皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
今回は『戦車』のカードについて解説をしていきたいと思います。
非常にポジティブな絵柄ですね。
比較的読みやすいカードの1つだと思います。
本記事では、
戦車のカードを「ウィキペディア」や「類語辞典」を使って、
一風変わった角度から解説をしていきたいと思います。
今回の記事は、
『茂内流連想法タロットリーディング』その極意に迫ります。
是非、何度も読んで戴き、
気づきを得て戴けると嬉しいです。
タロット「戦車」の意味を古代ローマの戦車から読み解く
このカードは、
勝利や名誉、野心といった
人間の『向上心』を表現したカードです。
戦車と言われると、大戦の際に使用されていたような砲台、キャタピラの付いたものを想像しますが、タロットカードに描かれている戦車はそうではありません。
今回の記事では、
面白い角度にスポットを当て、
戦車のカードを解説していきます。
古代ローマ戦車競走
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
戦車競走(せんしゃきょうそう、英語:chariot racing)とは、古代ギリシアおよびローマ帝国において人気のあったスポーツの一つである。御者および馬にとって重傷を負ったり死に至ったりすることさえ珍しくない危険な競技であり、現代においてモータースポーツが人々の大きな関心を集めることに類似している。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
「タロット戦車」は、
上の画像のような馬二頭立ての競技用の戦車と考えてみてください。
乗り手を護るような防具の無い、走ることにのみ特化したものです。
直線部分では時速70km、
カーブでも30~40kmは速度が出ていたそうです。
乗り手を護る防護もなく、尚且つスピードが速い。
常に危険と隣り合わせなわけです。
勝利すれば多くの名誉を得ましたが、
戦車戦に挑む人たちは、相当な命がけです。
これを踏まえ、
次項で戦車キーワードの説明をしていきます。
若者の乗っているもの
王子っぽく見えるこの人物は、実は単なる若者です。
ただ、『何者かに成るという野心』を非常に強く持っています。
この若者の乗っている物が、
冒頭でお話いたしました戦車です。
コンクリートを固めたような…
石で出来たような質感を思わせますね。
実はこの戦車のカードは、
先程、古代ローマの戦車戦のお話で、
マーカーを付けた部分を
リーディングキーワードに変えることができるのです。
①乗り手を護る防具がない。
②走ることに特化、時速は70km。
③常に危険と隣り合わせ。
④命がけのレース。
⑤勝利をすれば多くの名誉を貰える。
試しに、
筆者が①~⑤の情景を想像しながら、
リーディングキーワードに変えてみます。
①「乗り手を護る防具がない」からの連想
準備をしていない、備えをしていない、リスクを考えていない、
危険である、無茶だ、無謀だ、アイテム(考え)が足りない、
背水の陣、退路を断つ、勇ましさの極み、The雄!!
②「走ることに特化、時速は70km」からの連想
後先を考えないで進む、取り敢えず前に進む、
倒れるときは前のめりに、振り返るな前を見よ、
過去に後悔はしない、全力で今日を生きる、明日の事は明日考える…
③「常に危険と隣り合わせ」からの連想
リスクは承知である、成功か失敗か、0か100か、白か黒か、
ギャンブル性がある、一回も躓けない、慎重にいかねばならない、
よく考えて実行する、万全の策で挑む、恐怖は付きまとう…
④「命がけのレース」からの連想
失敗は許されない、絶対に勝利すると誓う、全身全霊を注ぐ、
己の全てを捧げる、この一撃に全てを賭ける、最後まで気を抜かない、
甘く見たら負ける、己の力を信じて進む、負けられない戦い…
⑤「勝利をすれば多くの名誉を貰える」からの連想
やる価値がある、それを手に入れるために頑張る、
夢を膨らませる、勝利の自分をイメージする、王者の座を狙う、
万全に練習をして挑む、ライバルが多くなる、人生を賭けて挑む…
このように、
モチーフの背景から、
タロットリーディングをしていくことも出来ます。
ここでは
筆者の連想キーワードを書かせていただきましたが、
どのような連想をしても大丈夫です。
『情景を頭の中でイメージして言葉にする』
それが大切になっていきます。
今後の記事で、イメージ力のつけ方の記事も書きたいと思っております。
手に持っているもの
若者が右手に持っている物は指揮棒です。
自身が進む先を指揮する棒、二頭のスフィンクスを指揮する棒です。
解釈をしやすくするために、
『指揮棒、棒、ワンドの要素』など、
色々な視点で考えていきましょう。
「指揮」というように見るのでしたら、
1.オーケストラの指揮者
2.チームリーダー
『指揮をしていそうな者』をイメージしていきます。
その想像したものから、色々なキーワードを出していきましょう。
※1『オーケストラの指揮者』からの連想
オーケストラは指揮する人によって同じ曲でも印象などが変わります。
その部分をイメージしてキーワードを出してみます。
誰でも良いわけではない、その人独自のものを持つ、表現に個性を出す、
人柄がモロに出る、アーティスティックである、
曲(その事柄、出来事、問題)をどれだけ自分の中で理解できているかが大切…etc.
※2『チームリーダー』からの連想
どのようなチームのリーダーを想像しても大丈夫です。
この場合、
各相談内容にマッチする
『理想のリーダー像=どのような人を目指せばよいか?』
をイメージしていくのが大切です。
優しいだけではなく指摘する部分はキチンと指摘出来る人。
優しさと包容力が売りで他のメンバーからの指示が厚い人。
仕事にはとても厳しいがオンオフがはっきりしている人。
失敗に一度は叱責をするが、その後一切蒸し返さない寛容さがある人。
というような感じです。
今、挙げましたリーディングキーワード達は、
一般的な戦車のカードからは想像がつかないかもしれません。
『これは戦車というタロットカードだ!!』
ということに「こだわらないこと」 が、多様なリーディングに繋がる秘訣です。
このような『部分からの連想』を自分のものにすれば、
1枚のタロットカードを、変幻自在に読んでいくことが可能です。
背景の建物
戦車のカードは自分を誇示することを表現しているカードです。
背景には建物が見えます。
向って右側はお城で、皇帝が住んでいます。
左側は町の建物で、多くの人達が住んでいます。
この若者は、これらの人達に向かって自分をアピールしています。
城の目の前、街の直ぐ近くで、
自分の事を強く、大きく、派手にアピールしているのです。
「僕はこんなにすごいんだ、僕はこんなことが出来るんだ!!」
という感じでしょうか?
若者は、皇帝すら目指す野心を持っています。
このカードに他の仲間は描かれていませんが、
絵を横に広げると、
ワンド6のカードように仲間が若者を囲っているかもしれません。
こういった事から
『自己アピールをする』『野心を燃やす』というキーワードも使えます。
下記のようなイメージはいかがでしょうか?
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ある組織に、
出世を狙っている人間がいる
と想像してみてください。
普通は、順序、配列というような
順序を守って出世していくものです。
しかし、彼はこう考えています。
『順序や配列など関係なく、
どのようにしたら
トップの目に留まれるか?
それが出世の一番の近道である。』
そう考えた彼は
「社長に直接自分をアピールしていくこと」
それを考えました。
何故なら、
自分の出した成果を
直属の上司にアピールしても、
手柄を持っていかれてしまう…
そう考えたからです。
しかし…
社長室に乗り込んでいって、
話を聴いてもらえるとも思えません。
ならば、偶然を味方につければ良い…。
彼は、そう考えました。
そしてある日、
たまたまエレベーターで
社長と一緒になりました。
彼はその数秒を逃しません。
しかし、社長は忙しい。
長く話さず、簡単に完結に伝えなければ。
そして尚且つ、
自分の出来る度を伝えられるように…!!
『今、私たちは○○というプロジェクトで○○をしていて○○という成果を出しています!!』
こういった
「間接的な直アピール」で、
もしかしたら
社長の目に留まれるかもしれない…。
それを夢見て、彼は今日もまっしぐらに突き進むのでした。
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戦車のカードは上記のような「野心」を表したシーンでもあります。
シチュエーションやシーン、思考、感情を、タロッティストがイメージすることも、リーディングを深める力になってくれます。
そしてさらに、先程の「アピール」「野心」という2つの単語を、
本ブログで度々登場します『類語辞典』を使って別の角度から見てみます。
以下に引用させていただきます類語の数々は、
戦車を読む際のキーワードとして全て使えます。
【アピールするの】類語
売り込む、訴え掛ける、訴える、働き掛ける、意気込みをアピールする、アピールする、意気込みを示す、宣伝する、直訴する、モーションをかける、アピールする、モーションを示す、誘う、誘いかける、誘惑する、誘導する、連れて行く、導く、目で誘う、熱心に働きかける、アプローチする、釣る、誇示する、誇らしげに見せる、大げさに見せる、見せつける、見得を切る、アピールする、ひけらかす、見せびらかす、これ見よがしに示す、顕示する、自慢げに示す、得意げに示す…etc.
Weblio類語辞書より引用
【野心】の類語
野望、希望、望み、いき込み、願望、志、ドリーム、雄心、憧れ、意欲、夢、意気込、理想、雄志、宿望、望、願い事、意気込み、大願、志望、憧憬、大望、大志…etc.
Weblio類語辞書より引用
類語辞典は、リーディングキーワードを大きく膨らませてくれます。
是非、活用してみてください。
肩当て
この若者が着ている鎧のようなもの…
その肩当てをじっくりと観てください。
両肩に三日月と、人の横顔の肩当てになっているのがわかります。
『女教皇の記事』でも書かせていただきましたが、
三日月は図像学では「未成熟」を表します。
すなわち、
この戦車の若者が、まだ未熟者であることを表現しています。
三日月の部分でのリーディングは、
『未熟』というキーワードを使うことが出来ます。
その際、
「誰が未熟なのか?」
「何が未熟なのか?」
「何故未熟なのか?」
「どのように未熟なのか?」
これに当てはめていくと、すんなりとリーディングをすることが出来ます。
勿論『未熟』の類語も大いに活用できます。
そして、左右の肩当をよく観てみると、両方とも表情が違います。
向って左の肩当は『険しい表情』
向って右の肩当は『余裕の表情』です。
この2つの表情を若者は身にまとっている⇒同時に心に持っているのですね。
この部分をリーディングに活用するのでしたら…
期待と不安が入り混じる。
自信はあるが、不安もある。
険しい道のりだと思っている反面どこか楽観主義。
顔は怒っているが内心楽しんでいる。
顔は笑っているが、内心凄く怒っている。
日々、緊張とリラックスが交互に来ている…etc.
このように『矛盾した心境を持っている』と考えると面白いです。
胸当て
若者の甲冑の胸当てには、四角いマークが描かれています。
これはスクエア(正方形)です。
見て戴いてわかるように立方体ではありません。
図像学では立方体が完成とするならば、正方形はまだ未完成(未熟)と言えます。
この胸当ての正方形は、
前述の肩当ての三日月にプラスアルファとして
彼の未熟さをことさらに強調しているのです。
ですので『未熟』というキーワードは、
戦車のリーディングで大いに使えます。
戦車のカードの逆位置を調べてみると、
「注意力散漫、自己中心的、焦り、イライラ、喧嘩っ早い」などの意味が書かれていました。
こういった状態は、やはり人として未成熟だからこそ起こってしまいます。
図像学からの視点で
「肩当ての三日月」「胸当ての正方形」⇒『この戦車の若者はまだ未熟者である』
という部分を抑えておくことで、
正位置、逆位置関係なく『未熟』というキーワードで臨機応変に読んでいけます。
その際は相談内容に合わせて
「誰が未熟なのか?」
「何が未熟なのか?」
「何故未熟なのか?」
「どのように未熟なのか?」
という事を考えてみてください。
それにプラスして『未熟』の類語も大いに活用してみてくださいね。
ベルト
若者は腰に黄色いベルトを下げています。
よく観ると、何かマークが入っています。
占星術のマークのようなマークのベルトという見かたでしたら…
『宇宙を身につけている』⇒『世界は俺を中心に回っている』
というような、
ある種の自己中心的な傲慢さを表しているとも解釈できます。
現に、この若者の戦車についているカーテンにも無数の星が描かれています。
その真ん中に彼は立っている…
『俺が世界の中心だ!!』筆者はそう解釈をします。
ポジティブに解釈をするなら、
『圧倒的な自分への自信』というキーワードを出すことも出来ます。
「自信」の類語を調べてみますと…
自信、信頼、自負心、プライド、誇り、気位…etc.
というキーワードにも派生させられます。
そして彼のベルトのつけ方を単体で見ますと、斜めに下げて付けていますね。
これをネガティブっぽく、
まだ未熟な若者なので『だらしがない』と言うようなキーワードで読んでも大丈夫です。
逆にポジティブに『オシャレ』とリーディングしても大丈夫です。
筆者が最初、この戦車の若者のベルトを見た時、
餓狼伝説というゲームに登場するブルーマリーというキャラクターを思い出しました。
彼女はこのようにベルトを付けています。
戦車の若者と、同じベルトの使い方ですね 笑
筆者はオシャレだと思います。
このような全く関係のないイメージからも、リーディングに関連付けることができます。
乗り物に描かれている絵(その1)
この乗り物には前面に特徴的な絵が描かれています。
これはヘルメスの翼と言われています。
ヘルメスとはギリシャ神話「伝令伝達の神」です。
伝令や伝達は、より速く相手に届かないといけません。
そのマークが描かれていること、冒頭でお話した戦車競技の事…
『伝令はより早く』『戦車戦もより速く』
この2つに共通することは『早いこと』です。
ここから『早い・速い』というキーワードを出すことが出来ます。
例えば…
・片想いの進展が速い?
・やるべき事をすぐにやる?
・今日は早めに出発する?
相談内容に合わせて
「何が速いのか?」「何を早くするのか?」それを考えていってみてください。
リーディングキーワードとしましては、
思い立ったが吉日、ぐずぐずしない、もたもたしない、後回しにしない、速攻で行く、速攻でやる、先手を打つ、急激な変化を起こす、手っ取り早い方法を試みる、スピーディー、とんとん拍子に進む、機敏に行動する…etc.
という読み方も面白いですよね。
参考までにタロットカードには3枚『速いカード』というものがあります。
戦車、ソードナイト、ワンド8がそれにあたります。
これらがドローされた場合は『速さ』というキーワードを意識してみてください。
乗り物に描かれている絵(その2)
前述しましたヘルメスの翼の絵の下に、盾のようなものも描かれています。
そしてその中に赤くコマのようなものが描かれていますね。
これはそのまま「独楽(こま)」として見て戴いて大丈夫です。
中世、騎士はそれぞれ、自身の紋章を持っていました。
以下、ウィキペディアからの引用です。
紋章(もんしょう、英: Coat of Arms)とは、個人および家系を始めとして、公的機関、組合(ギルド)、軍隊の部隊などの組織および団体などを識別し、特定する意匠又は図案である。紋章の定義には諸説あるが、概ね紋章が持つべき最低限の要件は、個人を識別できるよう全く同じ図案の紋章が2つ以上あってはならないことと、代々継承された実績を持つ世襲的なものであることの2点である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
騎士たちは自身の「盾」に、
その個人、又は組織を識別する『意匠または図案=紋章』を持っていたそうです。
戦車の若者の乗り物に描かれている
『盾の中に独楽の絵柄』は…
この彼の『紋章』だと解釈いたします。
何故、彼はそんな紋章を持っているのか?
そこで「独楽というのはどういうものか?」を考えます。
Ex.)独楽のイメージ。
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独楽は回っている間は立っていられますが、
回転を辞めてしまえば転んでしまいます。
回り続ることで、その状態を維持しているからです。
『人生を常に!!全力で走り続ける!!』
この独楽の紋章は、彼の性格、性質、野心…
彼自身を表現しているものなのですね。
────────────────────
この若者には、野心があると書かせていただきましたが、
昇り詰めるために走り続けることを、独楽という紋章で表しているのですね。
このお話からリーディングキーワードを出すのでしたら…
全力投球、全身全霊、今日に悔いを残さない、昨日よりも今日強くなる、一切妥協しない、手加減はしない、倒れるまでやる、倒れるときは前のめりに、後退のネジを外す、120%愛する、120%奉仕する、120%の力で挑む…etc.
というような、非常に戦車らしい読み方が出来ます。
2頭のスフィンクス
冒頭にお話しさせていただきました、
「古代ローマの戦車競走」では馬二頭立てでしたが、
ここに描かれているものは二頭のスフィンクスです。
何故「馬」ではないのか?
今度はスフィンクスについて調べてみます。
エジプトにおけるスフィンクスは、ネメスと呼ばれる頭巾を付けたファラオ(王)の顔とライオンの体を持つ、神聖な存在である。王者の象徴である顎鬚(あごひげ)をつけ、敵を打破する力、あるいは王または神を守護するシンボルとされている。古王国時代には既に存在し、神格化したファラオと百獣の王であるライオンを重ね合わせたものと考えられている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
この戦車に描かれているスフィンクスは…
力、王者、強者、を表現しています。
それをこの若者は、操って前に進んで行くわけです。
これも彼の野心や、彼が強くありたいと願うことを表しているのですね。
『強さ、強くある、強くありたいと願う』
というキーワードを出すことが出来ます。
その強さは、肉体的なものだけではなく、精神的なものも含まれます。
リーディングにおいては、
仕事や恋愛、人間関係を上手く立ち回るため
相談者さんの体やメンタル面へのアドバイス、対象者の心の在り方、何を願っているのか?
そのリーディングとしても『強さ』というキーワードは応用ができます。
スフィンクスの色
この二頭のスフィンクスの色は白黒で描かれています。
これは、
善と悪、白と黒、長所と短所、闇の部分と光の部分など、表現の仕方は様々ですが…
「上手く両方コントロールしていかなければ、向かう先へ進めない。」
という事を表しています。
この部分では『コントロール』というキーワードを出すことが出来ます。
セーブする、抑える、抑制する、制する、支配する…
という類語を使ってのリーディングもOKです。
自分の長所ばかりに目を向けず、短所にも目を向け自覚する事が大切である。
100%ピュアな善人では世の中は渡って行けない、非情な部分も持ち合わせる事が大切である。
というように、
自分自身の「白い部分」と「黒い部分」を両方バランスよくコントロールすることが大切だということを表現しています。
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Ex.)冷静と怒りをコントロールする。
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戦では、怒りは自分自身にとてつもない力を発揮します。
ですが、自身の怒りをコントロールできず、猛ったライオンの如く、怒りに任せて敵陣に突っ込むだけでは、ほぼ100%相手の術中に落ち、敗北を喫します。
確かに兵士は…
怒りに任せて戦うかもしれません。
しかし、将軍が怒りに任せているだけでは、一体どうなるでしょう…?
このように
ここ一番の大事な局面ほど…
『怒りのパワーは持ち、心は氷のように冷静に』
そうでないとダメなのですね。
────────────────────
Ex.)欲望をコントロールする。
────────────────────
人生は、甘い誘惑に満ちています。
裏を返せば、そこら中に落とし穴が開いているということになります。
旧約聖書(創世記)アダムとエバは、
ヘビの誘惑に駆られ、
楽園を追放されてしまいました…。
もっと理性的になり冷静に判断し、
甘い言葉に惑わされず、
自身の心をコントロールできたなら、
彼等の楽園での幸せは約束されていたのです。
────────────────────
自分の向かう先、目指す先へ進むため、自分の中の「白い部分」と「黒い部分」を上手くコントロールすることの重要性が表現されています。
相談内容に当てはめるのでしたら、
仕事、恋愛、日常生活、人間関係、
それらを上手く立ち回るには、どのように自分をコントロールしていけば良いか?
という部分で読むことが出来ますし、
視点を変えれば、
対象の相手が誰かを支配、コントロールしている、又は「しようとしている」と読んでも大丈夫です。
以下の記事では、
『Ⅶ. 戦車の若者』について、
どのような性格、特性、イメージがあるか
『戦車の若者の人物像』に焦点を絞って
別視点での解説をしております。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。
まとめ:タロット戦車の意味を古代ローマの戦車から読み解く
今回は
戦車のカードを
一見、タロットとは関係ないような
「古代の戦車戦のお話」や「スフィンクスのお話」などから解説をさせて戴きました。
タロットは、意味にこだわらなければ
たった1枚のカードでも
無数の読み方が可能になります。
そして、本ブログで
筆者は多くのキーワードを出しましたが、
連想法タロットリーディングでは、
皆様がどのように連想しても大丈夫なのです。
例えば…
戦車の若者は乗り物に乗っています。
頭のところにあるカーテンには星が無数に描いてありますよね?
この若者は、その無数の星の真ん中に立っています。
『無数の星の真ん中に立つ ⇒ 宇宙の中心にいる』
ここから
『自分は宇宙一の存在だと思っている』⇒『超ナルシスト』とか…。
『自分は宇宙一の存在だと思っている』⇒『圧倒的な自分への信頼感』
と読んでも良いのです。
『世界の中心で愛を叫ぶ!!』なんてキーワードも最高です。
絵のどの部分を観て、どのように連想しても、タロットリーダーの自由なのです。
相談内容への回答としてピッタリ合っていれば、それで良いのです。
今回の記事は、
茂内流連想法タロットリーディングの極意を攻めました。
是非、本記事を何度も読み込んで戴き、
『連想からのリーディング』を自分のものにしてみてください。
必ずや、タロットリーディングは変幻自在なものになります。
本日も
最後までお読み戴き、
誠にありがとうございました。
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