タロット占いで大切な『質問の立て方』を分かりやすく解説します

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皆様こんにちは。

『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は、
タロット占い初心者の方から
タロットに慣れてきた中級者の方にも…

絶対に押さえて戴きたい
『タロットへの質問の立て方』を詳しく解説致します。

本記事で取り上げる
『質問の立て方』とは、
全てのスプレッドに共通するお話です。

本記事でお伝えするコツを押さえることで
今までよりも圧倒的にタロットが読みやすくなりますよ。

タロットへの質問を制する者はリーディングを制する!!

というくらい
大切な章ですので、
是非、頑張っていきましょう!!

本記事が
皆様のお役に立てれば幸いです。

目次

タロット占いで大切な『質問の立て方』を分かりやすく解説します

タロット占いでは、
「タロットに質問を立てる」と言いますが…

それは
『相談内容に対して何を読むか?』を決めることを言います。

例えば、
以下のような相談内容があったとします。

同棲している彼と喧嘩してしまいました。
些細なことだったのですが
かなりの言い合いになってしまい、
彼は家を出て行ってしまいました。
電話を掛けても出てくれないし、LINEも未読無視の状態です。
彼は今、私のことをどう思っているのでしょうか。
そしてこれからの私たちの関係はどうなっていくのでしょうか?

上記相談内容に対して
「何も決めずに」タロットを引いても…
ドローされたカードで
何を読んだら良いのか分かりません。

しかし以下のように、
『きちんと質問を立ててから』タロットを引いたらどうでしょう。

質問:彼と私は仲直りは出来ますか?
→「Yes、Noの運勢」的な読み方が可能です。

質問:彼は今、私に対してどのような気持ちを持っていますか?
→お相手の「今現在の気持ち」として読むことが出来ます。

質問:彼が今、私に対して一番望んでいることは何ですか?
→「彼が相談者さんに対して望んでいること」をタロットは伝えてくれます。

質問:彼と仲直りするため、どのような行動を取れば良いですか?
→「仲直りするための行動のアドバイス」としての読み方が出来ます。

質問:彼と仲直りするため、どのような心持ちをすれば良いですか?
→「仲直りするための心持ちのアドバイス」として読めますよね。

タロットに質問を立てるとは、
『その相談に対して何を読みたいのか?』
それを決めることなのです。

タロットへの質問は具体的に立てましょう

本項目から
タロットへの質問の立て方を
3Card spread(3枚引き)を例に解説致します。

有名な3枚引きは
『過去、現在、未来』ですね。

「過去どうだったのか?」
「現在はどうなのか?」
「未来はどうなるのか?」
というような感じで読むことになりますが…

恐らくは
読みづらいと思った経験、
戸惑った経験があると思います。

その原因は、
『過去、現在、未来』の定義が曖昧だからです。

ここで
タロットへの質問の立て方、
大切なポイントがあります。

前述の「過去、現在、未来」の3枚引き…

『過去の何を読むのか?』
『現在の何を読むのか?』
『未来の何を読むのか?』
それを具体的に決めていくことが大切なのです。

例えば先程の、
「彼と喧嘩をしてしまった、仲直りがしたい」
というご相談で、
相談者さんの占ってほしいことが
『彼の気持ちと、今後の2人の関係の可能性』だったとします。

一般的に、
① 過去の彼の気持ち
② 彼の現在の気持ち
③ 今後の二人の関係はどうなるか?

という質問を立てるかもしれませんが、
「もっと具体的に」質問を立て直すことで
よりタロットリーディングがしやすくなります。

例えば筆者が
「彼の気持ちと、今後の2人の関係の可能性」について、
『過去、現在、未来』でタロットに質問を立てるなら以下のようにします。

「①過去の彼の気持ち」
彼は相談者さんと喧嘩をした時、
相談者さんに対してどのような気持ちを持ったのか?

「②現在の彼の気持ち」
彼は今、相談者さんからの連絡を無視しているが、どのような気持ちでいるのか?
あなたに言わない本当の気持ち。

「③未来の2人の関係の可能性」
彼の気持ちを踏まえ、
今後二人の関係はどのようになっていく可能性があるか?

タロットさん
「何を読みたいのか?」
質問を具体的にすることで、
タロットが読みやすくなっていきますよ。

タロットに対する質問の立て方のコツ

タロットを読みやすくする為には
具体的な質問を立てることが大切だとお伝え致しました。

例えば「過去」というスプレッドポジションでも

『いつ、誰の、どのような(過去)を読むのか?』
それらを考え、
具体的に質問を立てていくことで
格段にリーディングがしやすくなるのです。

前述からの
「彼と喧嘩をしてしまった、仲直りがしたい」というご相談。

『過去、現在、未来』
この3枚引で読むことを決め、
過去のポジションに「塔のカード」がドローされたとします。

ここで「過去」を読む際、
「彼の過去の気持」だけで読もうとすると…

『彼の過去の気持ちは(塔のカード)である』
というリーディング公式になりますが…これでは読みづらいはずです。

ですのでもっと読みやすくするために
『いつ、誰の、どの部分の、どのような過去を読むのか?』
それを考えてタロットへの質問を立てていきます。

前項目で筆者は、
過去の彼の気持ちとして…
『彼は相談者さんと喧嘩をした時、
 相談者さんに対してどのような気持ちを持ったのか?』

というように細かく質問を立てました。

するとリーディング公式が以下のように変わります。

『彼は相談者さんと喧嘩をした時、
 相談者さんに対して…
 塔のカードのような気持ちを持った』

先ほどの
「彼の過去の気持ちは(塔のカード)である」
と比べて読みやすくなっていることが分かりますでしょうか。

では上記に沿って
塔のカードを簡潔に読んでみますね。

相談者さんと喧嘩して家を出て行った時、
彼の気持ちはどんなだったか?

①その怒りから避難する為に家を出た。
②これ以上あなたと言い合いをしたくないと思い家を出た。
③あなたがここまで怒ることにショックを受けて家を出た。
④更なる事態(関係)の悪化をさせないように家を出た。
⑤塔の鎮火(=冷却期間)を設ける為に家を出た。
⑥もうこの関係は終わりだと家を出た。

タロットさん
タロットに具体的な質問をすれば、
回答が導きやすくなりますよ。
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相談者さんの「一番占ってほしいこと」が結論になる

タロットのスプレッドの多くに
「結論」というポジションがありますよね。

結論というポジションがなくとも
最後のカードが大体「結論」に位置します。

例えば「過去、現在、未来」の3枚引きなら
『未来』の部分が結論にあたりますね。

タロットへの質問の立てる際、
この「結論」の部分に『相談者さんの一番占ってほしいこと』がきます。

ではここまでと同じように、
「彼と喧嘩をしてしまった、仲直りがしたい」
というご相談で解説していきますね。

この相談において
相談者さんの占ってほしいことは、
『①彼の気持ち』
『②今後の2人の関係の可能性』でした。

このことから「未来(結論)」は、
『今後の二人の関係はどうなるか?』になるでしょう。

相談内容の中に
「①彼の気持ち」というのもありましたので
「過去」と「現在」のポジションに
「過去の彼の気持ち」と「現在の彼の気持ち」として質問を立てます。

タロットさん
相談者さんの一番占ってほしいことが
『結論』になるよう質問を立てれば、
他のポジションの質問も立てやすくなっていきますよ。

相談者さんの一番占ってほしいことや、
相談内容の全体像を把握するためにも
こちらから相談者さんに積極的に質問をしていきましょう。
占いだからと相談者さんに質問をしてはダメということはありません。
相談者さんが答えてくれない場合を除き、
主訴(一番の悩み)や相談の全体像を把握していなければ…
そもそもが間違えた回答をすることに繋がってしまうからです。

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タロットへの質問の立て方(アドバイス編)

本項目では
「アドバイスに対する質問の立て方」を解説致します。

まずは以下で
いくつかお悩みをピックアップしてみます。

怒りっぽさを直したい。
ヘアメイクが上手くなりたい。
モテるようになりたい。
相手と仲直りしたい。

アドバイスで質問を立てる際、
「〇〇に対してどうすれば良いか?」
というようにしがちなのですが、
これですとリーディング範囲が広くなってしまいます。

アドバイスの場合も、
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように
これらを意識して細かく質問を立てていきましょう。

下記で抽象的な質問を、
具体的な質問に直す例をご紹介します。

『怒りっぽさを直したい

抽象的な質問例:
怒りっぽさを直すには、
どうしたら良いですか?

具体的な質問例:
怒りっぽさを直す為に、
私はどのような行動を心掛ければ良いですか?

タロットさん
この場合、
「〇〇のカードのような行動を取ってください」
というように読むことができます。

『ヘアメイクが上手くなりたい』

抽象的な質問例:
ヘアメイクが上手くなるには
どうしたら良いですか?

具体的な質問例:
ヘアメイクが上手くなる為に、
私はどのような情報を得たら良いですか?

タロットさん
この場合、
「〇〇のカードのような場所(媒体)から情報を得てください」

というように読むことができます。

『モテるようになりたい』

抽象的な質問例:
モテるにはどうすれば良いですか?

具体的な質問例:
異性にモテる為に、
私はどのような自分に変わっていけば良いでしょうか?

タロットさん
この場合、
「〇〇のカードのような自分に変わっていきましょう」
と読むことができます。

『相手と仲直りしたい』

抽象的な質問例:
相手と仲直りする為に
どうすれば良いですか?

具体的な質問例:
相手と仲直りする為に、
私は相手に対してどのような行動を取れば良いですか?

タロットさん
この場合、
「相手に対して〇〇のカードのような行動を取りましょう」
と読むことができます。

具体的に質問を立てることで、
『〇〇するためには〇〇のカードのようにしましょう』
というように、
アドバイスとして読みやすくなります。

そしてアドバイスは、
『行動面、心持ち面、潜在意識面、情報面』
など様々にカスタマイズが出来ます。

是非、
色々なパターンを手に入れてみてください。

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タロットへの質問は的を絞って立てましょう

タロットへ質問を立てる際は、
的を絞って質問をしましょう。

抽象的な質問の例として、
「彼は私の事をどう思っていますか?」
というのがあったとします。

この質問ですと範囲が広くなってしまい、
「何に対してどう思っているのか?」
読み手が一瞬ですが戸惑ってしまうのです。

恋愛の相談なのだから、
「恋愛対象としてどう思っているか」に決まっているでしょう。
と思われるかもしれません。

ですが中間的なカード
「皇帝」などが出てきたら、
やはり一瞬リーディングに戸惑うものです。

「皇帝」は恋愛っぽいカードではないので
『恋愛対象としては意識していない』
という回答に落ち着くはずですが、
そこへ行くまでの数瞬、
読み手の思考があちこちに飛んでしまうのです。

そうなってしまうと、
本来100%相談者さんに
向けられたはずの力が分散されてしまいます。

それを回避する為にも的を絞って
『彼は私の事を(恋愛対象として)どう思っていますか?』
などのようにすれば、
「彼はあなたのことを(恋愛対象として)〇〇のカードのように思っている」
と簡潔に回答が浮かび、リーディングもスムーズになっていきます。

タロットさん
範囲を狭めて
質問を立てることを意識していけば、
リーディングに戸惑う事も少なくなりますよ。

タロットへの質問は一問一答

タロットへの質問は
「1枚に対して1つの質問」

を心掛けてください。

3枚引きを例にするなら、
「過去、現在、未来」
という質問項目がありますよね。

この3つの質問を
全部1枚のカードに対して
質問しないようにしましょう。

1枚のカードに質問を集約してしまうと
リーディングがしづらくなります。

例えば1枚引きで
彼の過去、現在、未来の気持ちを読む時に
「愚者のカード」が出たとします。

タロット『0. 愚者』


そして愚者の意味の中から
『自由』というキーワード使うとします。

すると…

彼の過去の気持ちは自由で
現在も自由で、未来も自由です。

究極こうなってしまうんですよね。

『彼は自由人でした』ということで
読めてるといえば読めてるのでしょうが、
やはり強引な感じがします。

それよりも、
「彼の過去の気持ち」
「彼の現在の気持ち」
「彼の未来の気持ち」

というようにタロットを3枚引いて…

過去=愚者、
現在=魔術師、
未来=女教皇と出れば…

過去は(愚者=自由)であっても、
現在は(魔術師=やるべきことに集中)
未来は(女教皇=相談者さんとの関係を
真剣に見据えた上で…)

現在のポジションにある
「魔術師」で表されるように
彼自身の今置かれている状況を
更に良くしようと奮闘するでしょう。

簡単に読みましたが、
このように読めるのですね。

上記3枚のリーディングが
ポジティブな話の展開になってるのは、
3枚のカードの印象が明るいからです。

相手の気持ちを読む際も
「一問一答」にして
複数枚出してあげることによって、
カードの明るさの印象や、
多く出ているスートを加味したり、
前後のカードの兼ね合いも考え、
より詳細に読んであげることが出来ます。

占う内容を増やしたい場合は、
別の質問をして
新しくカードを引いてあげてくださいね。

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タロットに質問を立てる際の注意点

注意点

先ほどの項目で

占う内容を増やしたい場合は、
別の質問をして
新しくカードを引いてあげてください。

とお伝えしましたが…
ここで注意点があります。

恋愛の相談ならその恋愛について、
仕事の相談ならその仕事について、
人間関係の相談なら
その人間関係について…
ご相談に関連する質問を
スプレッド上で取り上げてください。

究極的な話、
「お相手との恋愛成就のご相談」なのに…

上記の画像のように
結論のポジションでいきなり
『今後の日本経済の動向』
などの質問を持ってきても、
読み手も相談者さんも困ってしまいます。

ですのでスプレッド上では、
その相談に適した質問を組み立てていきましょう。

タロットさん
突拍子もない質問をされると…
私も困っちゃいます。
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タロットへの質問の立て方まとめ

今回の記事は、
『タロットへの質問の立て方のコツ』をお送り致しました。

まとめとしましては…

①タロットへの質問を立てるとは?
相談内容に対して、
いきなりタロットを読もうとしても
何を読んで良いのかわかりません。
そこで質問を立てることで
『相談内容に対して何を読みたいのか?』
それが明確になるということをお伝え致しました。

【②タロットへの質問は具体的に立てる】
仮の相談内容に沿って
(過去、現在、未来)を例にして、
『過去の何を読むのか?』
『現在の何を読むのか?』
『未来の何を読むのか?』
を考え、
具体的に質問する方法をお伝えしました。
そして抽象的な質問をした時と、
具体的な質問をした時のリーディング公式の違いもお伝え致しました。

【③結論は一番占ってほしいこと】
タロットで質問を立てる際、
相談者さんの主訴、
(一番占ってほしいこと)
それが結論になるよう質問を立てれば、
他のポジションへの質問も立てやすくなることをお伝え致しました。

【④アドバイスでの質問の立て方】
いくつかお悩みをピックアップし、
「抽象的な質問」「具体的な質問」
両者の違いを比較していきました。
アドバイスの際も
『いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように』
これらを意識して質問を立てれば
的を絞ったアドバイスとして読みやすくなることをお伝え致しました。

【⑤タロットへの質問は的を絞る】
「彼は私をどう思っていますか?」
などの漠然とした質問では範囲が広すぎてしまうので…
彼は私を〇〇としてどう思っていますか?
というように的を絞ることで、
戸惑うことなくスムーズに読めることをお伝え致しました。

【⑥タロットへの質問は一問一答】
1枚のカードに多く質問すると
読み手の混乱も招きます。
ですので1枚のカードには1つの質問を。
そうすることによって
全体のカードの印象やスートの出方、
前後のカードとの兼ね合いで読むなど
より詳細に読んでいくことが出来ます。

【⑦カテゴリ違いの質問をしない】
スプレッドを展開する際は、
「恋愛の相談ならその相談に関すること」
「仕事の相談ならその相談に関すること」
というように、
そのご相談に関連する質問を
スプレッド上で取り上げていきましょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、
「仮の相談内容を決めて
 スプレッドを基に質問を立てる」
という練習を重ねることによって、
『具体的に、でも短く簡潔に分かりやすく』
タロットへの質問を立てられるようになります。

本記事が
皆様のタロットリーディングに
お役に立てれば嬉しいです。

それでは、
本日も
最後までお読み戴き
誠に有難う御座いました。

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