皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
今回の記事は、
タロットの人物像を作って覚えよう
『Ⅶ. 戦車編』の解説です。
戦車のカードは
前進する、一番になろうとする、
走り続ける、スピードがある、
というメッセージが強く…
そのため、
アドバイスがしやすいカードです。
その反面、
意外と正位置で
ネガティブな意味合いもありますので…
変化球的な読み方をしなくとも、
ポジティブ、ネガティブと
両方の側面で読みやすいカードです。
本記事では、
そんな「Ⅶ. 戦車」について…
『彼は一体どんな人物なのだろうか?』
という側面から追っていきます。
本記事を読むことによって、
カードの理解が深まり、
『Ⅶ. 戦車の人物像』が固まります。
尚且つ、
次の項目でお伝えする
『戦車の人物像』は、
そのままリーディングに使えるような
クオリティに仕上げてあります。
意味を覚えるよりも、
格段に覚えやすく、読みやすくなります。
是非、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。
タロット『Ⅶ. 戦車』の人物像と世界観を知ろう
戦車のカードには
『前進する』という
象徴的な意味があります。
そこには
自分のやりたいこと、やるべきこと、
『自分が決めた理想に真っ直ぐ向かう』
という意味が込められています。
戦車に乗る若者の表情も
自信に満ち溢れていますね。
戦車の若者が操るスフィンクス
彼は派手な甲冑に身を包み、
右手に持つ指揮棒で
二頭のスフィンクスを操ります。
このスフィンクスは
『自分自身の善と悪(長所と短所)』
それを表します。
【白のスフィンクスは自身の長所】
行動力の高さ、勇敢さ、
エネルギーに溢れる部分、
目的達成に対する意思や
物事に臆さず挑戦する気概といった
正位置で示唆されるポジティブな部分
それを表しています。
【黒のスフィンクスは自身の短所】
自分の衝動的な部分…
テンションが高すぎて空回ったり、
つい暴走してしまう性格だったり、
自分勝手に振る舞ってしまう部分や
負けず嫌いで好戦的な性格といった
正位置で示唆されるネガティブな部分
というのを表しています。
戦車の若者が
「二頭のスフィンクスを操る」
という部分に隠されたメッセージは…
『自身の長所と短所を
コントロールしながら前進する』
ということです。
逆に言えば
『自身の長所と短所を
上手くコントロール出来なければ
真っ直ぐ前に進むことが出来ない』
ということをメッセージしています。
戦車の若者の行動力
戦車の若者には夢があり、
そこに向かって進む行動力も抜群です。
しかしまだ
未熟な面が多いので、
皇帝のような
「綿密な計画に則った行動力」ではなく…
考えるよりもまず行動する。
とりあえずやってみる。
動き出さなきゃ始まらない。
というような、
若さ溢れる行動力です。
行動力=愚者とも似てる?
考えるよりもまず行動という点では
「愚者」の行動力とも
似てるな思うかも知れませんが…
愚者と戦車では、
『性格特性』が違います。
愚者の性格は能天気で楽観的、
「風の向くまま気の向くまま」
これが愚者の性格です。
一方、戦車の若者は…
目標に向かってまっしぐら!
根拠は無いが自分なら出来る!
必ず理想を叶えられる!
『常時無意識アファメーション』
のような自信満々な性格です。
「0. 愚者」「Ⅳ. 皇帝」「Ⅶ. 戦車」
共に【行動力】という意味がありますが、
各カードの性格特性を基に
愚者は『風に身を任せる行動力』
皇帝は『綿密な計画に則った行動力』
戦車は『勢いを大切にする行動力』
といった読み分けが出来ますよ。
戦車のボディに描かれたもの
戦車のボディに目を向けてみましょう。
中世の騎士などは、
自分の盾(シールド)に
自分の紋章をあしらっていました。
そしてこの
戦車のボディには『翼』と
彼の紋章である『コマ』が描かれています。
翼で表現されるものは
誰より早く、誰よりも速く、
誰よりも高く飛ぶという意思。
コマに表現されるものは、
動き続けること、
理想を叶えるため
勢いよく走り続けることの意思。
戦車のボディに描かれたものには
それらの意味が込められており、
『己が掲げた理想へと
真っ直ぐに走り続ける』
というメッセージが込められています。
『Ⅶ. 戦車』若者の信条
戦車の若者の信条は…
考えるよりまず行動する、
取り敢えず行動してから考える、
リスクなんて考えてる暇ない、
気持ちは常に勝ちに行く、
不安はあるけども失敗は恐れない、
勇気は恐怖を克服する力だと考える。
というものです。
戦車の若者には
大きな夢があります。
目標に到達するまでの
明確な筋道はありませんが、
どんな困難にも
立ち向かう気概を持っている。
それが『Ⅶ. 戦車』のカードです。
最早ここまでで
「Ⅶ. 戦車の人物像」は
ほぼ作り上げられてしまいましたが…
これらのお話を踏まえた上で、
『元の世界観を壊さない
戦車の人物像、世界観の作り方』
こちらを解説していきます。
『戦車』の人物像の詳細な作り方
タロットは
意味を暗記するよりも、
『カードの人物像』
これをご自身の中に作ることで、
覚えやすく、読みやすくなります。
本記事でご紹介する
『Ⅶ. 戦車の意味』は、
元の世界観を活かして
人物像を作るための
『戦車の世界観の一部を切り取ったもの』
として考えてくださいね。
それでは行ってみましょう!
Step①:戦車の意味をピックアップ
ここでは
『Ⅶ. 戦車の人物像』を作るため
一般的に付けられた意味を用いていきます。
そうすることによって
元の世界観を壊すことなく
『戦車の人物像、世界観』を作れるのです。
それでは以下で
戦車の意味を
「ポジティブ、ネガティブ」
二つの視点で
ピックアップしていきましょう。
【Ⅶ. 戦車のポジティブな意味】
勇敢さ、前進する、エネルギッシュ、
自立心、強い意思、勇敢さ、瞬発力、
挑戦する気概、積極的、恐怖の克服、
目標を見据える、情熱的、勇気がある、
行動力がある、理想に向かう、
信念を持って進む、信じた道を進む、
チャンスを掴む、勝利、成功、
開拓精神、独立心、まず見た目から、
馬力がある(スフィンクスだけど)
【Ⅶ. 戦車のネガティブな意味】
負けず嫌い、暴走、自分勝手、
傍若無人、独断、好戦的、
去勢を張る、ハリボテ、
勿論これらの意味たちは、
リーディングキーワードとして
そのまま使えますが…
本記事では
これらの意味を使って
戦車の人物像を作っていきます。
戦車のネガティブな意味も
ピックアップしましたが、
戦車の若者の「短所」という点で
人物像を作るのに役立ててください。
Step②:イメージに合うものを探す
先ほど紹介した
「戦車の意味」の中から、
1)ご自身の戦車のイメージに
「これは合うな」と思うキーワードを
5個程ピックアップしてください。
2)選んだキーワードに対して
『戦車の若者は〜そうだ』
という文章を作っていきましょう。
以下で
筆者の文章を例にして
解説をしていきますので、
参考にしてみてください。
1)筆者が選んだ戦車に合うキーワード
意志が強い、自分の道を信じる、
信念を持って進む、
負けず嫌い、暴走する、
2)戦車の彼は〜そうだ…と付けてみる
彼は意志が強そうだ、
彼は自分の道を信じてそうだ、
彼は信念を持っていそうだ、
彼は負けず嫌いそうだ、
彼は時々暴走しそうだ、
戦車の元のキーワードに対して
『戦車の彼は〜そうだ、』
というように付けてみました。
これだけでも
戦車の若者がどんな人物か?
わかるような感じですが…
次のステップで
「戦車の彼は〜そうだ、」
というのを深掘りしていきます。
更にイメージを鮮明にして
戦車の人物像を固め、
覚えやすく、読みやすくしていきましょう。
Step③:具体的にイメージしていく
先程文章を繋げた
「戦車の若者は〜そうだ、」に対して…
『どのように〜そうなのか?』
という問いをご自身に投げかけます。
それに対して
戦車のカードから受ける印象を基に
答えてみてください。
質問に答える時は、
『〜そうだ、〜っぽい、〜かも』
というような文章にすると作りやすいです。
「戦車は〜っぽい」というのが
ご自身の戦車の人物像になり、
そしてその人物像から言葉を抜粋すると
リーディングキーワードになります。
戦車の元のキーワードが
抽象的でイメージしづらい場合、
「意志とは」「信念とは」
というように調べてみると
ニュアンスが掴みやすくなりますし、
リーディングの助けにもなりますよ。
以下で筆者が作った
「戦車の人物像&リーディングワード」
を載せますので、
参考に作ってみてください。
①戦車は「意志が強そう」だ
【Q. それはどのような感じか?】
理想は必ず果たす、
決めたことは必ず実行する、
目的を達成しようとする気持ちが
他の人とは桁違いに強そう。
〇〇になりたいと(思う…)
というような中途半端なものではなく
「〇〇に成る」と強く心に決めている。
『必ずそこへ到達するという決意』
それを強く持っていそうだ。
【リーディングに使うなら?】
1)決めたことは必ずやる、
2)中途半端な気持ちで挑まない、
3)アファメーションで心を上げる
②戦車は「自分の道を信じて」そうだ
【Q. それはどのような感じか?】
まず前提として
『自分の理想は必ず叶う』と信じてる。
そしてその道を進む途中
イレギュラーなことが起こったり、
普通の人では「もうダメかも」と
諦めてしまいそうな出来事に遭っても
彼の中の前提に
『自分の理想は必ず叶う』
というものがあるので絶対諦めない。
むしろ彼は
この出来事を越えることが
理想の実現には大切なことだ。
とさえ思っていそうだ。
【リーディングに使うなら?】
1)願いは叶うと信じきる、
2)諦めない気概を持つ、
3)困難を越えて次のステップへ
③彼には「強い信念」がありそうだ
【Q. それはどのような感じか?】
『こう在りたい自分』
『こう成ると決めた未来』へ
一直線に進んでいく気概がある。
その目指すもの、
到達したい未来に対して
とことん一途な気持ちを持っており…
今の彼に別の選択肢は無く、
別の未来を夢見たりもしない。
絶対にそれを叶えること一択。
『自分の進む道はそれが正しい』と、
固く信じ込んでいる心を持っていそう。
【リーディングに使うなら?】
1)目標に一途になる、
2)その目標しか見えていない、
3)彼の中に別の選択肢は無い、
④彼は「負けず嫌い」そうだ
【Q. それはどのような感じか?】
例えば叶えたい未来に対して
ライバルの存在を感じた時、
「自分がその人よりも優れている」
という部分を徹底的に探す。
そしてその部分を徹底的に伸ばす。
ただ…具体的な施策があって
自分を上げていくというよりも、
『気持ちで負けたら負け』
という部分を強く大事にしてそう。
【リーディングに使うなら?】
1)自分の優れた部分を見つける、
2)自分の優れた部分を伸ばす、
3)気持ちでは絶対負けない、
⑤彼は時々「暴走しそう」だ
【Q. それはどのような感じか?】
周囲の状況を把握しきれず、
自分が思うまま、
「きっとこれが正しい」と
そのまま突っ込んでしまうため、
少々度が過ぎてしまう事がある。
ただそれは戦車の若者の、
『何に対しても本気で取り組む』
という性質に表れてしまってるだけで
悪気があってやってるのではなさそう。
【リーディングに使うなら?】
1)やる気が空回って失敗する、
2)本気で取り組んだ結果の失敗、
3)本人に悪気は一切無い、
本項目で筆者が挙げたイメージが、
元の世界観を壊さない
『戦車の人物像&リーディング例』です。
このように人物像作りが
そのままリーディングに繋がるので、
是非、元の意味から
沢山のイメージを湧かせてみてください。
以下の記事では、
『Ⅶ. 戦車のカード』を
モチーフとなったものから象徴の解説など
様々な視点から詳しく解説しています。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。
まとめ:タロット『戦車』の意味から人物像を作って覚えよう
今回の記事は
『Ⅶ. 戦車』の人物像の解説を致しました。
戦車のカードは
勇敢さ、前進する、エネルギッシュ、
自立心、強い意思、情熱的、開拓精神、
といった
ポジティブな意味合いが多いカードです。
尚且つそれらの意味は
『戦車の若者の性格特性』
としても捉えることが出来ますので、
人物像を作りやすいカードですね。
ご自身の中で
『Ⅶ. 戦車』の人物像を固めておけば
そこから言葉を抜粋して
キーワードにすることも容易いです。
基本的にポジティブなカードでありながら、
負けず嫌い、暴走、自分勝手、
傍若無人、独断、好戦的、
去勢を張る、ハリボテ…etc.
といったネガティブな意味合いも
『Ⅶ. 戦車(正位置)』の中にあるので、
他のカードのように
連想を駆使した
変化球的な読み方をせずとも、
相手の気持ち、状況や状態などを
ネガティブに読みやすいカードです。
アドバイスにも、
相手の気持ちにも、
状況や状態にも…
ポジティブ、ネガティブと
臨機応変に読むことができる。
それが『Ⅶ. 戦車』のカードなのですね。
本記事が
皆様のお役に立てれば幸いです。
今回も
最後までお読み戴き、
誠に有り難う御座いました。
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