タロット解説|月の意味を学ぶ『ザリガニは月夜に不安を抱く』

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皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
タロットカード、
大アルカナ18番目のカード
「ⅩⅧ, THE MOON(月)」について解説をしていきます。

月のカードの代表的な意味に
「不安」や「恐れ」といったものがあります。

これは
タロットカード月
「そのものの意味」というよりも…

そこに描かれている『ザリガニ』の心境です。

本記事では、
タロット月のカードを、
ザリガニの視点に立って
物語のように解説していきます。

そして同時に
月のカードのリーディングの仕方も解説しています。

是非、最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。

目次

月の意味を学ぶ『ザリガニは月夜に不安を抱く』

このカードは
タロットカード大アルカナ
18番目のカード
「THE MOON(月)」です。

月というと、
秋のイメージがありますよね。
秋の月は物静かで、物寂し気な雰囲気もあります。

「月」のカードを見てみましょう。

空に浮かぶ憂い気な顔の月。
空を見上げる野良犬と狼、
そして水辺から上がってこようとしているザリガニ…。

そして辺りは広い草の大地。
少し行けば遠くには山々が見えます。

真ん中には一本の道があり、
その道は遠くの山々まで続いています。

途中には石でできた二本の柱があり、
憂い気な表情の月からは、光の粒が落ちてきています。

今日の主人公は『ザリガニ』さんです。

彼は水辺の甲殻類、
水辺の甲殻類は図像学で「月」を表現しています。

そんな彼は、
自分の居た水辺から、
陸地へ上がろうとしていますが、
ちょっと戸惑っているようです。

実はこのザリガニさん、
自分の力を試そうと、
新しい自分に成ってみようと…

自分の居た水の中から
意気揚々と陸地を目指してやってきました。

しかし、
陸に上がろうとした時、
二匹の獣が居るのを見てしまったのです。

ザリガニさんは思いました。

「陸に上がろうとしたけど
 野良犬と狼が居るじゃないか!!
 もし見つかったら、
 僕なんて簡単に食べられてしまうだろう」

そんな不安や恐れが
ザリガニさんの一歩を躊躇させています。

彼はこのあと、
勇気を出して陸へ上がることが出来るのでしょうか?

それとも…
水の中へ戻ってしまうのでしょうか?

このストーリーは、
解説と共に進めていきたいと思います。

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判らないから不安になる…

新しい自分に挑戦しようと
陸地へ向かって進みだしたザリガニさん。

しかし水辺には、
肉食の獣たちが居て…
彼等を恐れたザリガニさんは、進むのをためらっています。

「見つかったら食べられてしまう」

通常はそうかもしれません。
でも本当に、
100%の確率で食べられてしまうでしょうか?

筆者は世の中には…
『100%の確率で○○になる』というのは無いと思っています。

例えば、
10階建ての建物から飛び降りたら、
100%絶命は免れないでしょうか?
もしかしたら、
突風に煽られて途中の階層へ落ちて…
軽症、または無傷になるかもしれません。

それと同じように、
もしかしたら
そこにいる野良犬と狼は、
二頭で仲良く「月見」を楽しんでいるだけかもしれません。

そうであったなら、
二頭にとって心の安らぐ時間です…
ザリガニさんに手を出すような事をするでしょうか?

きっと今夜くらいは
野良犬と狼も、
ザリガニさんを見逃すはずです。

でも、
それが判らないから
不安で前に進めないのです。

先が見えないから不安、
本当の事が判らないから不安…
それに対して
あれこれ考えてしまうから不安なのです。

ですが逆に言えば…
不安があるからこそ、
それを乗り越える為に
目的地へ確実に到達出来る自分を作っていけるのです。

「不安にならないで」と読んではいけません

月のカードには『不安』というキーワードがあります。

ここで注意点があります。

月のカードが出た際、
『不安にならないでください』
とリーディングしてはいけません。
何故ならそれは、
月のキーワード「不安」を、
反対の意味で受け取ることになってしまうからです。

例えば、
相手の気持ちを月のカードで読む際は、
「相手の気持ちは…○○に不安である」
という公式で読みますよね。

アドバイスであっても同じなのです。
月のカードのメッセージが「不安」だというのなら…

アドバイスの公式も、
「不安を持ってください」となります。

タロットリーディングをする際、
まずはタロットカードのメッセージをそのまま受け取ってください。
そして言葉を変えて、
カードのメッセージの真意を伝えていくことが大切です。

以下の項目で
『不安を持つこと』
その真意を解説していきたいと思います。

不安とは「前に進むための燃料」である

タロットカード「月」
その絵には、一本の道が描かれています。

道の終点は見えていませんが、
道の先にはザリガニさんの…
そして私たちの「目指す場所」があります。

そこへ向かうための道なのですね。

例えば、
自分の進むべき進路、成りたい自分、
やりたい事、夢、将来のビジョン、
進みたいと思う進路、未来への計画…etc.

または、
他者との良好な関係、恋の成就…etc.

月のカードの一本道は、
『目指す場所への道』と解釈することが出来ます。

ただ…
何かを始めたり、
挑戦するのは勇気の要ることですよね。

やったことが無ければ不安になります。
先の見通しが無ければ不安になります。
相手が何を考えているか判らなければ不安になります。

月のカードでは、
そのように思わせてしまう
「気持ち」や「現実的な問題」といった障害を野良犬と狼で表しています。

ですが逆に言えば…
不安があるからこそ慎重さを得ます。
不安があるからこそ入念になります。
だからこそ、より確実に目的地へ進み出られる自分を作っていけるのです。

ですので、
このように考えてください…

不安は足元を照らす灯りである。
不安は転ばぬ先の杖である。
不安は目的地へ行くための大切な燃料である。

一歩踏み出すのに不安があるからこそ、
「自分に自信を持ちたい」
という気持ちを持つことが出来るのです。

そしてどんな些細な事でも良いので
少しずつ成功体験を重ねて
「私出来るじゃん!」を蓄積させれば、
次第に一歩踏み出せる自分も作られていくのですね。

以下の項目で
簡単にご紹介させて戴きます。

自分に自信をつけるために

自分に自信をつけるために、
そんなに難しい事をする必要はありません。

日常生活上の所作を変えたり、
考え方を変えたりするだけです。

『今の自分とは少し違う自分に成る』
という心持ちをしてみてください。

~行動編~

1)ヘアスタイル、服装を整えるといった
自分の納得する身だしなみにすることも効果的です。

2)各種トレーニングで心身を鍛えるのも効果的です。

3)胸を張りいつもより半歩大きい歩幅、
目線を上気味に、表情は口角を上げる。
このように歩く姿勢を整えるだけでも自信が湧いてきます。

4)発声を上手させるのも効果的です。
声のハリはダイレクトに自信に繋がります。
自宅で出来るボイストレーニングの方法も沢山あります。

5)コミュニケーションの知識を得て、
少しずつ実践し、自分のものにしていくのも効果的です。

~マインド編~

1)これは恋愛でも、仕事でも、
多くの事に当てはめられるのですが…
『最初からゴールを目指さない』というのが大切です。

スタートからゴールまでの間に、
中継地点をいくつか設けてください。
そして次に
『中継地点までにやるべき事』を自身で決めていきます。
その各中継地点到達まで
1つ1つ目標をクリアしながら、
ゴールに近づいていく事が大切だからです。

小さな目標達成の積み重ねは、
『小さな成功体験』となって自信を上積みしてくれます。

2)動画などでも大丈夫ですので、
ビジネスマインド系の話を聞いたり、
セミナーに参加してしまうのも良いです。
その時に大切に成るのは、
まっさらな心で聴くことです。
そして些細な事もくだらないと思わずやってみてください。
今までやらなかった、
考えたこともなかったことに触れ、
行動してみることで、
新しい自分と出逢うことが出来ます。

3)絵でもポスターでも何でも良いので
『成りたい自分』を1枚用意してください。
多少大きなサイズの方が良いです。
そして寝る前、起床時、
必ず目に入る場所に貼っておき、
寝る前と起床時の5分間、
『成りたい自分』を見つめてください。

その5分間は脳がリラックスしている状態で
視覚を通して潜在意識に刷り込みやすくなっているからです。
そのように無意識の奥から
『私は○○のように成る!』
というのを湧かせていくのも効果的です。

不安があるからこそ…

一歩踏み出すのに不安があるなら
その不安を燃料として
自分自身と環境を作っていきましょう。

月のカードの道を見てください。

その道のりは長く見えるかもしれません。
ですが山は青くなだらかであり、
障害物らしきものも見当たりません。

『一歩踏み出すには勇気が要る』というだけなのです。

今持っている不安は…
より確実に目的地へ進み出るための、
そして、その自分を作るための大切な燃料と成るのです。

不安があるから慎重になる。
不安があるから入念になる。
不安があるからこそ…
より確実に目的地へと進み出せる自分を作れるのです。

まずは今の自分に自信を。
その次に一歩を踏み出せば良い。

「野良犬と狼のゾーン」を越えられれば…
そのあとはスムーズに進んで行くはずです。

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タロット解説|月の意味『ザリガニは月夜に不安を抱く』まとめ

月のカードは「不安」を表すカード。

本記事では、
ザリガニの視点に立って解説をしました。

捉え方を変えれば、
実は「不安」はネガティブなものでは無い…。

この月夜にザリガニさんは、
不安を不安のまま抱えていました。

ですが、
「不安」というものの捉え方を変えて
自分が前に進むための燃料としました。

そして、
ザリガニさんは無事に
野良犬と狼のゾーンを抜け、
タロットカード19番目のカード
『THE SUN.(太陽)』に向かって歩を進めることが出来たのです。

それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有り難うございました。

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