皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
今回は、
タロット大アルカナ『XIX, 太陽』の…
悪い意味での読み方を解説致します。
太陽のカード(正位置)は、
「幸せな恋愛」「目標の達成」など、
ポジティブな意味ばかり紹介されています。
しかしだからと言って、
太陽のカードが出たら何でもかんでも
ポジティブに読めば良いわけでもありません。
スプレッド上の全体のカードの印象や
全体のストーリーを加味して
矛盾なくリーディングするため…
『太陽のカードを悪い意味で読みたい!』
という時もいずれ必ず出てくるのです。
しかし紹介されている
「XIX. 太陽(正位置)」の意味は…
ポジティブなものしか無いのです。
結構困りませんか?
そこで今回の記事は、
『XIX. 太陽(正位置)』を
悪い意味で読む方法をご紹介致します。
本記事を読むことで
「太陽のカードのネガティブな読み方」
というのを知ることができます。
尚且つ
リーディングの幅も広がり、
ストーリーの矛盾も
避けることが出来るようになります。
ですので是非、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。
タロット「XIX.太陽」の意味と読み方『太陽だって悪い意味で読める』
タロット大アルカナ
『XIX, 太陽』のカード。
このカードは
タロットカード78枚の中でも、
ポジティブ代表選手のような1枚ですね。
一般的にタロットを読む際は、
カードの絵から
リーディングキーワードを導き出しますが…
書籍などで紹介されている
タロットの「意味」だけを追うなら、
太陽のカードをネガティブには読めません。
何故なら、
『太陽のカード(正位置)』では…
悪い意味が紹介されていないからです。
試しに
太陽のカードの意味を調べてみましょう。
XIX. 太陽(正位置)の意味
成功、誕生、祝福、勝利、成果、
充足感、充実した毎日、力に溢れる、
成功の約束、可能性に満ちている、
明るい未来、人生の成功期…etc.
太陽のカード(正位置)の意味には、
ネガティブな意味は紹介されてませんでした。
ポジティブなカードを
ポジティブにしか読めなければ、
複数枚カードをドローした時
リーディングに矛盾が発生するきっかけになります。
だからこそ、
タロットは正位置、逆位置問わず
ポジティブ、ネガティブ
両方読めるようにしておくのは大切です。
リーディングの矛盾に関しては
下の記事で詳しく説明しております。
合わせてご覧ください。
タロットリーディング重要ポイントは『イメージの変換』
タロットカードには
「意味」というものが割り振られています。
ですがタロットを読む際、
「意味だけを追って」読もうとすれば…
太陽などのポジティブなカードを
ネガティブに読むことは出来ません。
しかし、
以下のようなステップを踏んでいけば、
タロット78枚全てのカードは
ポジティブ、ネガティブ両方で読めるのです。
①絵柄の一部分を切り取る。
②視点を変換してイメージ。
③そのイメージを言葉にする。
本記事では
このステップを踏んで
『XIX. 太陽』を悪い意味で読んでみましょう。
上記ステップの2番目にあります
『②視点の変換してイメージ』
この方法を理解しやすくする為、
まず最初は
「太陽」のカードのポジティブ読みとして
『赤ちゃんのイメージ』からご紹介します。
その後
同じように視点変換を用いて、
「XIX. 太陽」のカードの
悪い意味での読み方に挑戦していきましょう。
ポジティブイメージでコツを掴もう
太陽のネガティブ読みに入る前に、
『イメージの掴み方』をお伝えします。
臨機応変にタロットを読むために
まずはこの部分を押さえていきましょう。
「XIX. 太陽」のカードから
赤ちゃんの部分を切り取って
「赤ちゃん」についてイメージし、
ポジティブなキーワードを出してみましょう。
ここで大切になるのは、
『赤ちゃんってどんなイメージか?』です。
試しに筆者の個人的な
「赤ちゃんのイメージ」を挙げてみます。
「赤ちゃん」
ポジティブイメージ
希望に満ちている、可愛い、
笑っている、幸せの象徴、
ほほえましい、将来性がある、
ずっと見ていたい、母性が湧き上がる、
多くのことを吸収していく、
どんどん成長していく、
これからの成長が楽しみ…etc.
ポジティブなイメージが沢山出てきましたね。
実はこの赤ちゃんのイメージで既に、
「太陽」のカードを読めているのです。
EX.)希望に満ちる
1)今後の関係に胸を躍らせている。
2)ポジティブな気持ちを持っている。
3)物事に対して今後の希望を持つ。
4)将来性があると信じる。
リーディングまでの手順は
以下の3ステップです。
①赤ちゃんを見た。
②「希望に満ちる」とイメージ。
③そのイメージを言葉にしました。
同じ方法を使った
ネガティブ読みの解説だよ。
太陽の「赤子」ネガティブ読み
次は、
太陽をネガティブに読むための工程です。
先ほどは赤ちゃんの画像から
ポジティブなイメージを挙げてみましたが…
本項目では
この赤ちゃんの画像から
ネガティブイメージを挙げてみましょう。
『赤ちゃん』
ネガティブイメージ
感情で行動する、
具体的な会話が出来ない、
癇癪起こされると手こずる、
何でも口にしちゃう(食べちゃう)
目が離せない…。
そこそこイメージが出てきましたね。
実はこれも既に、
「太陽のネガティブ読み」になっています。
EX.)感情で行動する
1)わがままに振る舞う。
2)欲に理性でカバーできない。
3)不機嫌なオーラ全開になる。
4)浅はかな行動に移ってしまう。
5)相手の気持ちを考えない発言。
リーディングまでの手順は
以下の3ステップです。
①赤ちゃんを見た。
②「泣き喚く=感情行動」とイメージ。
③そのイメージを言葉にしました。
「赤ちゃん」からの連想で
こんな風にも読めるんだよ。
「太陽の部分」ネガティブ読み
太陽のネガティブ読み「第二弾」は、
『太陽の部分を切り取ってのイメージ』です。
太陽のカードは
『絵の約半分を太陽が占めている』
というデザインなのです。
ここから
どのようなイメージが出来ますでしょうか?
眩しい、暑い、ずっと居られない、
焼かれるようだ、日陰に行きたい、
日焼け止めが必要…
筆者はこのように
イメージすることが出来ました。
上記で挙げたイメージを変換して
太陽をネガティブに読んでみましょう。
太陽のネガティブ読み
太陽のイメージ | キーワード |
眩しい | 相手を直視出来ない |
暑い | 鬱陶しい、不快に思う |
焼かれるようだ | 気分的ダメージ |
日陰に行きたい | 場所を移動したい 相手から離れたい |
日焼け止めが必要 | AとBの間に (誰か、何か) ワンクッション欲しい |
上記は「太陽のイメージ」を思い浮かべ
そのイメージを更に変換して
リーディングキーワードにしてみました。
イメージ変換で大切なのは『自問自答』です。
眩しいとはどういうことか?
暑いとはどういうことか?
何が焼かれるか?
日陰とはどういう場所か?
日焼け止めを何に置き換えるか?
この答えは
相談内容によっても変わりますし、
読み手のイメージでも変わりますので、
イメージを沢山膨らませてみてください。
太陽の「壁」ネガティブ読み
太陽のネガティブ読み「第三弾」は、
『壁の部分を切り取ってのイメージ』です。
赤ちゃんを囲むブロック塀、
頑丈に赤ちゃんを護っています。
ポジティブにイメージするなら
そのまま『護られている』ですが…
ネガティブにイメージすると、
『過保護』とも取れませんか?
頑丈なブロック塀は「過保護」
仕事でもプライベートでも、
相手の為に
「何でもかんでも」手伝ってしまうと
いざ一人になった時、
何も出来なくなってしまいます。
失敗する経験も貰えないので、
本人は上手くいかない時の
対処法も持つことが出来ません。
いつも手伝ってもらえるので、
ワガママにさえなってしまいます。
護ってあげるのは大切ですが、
「護り過ぎる」のは良くないのですね。
このように壁からイメージ変換すると、
『太陽のネガティブ読み』になりますね。
護られ過ぎると
経験が乏しくなっちゃうよ。
「ひまわりの向き」ネガティブ読み
太陽のカードには
「ひまわり」が描かれています。
ひまわりって
『太陽の方向に向かって咲く花』
というイメージがありませんか?
しかし「XIX. 太陽」のひまわりは
太陽の方向を向いていませんね。
実はここにも
太陽のカードを悪く読む秘訣があります。
ヒマワリは、日の出の前に東を向いてスタンバイし、太陽が上り始めるとその光の方向に合わせて東から西へ向きを変えます。そして、夜の間にまた、西から東の方へ向きを変え、日の出を待ちます。
BIOME/(ひまわりの花は、実は太陽を追いかけない)より
この動きをするのは、伸長成長をしている時期で、花を咲かせると、東に向きを固定しほとんど動かなくなります。
上記引用青線部分です。
この部分を使って
「太陽」の悪い意味で読んでみましょう。
開花後は太陽を見なくなる
ひまわりが太陽の方向を追いかけるのは
「花が咲く前の新芽が伸びる時期」で、
その時期を越えたら、
太陽の方向を向かなくなるのです。
人は仕事でも恋愛でも、
目標に向かっている時は
それを手に入れるために頑張りますよね。
しかし
一般的には目標を達成したら、
執着も薄れてしまうものです。
ひまわりが太陽の方向を追いかけるのは
花が咲く前の新芽が伸びる時期。
ひまわりは、
目標を達成したから
太陽の方を向いていないのです。
この部分から以下のような
リーディングキーワードが取れます。
1)気持ちのピークが過ぎた
2)気持ちが落ち着いている
3)執着心を手放している
4)当たり前の存在と思っている
5)次の目標を見据えている
この部分の言い回しは
「全体のドローカード」
「リーディングのストーリー」
によって臨機応変に変えてみてください。
太陽のカードを
ポジティブにしか読めなければ、
いずれリーディングに矛盾が生じます。
ネガティブ読みを持っておくことで、
読み方の幅も格段に広がりますよ。
まとめ:タロット太陽の意味と読み方『太陽だって悪い意味で読める』
今回の記事は、
『太陽のカードも悪い意味で読める』
というお話でした。
太陽のカード(正位置)は
ポジティブな意味しかありません。
しかし
ポジティブな意味しかないからと
ポジティブにしか読めなければ…
スプレッド展開をした際、
ずっとネガティブに読んでいたのに
「太陽」で急にポジティブな読み方になった。
などの矛盾が発生しやすいのです。
だからこそ、
「XIX. 太陽」のネガティブな読み方を知り、
活用していってほしいと思った次第です。
そうすることによって
「太陽」のカードを
もっと多彩に読んでいくことが出来ます。
最後に大切な事としまして…
イメージというのは
個々人によって違います。
何故なら
現在まで過ごしてきた環境、
見てきた風景、考えてきた事、
感じてきた事が人それぞれ違うからです。
ですので、
『あなたのそのイメージは変だよ』
という事はありません。
ですので安心して
色々なイメージを湧かせてみてください。
そして
そのイメージの数だけ、
太陽のキーワードを取ることができます。
本記事でご紹介した方法は
慣れるまでは少し大変かもしれません。
ですが練習を重ねれば
タロットカード78枚全てを
縦横無尽に読むことが出来ます。
今回の記事が、
皆様のご参考になれば嬉しいです。
それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有り難うございました。
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