のバナナは硬いのだろう?
・何故、水って透明なのだろう?
・何故、今日はこんなに眠いのだろう?
普段スルーしそうな事柄に対して
「ナゼ?」という疑問を持ってみるのは、実は良い練習なるのです。
そうすると、
その疑問に対して無意識にでも考えだします。
そういった事の積み重ねが
自問自答体質を創っていってくれるのですね。
是非、今回の記事を
タロットリーディングの参考にして戴ければ嬉しいです。
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。
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