タロット『皇帝』の意味から人物像を作ってカードを覚えよう

タロット『Ⅳ. 皇帝』人物像
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皆様こんにちは、
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
『人物像を作ろう 〜皇帝編〜』です。

皇帝のカードって、
相談内容によっては
読みづらいカードですよね。

それと言いますのも、
皇帝のカード自体が
ポジティブでもネガティブでもない
「中間色の強いカード」ですし、

リーダーシップ、自信、
実行力、父性、男性性などの
『パワーワード』があり…

それが浮かんでしまうと
「それ以外の読み方が出来なくなる」
というのもあります。

更に皇帝というのは、
その名の通り「国の偉い人」ですが、

「皇帝」とか「国の偉い人」
と考えるとイメージが難しくなり…

そうなると
『皇帝の意味で読む』
というところに戻ってしまって、
結局読みづらいままになります(涙)

そこで今回は、
皇帝のカードについて、
どんな人なのか?どんな性格なのか?

『Ⅳ. 皇帝の人物像』
というのをご自身の中で作り、
作った人物像、その文章から
リーディングに活用していく方法を
解説していきます。

本記事では、
皇帝の人物像の概要として
『皇帝ってどんなカードなのか?』
というのも紹介しておりますので、
皇帝の人物像を作る際の
参考にして戴ければ嬉しいです。

きっと今までより
皇帝のカードが
読みやすくなりますので、
是非、参考にして戴ければ嬉しいです。

目次

タロット『皇帝』の意味から人物像を作ってカードを覚えよう

タロット『Ⅳ. 皇帝』

皇帝のカードは
非常に男性性が強そうな印象ですね。

彼の座る椅子の四隅には
「羊の顔のオブジェ」が描かれており、
皇帝の赤いマントの右肩にも
「羊の顔の刺繍」が施されています。

これは皇帝のカードが
『牡羊座の性質』を表しているからです。

皇帝は一国のトップであり、
誰よりも勇気と自信に溢れたリーダーで、
何にも臆さず前進する気概を持っています。

皇帝の纏う真紅の衣には…

火の性質である
情熱や熱意、意志の強さ、
創造する力、勢いの良さ、
周囲を巻き込む力強さ、
など。

そして
男性的な性質である
威勢の良さ、冒険心、探究心、
自分に勝ちたいという気持ち、
頂点を獲るという気概、
など。

それらを強く表しています。

皇帝は意欲、情熱に溢れていて、
やると決めたことは必ずやる人です。

どんな困難にも屈しない
精神的タフネスを持ち、
窮地に陥っても決して諦めず、
打開策を見つけ突破していきます。

『Ⅳ. 皇帝』の特徴「背景の山」

タロット『Ⅳ. 皇帝』

皇帝の背景に目を向けると、
高くて険しい山が描かれていますね。
これは皇帝に対しての
『障害や困難』を表しています。

他のカードにも山は描かれていますが、
ここまでの険しい山は
皇帝のカードにだけ描かれています。

険しい山は障害や困難の象徴、
『皇帝という立場は困難極まりない』
ということを表しているのです。

ちなみに、
皇帝のカードを考える際は
『社長や経営者』と考えても良いですよ。

例えば経営者や社長の仕事は、
社員の仕事とは質が違います。

現場の大変さとは
全く違う違う大変さなのですね。

スケジュールもタイトですし、
常に会社のことを考えています。
社内に同僚みたいな人はいませんし、
自身の不満や愚痴を
心底受け入れて貰える場所もありません。
それに経営者は
休日も会社のことを考えています。

強そうに振る舞っているけども、
内心は多くを溜め込んでいるでしょう。

しかし弱音を吐いたり嘆いたり、
自分の責務を投げ出したりということは、
皇帝の中にはありません。

それどころか彼は、
『弱音は天に召してから吐けば良い』
とさえ思っているでしょう。

そういった大変さが
『険しい山=皇帝の困難や障害』
として描かれています。

そしてこの「困難や障害」というのは、
視点を変えて考えることもできます。

例えば
『自信喪失、病、怪我、ストレス』
というような自分自身の障害もありますし、
『敵、ライバル、競合、財政』
といった周囲の障害もあります。

皇帝(社長)は、
スケジュールがタイトですから、
『時間的切迫感、忙しさ』
というのも困難にあたります。

組織を作り、管理し、統制する。
リーダーとして引っ張っていくこと。
組織のトップとして全てを背負う。
これらも皇帝に課せられた「困難」です。

あと皇帝を
「経営者」という視点で考えるなら…

組織のルールを作ったり、
部下に役割を任せたり
仕事や今後の方向性を
論理的な考えと
きちんとした根拠に基づいて
固めていくことが求められます。

さらに皇帝(社長)は、
『正確な情報の取捨選択』も迫られます。

財政も、組織統制も、組織管理も、
国を守ることも、敵と戦うことも…
正確な情報がなければ失敗します。

中世の時代など、
戦がありましたから
敵が何人いて、どういう場所で、
どんな布陣で待ち構えているか?
敵はどんな戦法を得意としているか?

正確な情報を手に入れなければ
自軍は負けてしまいます。

『休みなどない』
というのが皇帝と言えます。

だからこそ
タロット78枚の中で、
これだけギザギザと
『険しい山=困難、障害』
として強調されて描かれているのですね。

更に皇帝には、
『父性、父親』的な要素もあります。

例えば家族のつながりを強めたり、
家族の向かう方向性を
定めたりすることもあるでしょう。

子供など、
弱き者を保護する力も備えています。

自分の子を成長へと導く役割もありますし、
家族の安全と安心を守るのも父親です。

女帝のカードを
「母親」として読めるように、
皇帝のカードを
「父親」として読むことも出来るのですね。

このような
『皇帝のカードの特性』を加味して
人物像、世界観を作っていきましょう。

実はここまでで紹介した
『皇帝の人物像の概要』ですが…
文章を所々抜粋するだけで、
リーディングに使うこともできます。
本記事を読み進めて戴いて
再度戻っていただくと、
それが分かると思います。

それでは、
次の項目から実際に
『皇帝の人物像作り』をしてみましょう。

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『皇帝』の人物像をイメージしよう

タロット『Ⅳ. 皇帝』

ここではまず、
一般的な「皇帝の意味」の中から
人物像をイメージするのに
使いやすいキーワードをご紹介します。

【皇帝のカードの意味】
リーダーシップ、現実的、
自信、計画的、信頼…etc.

上記で紹介しました
「皇帝の意味」から
カードの人物像を作っていきます。

上記キーワードを基に
『皇帝のカードを見ながら』
以下のような質問を
ご自身に投げかけてください。

【Q. 皇帝のカードは…】
どれくらいリーダー的か?
どれくらい現実的なのか?
どれくらい自信があるのか?
どれくらい計画的なのか?
どれくらい信頼されているのか?
皇帝は何に信頼をおいている?

そして上記の質問に対して
『皇帝のカードから受ける印象を基に』
答えてみてください。

その答えが
ご自身の皇帝の人物像になり、
そしてリーディングに変わります。

質問に答える時は、
『〜そうだ、〜っぽい、〜かも、』
というような文章にすると作りやすいです。

筆者の例を載せてみますね。

【皇帝の人物像をイメージしよう①】

【皇帝はどれくらいリーダー的?】

皇帝は手腕。
故に目的達成のために
ワンマンに力を振るうのではなく、
この表情とは裏腹に
細かくメンバーを見てそう。
組織に居る個々の性格、性質を
キチンと把握してて
それぞれの長所や短所を知っていて、
的確な役割を持たせてくれそう。

〜上記文章をアドバイスにするなら〜
1)傍若無人に振る舞わない。
2)相手の良い部分を知る。
3)相手の性格を考慮し
行動や発言することを心掛ける。

【皇帝の人物像をイメージしよう②】

【皇帝は何に信頼をおいている?】

皇帝は自分自身に信頼をおいている。
それは今までに培ってきたスキル、
ここまで越えてきた多くのイレギュラー
それら過去の一つ一つが、
自分への信頼を構築してきてそう。
皇帝が信頼を置く自分は、
『自分への信仰』と言えるくらい
強いものになっていそう。

〜上記文章をアドバイスにするなら〜
1)今までの過去を振り返り、
「どんなことも越えて今がある」
それを改めて自分に気付かせる。

2)自分が自分を信頼するため、
これから出会う事柄の全て
「未来の自分を作る糧」として挑む。

「リーダーシップ」「信頼」
などの言葉は抽象的ですが…
皇帝の人物の概要を考慮したり
皇帝の絵を見ながらイメージすると、

より皇帝の特色を活かした
リーディングにすることが出来ますよ。

『皇帝』の人物像の詳細な作り方

タロットの世界観

タロットは
単に意味を暗記するよりも、
『カードの人物像』を把握することで
1枚1枚を理解しやすくなります。

本項目からは、
先程イメージした
『皇帝の人物像の作り方』を
更に詳細に解説していきます。

皇帝の元の意味を使いますので、
世界観を壊さず
人物像を作っていけますよ。

イメージした皇帝の人物像は
前項目のように言葉を変えて
リーディングに使うことができます。

Step①:皇帝の意味をピックアップ

タロット『Ⅳ. 皇帝』

そうすることによって
元の世界観を壊さずに
『皇帝の人物像』を作っていけますよ。

【タロット 皇帝の意味】
組織を作る、計画的、成功、
男性性、父性、信頼、威厳、
リーダーシップ、実行力、
現実的、具体的、自信に満ちる、
強い意志、意欲的、秩序と安定、
支配力、権力、責任感がある、
向上心、指導力、積極的、
目的の達成、軸がブレない、
野心がある、精神的に強い、
闘争心がある、勇気がある、
勇ましさがある、勢いがある、

この皇帝の意味は、
人物像を作るための
『皇帝の世界観の一部を切り取ったもの』
として考えてくださいね。

Step②:イメージに合うものを探す

視点の変換

このステップでは
先程紹介した「皇帝の意味」の中から…

1)ご自身の皇帝のイメージに
「これは合うな」と思うキーワードを
5個ほどピックアップしましょう。

2)その選んだキーワードに対して
『皇帝は、〜そうだ。』
という文章を作ってみましょう。

以下で
筆者の文章を例にして
解説をしていきますね。

1)筆者が選んだ皇帝に合うキーワード
強い意志、意欲的、
具体的、責任感、精神的強さ、

2)皇帝は「〜そうだ」と付けてみる。
皇帝は「意志が強そう」だ。
皇帝は「意欲的」そうだ。
皇帝は「具体的」に物事を進めそうだ。
皇帝は「責任感」がありそうだ。
皇帝は「精神的に強そう」だ。

元のキーワードに対して
『皇帝は、〜そうだ。』
というように付けてみました。

キーワードの中には、
少し文章を付け足した方が良いもの
「× 皇帝は具体的そうだ」
「⚪︎ 皇帝は具体的に物事を進めそうだ」
がありますが…

これはタロットを読む際に大切な
『タロットへの質問の仕方』
にも通じていきますので、
この部分も大切にしていきましょう。

次のステップでは
『皇帝は、〜そうだ。』
それを発展させて
オリジナルの皇帝の人物像、
世界観を作る方法をお伝えします。

Step③:具体的にイメージしていく

考える

このステップでは先程の
「皇帝は、〜そうだ。」について、
『どのように、〜そうなのか?』
これを具体的にイメージしていきます。

皇帝の元のキーワードが
抽象的でイメージしづらい場合、
「意欲的とは」「強い意志とは」
というようにニュアンスを調べてみると
リーディングの助けになってくれます。

以下では筆者が
『皇帝の人物像イメージ』
を作った後、
『それをリーディングにするなら?』
という2つの側面から解説しますね。

①皇帝は「意志が強そう」だ。
【どのように意志が強そうか?】

皇帝はやると言ったらやる男。
やると決めたら必ずやる男だと思う。
皇帝にとって
『やるやる詐欺』はあり得ない。
どんな小さなことでも、
どんな小さな約束でも、
自分が一度「やる」と言ったら、
それは必ずコンプリートしてくれそう。

〜アドバイスとして使うなら〜
1)やると言ったら必ずやる。
2)やるやる詐欺には絶対ならない。
3)小さなこと、小さな約束も、
一度「やる」と言ったら
結果の如何に関わらず実行する。

②皇帝は「意欲的」そうだ。
【どのように意欲的そうか?】

皇帝は何かアイデアが浮かんだら、
それを積極的に取り組んでいく。
物事への熱意を、気持ちを、
溢れさせてるだけでなく
どんどん行動に移していきそう。

〜アドバイスとして使うなら〜
1)アイデアは形にする。
2)物事への熱意を持ち続ける。
3)どんなアイデアも素敵だ
という気持ちを常に忘れない。

③皇帝は「具体的」に物事を進めそうだ
【どんな感じに具体的か?】

皇帝は理想を理想のままにしておかない。
〇〇だったら良いなというビジョンは、
計画を立て、行動し、
その結果をきちんと受け取って、
『更に上手くいかせるためには?』
それを考え、新たに計画し、
また実行に移すということを繰り返し、
頭に思い描いたビジョンを
はっきりと実体化させていくだろう。

〜アドバイスとして使うなら〜
理想をきちんと形にするために
①計画して、
②行動してみて、
③結果を客観視して、
④更に良くすために考えて、
⑤そしてそれを実行に移す
この5つを大切にしていきましょう。

④皇帝は「責任感がありそう」だ。
【どれくらい責任感がありそうか?】

皇帝は何事も途中で投げ出さない、
始めたことは結果の如何に関わらず、
責任を持って最後までやり通す。
例え失敗に終わったとしても
「誰のせいで」「何のせいで」
など、外に責任を一切求めず、
失敗を失敗として受け入れて
次に活かす度量がありそう。

〜アドバイスとして使うなら〜
1)始めたことは取り敢えず
結果関係なく最後までやってみよう。

2)失敗した時
「誰のせいで」「何のせいで」
というように外に責任を求めず、
受け入れて次に活かそう。

⑤皇帝は「精神的に強そう」だ。
【皇帝の精神力はどんなもの?】

気持ちの切り替えが早い!速い!
行動を起こした結果、
例え失敗に終わっても、
それをキチンと受け入れ、
その原因を考え、
至らなかった部分を反省して
『では、どうしたら良いのか?』
と改善を加えていくなど、
一つの失敗から確実に学んでいく。
皇帝にとって失敗は失敗ではなく、
次なる成功への足掛かりでしかない。

〜アドバイスとして使うなら〜
失敗に凹んでも良い。
でもその失敗を
失敗した過去として終わらせず、
その失敗から学ぶ気持ちを持って、
『次はどうしたら成功するか?』
というようにマインドを変えて
次の成功への足掛かりにする。
そういう心を持って挑んでいこう。

上記で挙げた文章が
元の世界観を壊さない
『皇帝の人物像&リーディング』です。

このように人物像を作ることで、
カードを覚えやすくなると共に
『人物像の文章→リーディング』
と繋げることが出来てしまうのです。

人物像を作る際は、
「Ⅳ. 皇帝」のカードをよく観て、
『自分が皇帝だったらどうか?』
というように、
自分がタロットの世界に
入り込んでみるのも
イメージ作りに役立ちますよ。

皇帝のカードは絵柄からも
『恋愛的なカードではない』です。
故に皇帝で相手の気持ちを読む際、
「あなたとの恋に意欲的」
「あなたを手に入れたいと思ってる」
という読み方をする際は、
スプレッド上に
感情や愛情を表す「カップ」や、
他の恋愛っぽい気持ちを表すカードの
出現度合いを考慮してみてくださいね。

以下の記事では、
『Ⅳ. 皇帝』について
描かれている象徴から
皇帝のカードの読み方を
詳しく解説しております。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。

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まとめ:タロット『皇帝』の意味から人物像を作って覚えよう

タロット『Ⅳ. 皇帝』

今回の記事は
『Ⅳ. 皇帝』について
人物像や世界観をお伝えすると共に、

元の世界観を壊さない
「オリジナルの皇帝人物像」
を作る方法をお伝えしました。

皇帝は一国のトップらしい
「高純度の雄度」を持っています。

そこには
『火の性質』である
情熱や熱意、意志の強さ、
創造する力、勢いの良さ、
周囲を巻き込む力強さ
…を持ち、

そして
『男性的な性質』である
威勢の良さ、冒険心、探究心、
自分に勝ちたいという気持ち、
頂点を獲るという気概…

というのを強く持ち合わせています。

皇帝のカードを考える際、
「皇帝(emperor)」
というように考えると想像しづらいです。

イメージに難航した時は、
『男性性』や『火の性質』
という観点から考えて、
それを強調するイメージを持つと
幾分か読みやすくなるかと思います。

今回の記事が
皆様のお役に立てば嬉しいです。

本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難う御座いました。

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