皆様こんにちは、
『本気のタロット講座』へようこそ。
タロットの勉強を始めて
カードの意味などを理解した後は
いよいよリーディング練習ですね。
ですが最初から
書籍などで紹介されている
複雑なスプレッドに挑戦するのは大変です。
ですのでまずは
タロットの基本である
『ワンオラクル(1枚引き)』から始めていきましょう。
本記事では、
ワンオラクルとは何か?
ワンオラクルの読み方の解説など…
ワンオラクル練習の基本的なやり方、
抑えるべき大切なポイント、
筆者のリーディング例も交えて
詳しく解説致します。
最後の項目では
リーディングの答え合わせの方法もご紹介しています。
本記事を読むことによって、
シンプルなワンオラクルで
ディープな練習が出来るようになります。
是非、
楽しんで戴ければ嬉しいです。
初めてのタロット占い『ワンオラクル』のやり方を詳しく解説します
タロットリーディングを上達させるために
沢山タロットを読んでいくことは大切ですが…
「早く読めるようになりたい!」と、
いきなり複雑なスプレッドに挑戦するのは大変ですよね。
ですのでまずは、
タロットの基本である
『ワンオラクル』から練習していきましょう。
ワンオラクルは「1枚引き」と言われ、
占いたい内容(タロットへの質問)を1つ決め
カードを1枚引いて読む方法です。
練習を重ねることで
1枚のカードから
多くメッセージを受け取れるようになります。
シンプル故に
読み方を深める練習になりますので、
是非、頑張っていきましょう。
ワンオラクルとは何か?
ワンオラクル練習に入る前に、
『ワンオラクルとは何か?』を解説致します。
ワンオラクルとは
『ONE ORACLE』と表記され、
単語を分けて訳すと…
ONE(ワン)=「1」
ORACLE(オラクル)=「神託」
という意味になっています。
「神託(=オラクル)」というのは、
『お告げ』と言い換えることができます。
即ちタロットの「ワンオラクル」とは、
1枚のタロットカードを通して、
『その問題に対するお告げや知らせを受ける』
ということなのですね。
タロットカードを介したお告げを、
相談者さんに読んで伝えるという考え方です。
本記事では項目を分けて
ワンオラクルの練習方法を解説致します。
タロットの基本ですので、
時間を掛けて練習していきましょう。
「基本にどれだけ時間を掛けられるか?」
今後のリーディングに差が出て来ますよ。
ワンオラクルは『スプレッドの分解』でもある
ワンオラクルというのは
78枚のタロットカードの中から
たった1枚だけを引いて読むという
シンプルな占法です。
そして占う内容は
「相談内容、読み手の裁量」
などによって様々に変わりますが
非常に汎用性が高く、
今日の運勢、相手の気持ち、
状況や状態、アドバイス…etc.
1枚のカードに
『どのような質問をするか?』
それで多くの事柄を占えるのがワンオラクルです。
ただ、
難しく考えることはありません。
例えばタロットには、
多くのスプレッドがありますよね。
例えば
「ヘキサグラムスプレッド」
というのは有名どころでしょう。
①過去 ②現在 ③未来
④アドバイス
⑤相手 ⑥自分 ⑦結果
何故ここで
ヘキサグラムスプレッドを出したのか。
実はワンオラクルというのは、
『スプレッドを分解したもの』
というように考えて差し支えないからです。
例えば
上記ヘキサグラムパターンを分解して
1枚1枚切り取れば…
それがワンオラクルなのです。
もっと言えば、
上記ヘキサグラム①〜⑦を分解すれば
『ワンオラクル7回分』として読めます。
ヘキサグラムの各項目①〜⑦を分解して
過去だけを占う、
現在だけを占う、
未来だけを占う、
アドバイスだけを占う、
相手のことだけを占う、
相手のことだけを占う、
どうなるか(結論)だけを占う…etc.
ワンオラクルというのは、
『究極こういうこと』なのですね。
ちなみに本項目では
ヘキサグラムを例にしましたが、
他のスプレッドでも
同じように考えることが出来ます。
ワンオラクルのやり方と重要ポイント
ここから
ワンオラクル練習の方法を
具体的に解説していきます。
日々の練習に取り入れられる
簡単なワンオラクルの質問として
『今日の運勢は?』
というのが最もポピュラーですが…
『今日の運勢』
という質問は漠然としてると思いませんか?
ここで大切なポイントをお伝え致します。
実はタロット占いは
『漠然とした質問』では
リーディングが難しくなります。
ですので、
「今日の運勢」という言葉を
分かりやすく言い換えてみましょう。
これを『タロットへの質問』と言います。
タロットに対しての質問が
きちんと出来るか否かで
リーディングの精度が変わってきます。
例えば筆者が
「今日の運勢」という言葉を
分かりやすく言い換えるなら…
『今日、私はどのような1日を過ごすことが出来そうか?』
というようにします。
これですと「今日の運勢」よりも
ちょっと具体的ではありませんか?
試しに愚者のカードが出たとして…
「①今日の運勢」と読んだ場合と、
「②今日、私はどのような1日を過ごすことが出来そうか?」と読んだ場合の2つを比べて
読み方の形式にどのような違いが出てくるか?
それを確かめてみましょう。
① 今日の運勢という質問をした場合
今日の運勢は「愚者のカード」である。
という形式で読めます。
② 質問を具体的にした場合
今日私は「愚者のカード」のような1日を過ごすことが出来そうだ。
という形式で読めます。
いかがでしょうか。
質問を具体的にした「②番」の方が、
イメージとしても圧倒的に読みやすそうではありませんか?
このように質問を具体的にしていくことで
タロットを読みやすくしていけるのですね。
以上を踏まえて、
「今日の運勢占い」を練習する際は、
『今日、私はどのような1日を過ごすことが出来そうか?』
という文章に直して
練習することをお勧めします。
以下の記事では
『タロットへの質問の仕方』
というのを詳しく解説していますので、
併せて参考にして戴ければ嬉しいです。
ワンオラクルのやり方解説
本項目では実際に
「今日、私はどのような1日を過ごすことが出来そうか?(今日の運勢)」
としてワンオラクルを練習する際、
『どのようなステップを踏んで読むか?』
というのを詳しく解説していきます。
参考として
筆者のリーディング例も記載致しますので、
ニュアンスを掴んで戴ければ嬉しいです。
次の項目から、
「今日、私はどのような1日を過ごす事が出来そうか?(今日の運勢)」
として読むために…
ワンオラクルでタロットを引いて
「0. 愚者」のカードが出たと仮定して
お話を進めていきます。
ワンオラクルのやり方:ステップ①
「今日、私はどのような1日を過ごす事が出来そうか?(今日の運勢)」
そこにワンオラクルでタロットを引いて
「0. 愚者」のカードが出ました。
まず愚者のカードは
『自由』や『喜び』を象徴するカードです。
(愚者にこれら2つの意味もあります)
ですので筆者は、
この『自由』『喜び』
というキーワードを使おうと思います。
その結果、
「今日、私はどんな1日を過ごす事が出来そうか?(今日の運勢)」
に対して「自由、喜び」を当てはめる事が出来ますので…
『今日は自由な1日になる』
『今日は喜びに満ちた1日になる』
というように読むことが出来ます。
最初はここまででも大丈夫です。
ですが慣れてきたら、
更に詳しく読む練習をしていきましょう。
次のステップでは、
『今日は自由な1日になる』
『今日は喜びに満ちた1日になる』
というリーディングを
更に詳しく読む方法についてお伝え致します。
ワンオラクルのやり方:ステップ②
ここからは先ほどの
「自由な1日になる」
「喜びに満ちた1日になる」
というのを更に詳しく読むために
『どのような』という考え方を加えます。
それを読むことによって
リーディングが詳細になっていきますよ。
その際、大切にして戴きたいのが…
出たカードの絵からイメージすることです。
【Q. どのような自由、喜びがあるのか?】
私の今日1日に…
『どのような自由があるのか?』
『どのような喜びがあるのか?』を考えます。
今回のドローカードは
『0. 愚者』でしたので、
愚者の絵から愚者の気持ちを想像して
「今日、私にどんな自由、喜びがあるのか」
というのをイメージして読んでみましょう。
次の項目は
それらを踏まえた
筆者のリーディング例を載せていきます。
筆者が「0. 愚者」の絵柄を観て
絵のシーンから愚者の気持ちをイメージして
『どのような自由、喜びがあるのか?』
それを読み取っていきました。
大切なことなので何度でもお伝えします。
『どのような〇〇』を考える際は、
出たカードの絵からイメージしてくださいね。
では実際に
筆者のリーディング例を見てください。
リーディング例と大切なポイント
本項目は筆者のリーディング例です。
リーディング文章にある下線部分は
愚者の絵を見て、
その絵のシチュエーションから
愚者の気持ちをイメージして
『どのような自由があるか?』
『どのような喜びがあるか?』
ということを考えて言葉にしました。
では見ていきましょう。
【今日の運勢】
今日はどんな1日を過ごすことが出来そう?
『自由や喜びのある1日になるよ』
愚者のカードが出ているところから、
『自分の心が軽くなる(自由の比喩)』
そんな1日を過ごせそうです。
特に状況が変わったわけでもないのに
何故か心が晴れる瞬間が訪れたり、
「何とかなっていきそうだ」と、
根拠もなく考えられる瞬間があったり、
物理的な自由というよりも
精神的な自由を得られそうな1日になる
と愚者のカードは伝えています。
心の開放感を得ることで、
今この瞬間を楽しめる喜びや、
自分にも自由がある喜びを知る、
心が軽いという状態を楽しめる、
そのような1日になるでしょう。
愚者のカードを見ると
背景は自然の場所っぽく
天気も良いカードなので…
もし今日の天気が良ければ
近くの公園でも良いですので
自然があるような場所に行ってみると、
もっと心の自由を感じられる1日になりますよ。
上記リーディング文章では、
「自由」「喜び」というキーワードを使って
何気なく作った文章に見えますよね。
しかし何度もお伝えしてしまいますが…
愚者の絵を見て
「どんな自由があるか?」
「どんな喜びがあるか?」
それを考え言葉にすることがポイントです。
実はこうすることによって
『そのカード特有のリーディング』
というのが出来るからです。
例えば、
同じ「喜び」というキーワードを使うでも…
『愚者のカードの喜び』
『女帝のカードの喜び』
この2枚を違うように読むことが出来ます。
同じ「喜び」というキーワードなのに
カード毎の読み分けが出来てしまうのです。
大切なポイントですので
是非、会得して戴ければ嬉しいです。
ワンオラクルの答え合わせ方法
タロットの勉強中は
自分のリーディングが本当に合っているか?
というのは気になりますよね。
身近な人を占ったりした場合は
お相手に状況を聞けば確認できますが、
「聞くのもなんだしな…」となります。
そこで本記事の最後に、
筆者がタロットを学んでて
実際にやっていた方法を
皆様にひとつシェアさせていただきます。
ワンオラクルノートを作る
『今日のワンオラクルノート』
みたいなものを1冊作って、
1日を占った記録を書き留めておきましょう。
筆者のノートでは
以下のような項目を設けていました。
【ワンオラクルノート項目】
①日付
②曜日
③占う質問(今日の運勢…etc)
④引いたカード
⑤リーディング内容
⑥占った内容に対して実際はどんな日だったか?
この6つを私は書いていました。
『⑥実際の1日』は、
寝る前に30分程度時間を設けて
その日を振り返って記録しました。
これを記録すると
『⑤リーディング内容』と『⑥実際の1日』
そのリンクしている部分が見えてくるので、
それがリーディングの答え合わせになります。
リンクしていなかった場合は、
『⑥実際の1日』『④引いたカード』
この2つを見比べてみてください。
そしてカードが
どの部分のことをメッセージしていたのか?
それを考えていくことで、
タロットへの理解が深まっていきます。
尚且つあとで読み返した時、
『あの時の私こんな読み方をしていたんだ』
というのと同時に、
『あの時のこの読み方、使えるじゃん!』
という過去からの発見を
リーディングに活用もできますよ。
1つの方法として
是非、参考にしていただければ嬉しいです。
初めてのタロット占い『ワンオラクル』のやり方まとめ
今回の記事は
タロットリーディングの基礎
ワンオラクルについて、
『今日の運勢』の読み方を解説致しました。
本記事でご紹介した
ワンオラクルのポイントを振り返りましょう。
①質問は具体的に
「今日の運勢」など漠然とした質問より
『今日私はどんな1日を過ごせそう?』
というようなカタチで
具体的な質問に言い換えると
タロットが読みやすくなりましたね。
②タロットの意味を当てはめる
そしてリーディングの際は、
「どんな1日に…」という部分に
カードの意味を当てはめて、
今日は〇〇のような1日を過ごせそう
という形を作って読んでいきました。
③タロットの絵からイメージする
慣れてきたら
当てはめた意味について
(例えば自由なら)
『どのような自由があるのかな?』と
タロットの絵を見てイメージし、
そのイメージを言葉にして
リーディングを詳細にしていきました。
そして最後には
毎日のリーディング記録を
ノートに記しておくと、
リーディングの答え合わせと共に
タロットへの理解が深まることを
お伝え致しました。
タロットリーディングに慣れるためには、
『毎日タロットと接する』ことが大切です。
そのための方法として、
「今日の運勢」を毎日の練習に取り入れてみてくださいね。
慣れてきたら少しずつ、
「自分占い」から「他者への占い」へと
リーディングの幅を広げていきましょう。
小さな積み重ねが
固い基盤に変わりますので、
是非楽しんで戴ければ嬉しいです。
それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難う御座いました。
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