皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
タロットを独学で始めて
「今日の運勢」
から練習をしているけども…
特に色々なことが
毎日起きるわけでもないので、
練習で占うレパートリーがない。
そもそも
タロット占いって
他にどんな質問があるの?
タロットへの質問例が知りたい。
更に言うなら…
実践でも使える質問もあれば良いな。
そのように思っている方へ。
本記事では、
タロット練習で毎日使えて
実践にも広く活用していける
『タロットの質問例』と、
その質問を実践で応用していくための
『大切な考え方』
この2つをお伝え致します。
本記事を読むことによって、
タロットへの質問バリエーションが増えます。
そしてそれらを組み合わせることで
複数枚数リーディングへの
足掛かりになることも理解できます。
きっと
また新鮮な気持ちで
タロット練習に
励むことができますので、
是非、
活用して戴けたら嬉しいです。
タロット質問例「練習・実践」に使える質問とコツを詳しく解説します
タロット占いではよく、
「カードに質問をする」と言います。
この質問とは
相談内容のことではなく、
「読み手がタロットに聞きたいこと」
を言います。
更に言えば、
『その相談内容に対して何を読むのか?』
これを明らかにするのが
「タロットへの質問」です。
質問をした上で
タロットを引いて読んでいくのです。
そしてタロットでの質問で
大切なのは『一問一答』です。
ワンオラクルなら質問1つ、
2枚引きなら2つ、
5枚引きなら質問が5つになります。
そこを踏まえた上で、
お話を進めていきますね。
タロットには「良くない質問」がある
タロットカード78枚の絵柄は
『人生をいかに幸福に生きるか』
それを示唆してくれるものです。
ですので、
Yes. No.だけで完結してしまう
いわゆる「当てモノ的な質問」や、
「〇〇できますか?」
「〇〇になれますか?」などの
『他力本願な質問』も好ましくありません。
何故なら
「ノー、できない、なれない」
と言われたら、
その時点でやる気も削がれますよね。
本来行動を起こせば
成就させられることでも…
それでは、
みすみすチャンスを逃すことになります。
タロット78枚の絵柄は
『人生をいかに幸福に生きるか』
を描いたものです。
だからこそ、
「〇〇に成れますか?」ではなく、
〇〇に成る為には
どのような行動を起こせば良いですか?
〇〇に成る為には
どのような心持ちをすれば良いですか?
というように、
最終的には
『行動の指針を自分に任せる』
ような質問をしていきます。
「イエス・ノースプレッド」
というものもありますが、
勿論それもあくまで可能性です。
はいそうですか…
と、終わらないようにしてください。
その可能性を読んだ上で、
「No.」から離れるアドバイス、
「Yes.」を更に引き寄せるアドバイス、
そこに繋げていくのです。
タロットへの質問は『具体的に』
質問例の紹介へ行く前に…
本項目では
タロットへ質問する際の
大切な考え方をお伝えします。
タロットへの質問で大切なのは
「今日の運勢」であっても、
「相手の気持ち」であっても、
「過去、現在、未来」であっても…
それをそのまま使うのではなく、
いつ、どこで、誰が、
何を、何故、どのように…
というのを付け足して
『具体的に』していくことが大切です。
例えば
「相手の気持ち」
というのを読みたいとしますね。
ですが
「〇〇さんの気持ちは?」だけですと…
『いつの?どの?(気持ち)』
を読みたいのか判りません。
ですので、
質問を具体的にするために
いつ、どこで、誰が、
何を、何故、どのように…
これらを意識して
言葉を付け足していきましょう。
5W1H全てを使う必要はありません。
主要なもので文章を組み立てましょう。
EX.)相手の気持ちを読みたい時
(いつ、誰が?)
彼が相談者さんと初めて出会った時
(何を?)
相談者さんに抱いた第一印象
(=気持ち)
それはどのようなものか?
上記のように
「相手の気持ち」
という質問に対して付け加えてみました。
上記の文を繋げると
以下のように変わります。
彼が相談者さんと初めて出会った時、
相談者さんに抱いた
第一印象はどんなものか?
具体的になりましたよね。
これですと、
「相手の気持ち」
とだけで読もうとすよりも
遥かに読みやすくなります。
このように
質問を具体的にすると、
『タロットで何を読むのか?』
それがより明確になっていきます。
質問が具体的になると、
リーディングも
スムーズになりますよ。
以下の記事で、
『タロットへの質問の仕方』
これをより詳しく解説しています。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。
それでは
以下の項目から
タロットの質問例を解説致します。
『アドバイス』に使える質問例
まず最初は
『アドバイス』に使える質問例です。
これらの質問に対して
主語を変えたり、
占いたい出来事を付け足していけば
自分へのアドバイス練習は勿論、
実際の相談内容に合わせても
臨機応変に使っていくことができます。
私はどのような事を学べば良いか?
私はどのような事を体験するか?
私はどのような事をすべきか?
私はどのような行動をするべきか?
私はどのような事をしてはならないか?
私はどのように過ごせば良いか?
私はどんな心持ちで過ごすべきか?
私はどのような心持ちで挑むべきか?
私は何を目標に過ごせば良いか?
上記の質問は
「私はどのような〜」
という質問文章になっていますが、
上記の質問に対して
『今日私は〇〇において』
と言葉を変えたり、付け足すことで
様々な場面でのアドバイスを読めます。
実際の鑑定で使う際は、
『〇〇の問題において相談者さんは…』
と言葉を変えれば
相談内容に対して応用できます。
更に応用編として…
「相手の気持ち」や「問題の原因」など
他の質問と組み合わせて
『以上を踏まえて相談者さんは…』
というようにアドバイスに繋げれば、
『結論ポジションでのアドバイス』
としても使えてしまうのです。
ちなみに筆者のリーディングは
そのような形で組み立てていますよ。
『望むこと』を読める質問例
私はこの事柄について
本当はどのようなことを望んでいるか?
この質問は
本人が考えられるような
感情や思考からの望みではなく、
『自分でも気付いていない心の奥の望み』
というニュアンスで考えてください。
「自分では気付いていないけど」
というのが肝心な部分ですね。
こちらも主語を
「相談者さんは」に変えれば…
今抱えている問題に対して
相談者さん自身は気付いていないけど
本当は〇〇を望んでいる。
という部分を
タロットで読むことが出来ます。
例えばですよ…
恋愛の相談なら
「成就させたい」というのは…
相談者さんの感情や思考からの望みですよね。
それは相談者さん自身もわかっています。
そこではなく、
この質問で読む『望み』とは…
相談者さんがこの恋愛において
自分でも気付いてない本当の望みは何?
という部分を
タロットで読んであげることなのです。
愚者と女帝のカードを例にして
以下で簡単に読んでみましょう。
【タロットへの質問】
相談者さんがこの恋愛において
自分でも気づいてない本当の望みは何?
愚者のカードが出たなら?
『もっと軽い心で恋愛をしたい』
女帝のカードが出たなら?
『自分を繕わないで相手と自然に接したい』
上記のような読み方ができます。
このように、
相談者さん自身も気付いていない
「心の奥の望み」を読んであげる質問です。
そして本当の望みを読んだ後に、
『ではもっと軽い心で恋愛するには?』
というアドバイスカードに繋げられます。
そのアドバイスで少しでも
重たさが軽減した相談者さんは、
その恋愛において
今より軽やかに立ち回ることができ…
結果、その恋愛を成就させやすくなる。
というように繋げてあげることができます。
こういった観点から
『望み』という質問を読んでくださいね。
『状況』を読む際に使える質問例
〇〇さんは今どんな状況にありますか?
このような
状況や状態に対する質問を
相談内容に合わせて読む場合も…
先程の項目と同じ考え方を使って、
『本人が気付いてない自分の状況』
という観点から質問をしていきましょう。
以下で
究極的な例をお話します。
例えばですよ、
片思いの相談があったとして、
本項目の質問を使って
「相談者さんの今の状況」
についてタロットを読むとします。
そして
「恋人たち(逆位置)」
がドローされたと仮定します。
『片思い』というキーワードで
読もうとしてるとしましょう。
そして相談内容に対して
『貴方は今、
片思いをしていますね!?』
というように
今の相談者さんの今の状況として
恋人たち(逆位置)を読んだとします。
その状況って…
相談内容からも分かりますし、
本人が一番よく知ってますよね(汗)
これでは何のために
今のリーディングをされたのか?
相談者さんも謎に包まれます(笑)
このような事態を防ぐために、
タロットで状況や状態を読む際には
相談者さんが自分でも
見えていない部分
という観点でリーディングします。
ではここで
上記、片思いの相談の続きとして
相談者さん自身も気づいていない
周囲で起きている状況はどんなか?
と質問をし直して
『愚者、魔術師、女教皇』
この3枚を読んでみましょう。
【状況を読む為の質問】
片思いをしている相談者さん
自身では気付いていないが、
周囲でどのような状況が起きているか?
愚者のカードが出たなら?
その関係を
陰ながら応援してくれる人がいる。
(※白い犬=応援という読み方)
魔術師が出たなら?
一見物事は動いて無いように見えるが
ポジティブな関係に進展しようとしてる。
(※留まる描画+スタートから連想)
女教皇が出たなら?
今は目立った動きは無いけど
ネガティブな状況というわけでも無い。
(※中間印象カード+静観から連想)
というように読んでみました。
状況や状態を読む際も、
『自分は気付いてない状況』
『相談者さん自身が気付いてない状況』
という観点から質問し、
リーディングに繋げていきましょう。
『相手の気持ち』を読む為の質問例
〇〇さんは私に対して
どのような気持ちを持ってますか?
『相手の気持ち』を読む際も、
様々な視点から質問していきましょう。
例えば、
表面的な気持ちもあれば、
隠してる気持ちもあるし、
自分でも気づかない心の奥の気持ち
…もありますよね。
タロットで相手の気持ちを読む際、
『お相手の気持ちは?』
とだけの大雑把な質問をせず、
細かく質問をしていきましょう。
相手の気持ちへの質問文面を作る際、
『いつ、誰の、どのような(気持ち?)』
これを意識すると作りやすいですよ。
EX.)『表面的な気持ちの質問例』
お相手が自分でも解っているけど、
相談者さんに言わない隠してる気持ち。
EX.)『心の奥の気持ちの質問例』
お相手が自分でも気付いていない、
心の奥底での相談者さんへの気持ち。
その他にも…
初対面の時の気持ち、
Line交換した時の気持ち、
3ヶ月後の相手の気持ちの変化…etc.
というように
詳細に設定していけば、
出たカードを
『その時の相手の気持ち』
として読むことが出来ますよ。
以下の項目では、
3枚のカードを使った読み方の例と、
どの部分からその読み方をしたか?
それを質問毎に
簡単にですがご紹介しますね。
「女帝」で読む相手の過去の気持ち
EX.)『過去ポジションでの質問例』
〇〇さんは昨日、
私とLineで話をした時、
どのような気持ちで話ていたか?
お相手は昨日、
私とLineで話をしてた時、
とても穏やかな気持ちだったし、
何だか心癒されるなと、
そんな気持ちを持ってくれた。
(※自然の中で癒される描画から)
「皇帝」で読む相手の現在の気持ち
EX.)『現在ポジションでの質問例』
〇〇さんが私と職場で接している時、
どのような気持ちで接しているか?
〇〇さんが私と職場で接している時…
言葉など表面には出さないが、
その仕事ぶりから
人としての信頼を寄せてくれている。
皇帝のカードは『現実世界の王』です。
したがって「信頼」というキーワードも
「現実的な信頼」と考えます。
しっかりしている、きちんとしている、
誠実さがあってとても真面目だ…etc.
「法王」で読む相手の未来の気持ち
EX.)『未来ポジションでの質問例』
〇〇さんと今のままの関係を続けて
3ヶ月後相手の気持ちに
どのような変化がありそうか?
お相手と今の感じで
関係を築いていけば
3ヶ月後、貴方に対して
今よりも深い信頼を持ってくれるような
そういった変化の示唆として出ている。
法王のカードは『精神世界の王』です。
したがって「信頼」というキーワードも
「精神的な信頼」と考えます。
素直な気持ちになれる、約束を守る、
違いを認められる、嘘や隠し事がない、
心が清くとても誠実である…etc.
これらの質問は、
主語を変えたり
シチュエーションを変えることで
様々な相談に活用できます。
お相手の
「過去、現在、未来の気持ちは?」
と大きな括りで質問するよりも、
上記のように範囲を狭めて
具体的に質問することによって
格段にリーディングしやすくなりますよ。
『自分の気持ち』も読める質問例
私はこの事柄に対して
本当はどんな気持ちを持っているか?
これも先程からの
「望みを読む際の質問例」
「状況を読む際の質問例」
と同じように…
自分の現在置かれている
状況、状態、イベントなどに対して
『自分でも気付いていない心の奥の気持ち』
という観点から考えましょう。
先程もお伝えしたように
「楽しい、嬉しい、落ち込んでいる」
などの表面的な気持ちは
自分の考えや感情の動きですから
言われなくとも分かっています。
ですのでタロットを引いて
読む必要もないのですよね。
ですが、
『自分でも気付いていない心の奥の気持ち』
という観点から読むのなら…
それは
例え自分自身であっても
思考では辿りつかない場所です。
だからこそ
読む価値が出てくるのですね。
読み方の公式としては、
私自身、気づいていないが…
私はこの事柄について心の奥では
(〇〇のカード=キーワード)
のように感じているようだ。
という読み方になります。
自分自身の気持ちを読む際は、
「思考の及ばない心の奥の気持ち」
それをタロットカードで読んであげる…
という考え方で質問していきましょう。
タロット質問例「練習・実践」に使える質問とコツのまとめ
本記事では
タロットへの質問例と
その際の大切な考え方、
そして簡単な読み方の例、
主にこの3つをお伝え致しました。
これらの質問は
数ある質問例の一部に過ぎませんが…
汎用性が高く、
主語やシチュエーションを変えたり、
言葉を詳細に付け足したりすることで
広く使えて応用を効かせられる質問たちです。
もちろん練習にも
実際の鑑定にも使えます。
タロットリーディングは
質問がとても大切です。
本記事で解説した内容を基に、
相談内容、占いたい内容に合わせて
主語や状況を変えながら
質問を作る練習をしてみてください。
尚且つ、
ここで挙げた質問たちは、
ピックアップして
「2枚引き、3枚引き」と
複数組み合わせていくことができますよ。
その詳細も、
今後記事としてご紹介しますね。
皆様も
タロットへの質問を制して、
リーディングを制していきましょう。
それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難う御座いました。
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