『女教皇』タロットのメッセージ|女教皇の意味とアドバイス方法

  • URLをコピーしました!
当サイトはアフィリエイト広告を利用しております。

皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は
タロット大アルカナ
『Ⅱ, 女教皇』の意味とメッセージをお送りいたします。

女教皇のカードって意外と読みづらいですよね。

その理由としましては、
「絵に動きが無いから」
「似たニュアンスの意味が多いから」

というのも挙げられます。

例えば…
知性、聡明さ、安定した心、落ち着いた状況…etc.

単語は違うけれども、
大きく括れば『落ち着いている』です。

そうなると女教皇が出たら、
「落ち着いてる、落ち着きましょう」
という短絡的な読み方に落ち着いてしまいます(笑)

尚且つ、
女教皇のカードには
「クール」というパワーワードまであります。

女教皇のカードがドローされた際、
頭に「クール」と浮かんできてしまうと、
他のキーワードが出て来なくなったりもしますよね。

そこで本記事では、
「女教皇」が読みづらいと思っている方、
もっと詳しく理解したいと思っている方へ向けて…

タロット『Ⅱ, 女教皇』の意味とメッセージを細かく解説していきます。

本記事を読むことで、
女教皇の既存の意味に捉われず
より深いリーディングを楽しめるようになります。

本記事が
皆様のお役に立てますように。

目次

『女教皇』タロットのメッセージ|女教皇の意味とアドバイス方法

タロット大アルカナ
『Ⅱ, 女教皇』のカードです。

2本の柱の中央に、
一人の女性が座っています。

彼女は青い衣に身を包み、
厳しそうな表情を浮かべ
真っ直ぐにこちらを見ています。

女教皇が手にしている巻物は、
『TORA(ユダヤの律法書)』と言われています。

足元には三日月のオブジェも置かれていますね。

タロット『女教皇』の代表的な意味に
静観、洞察力、冷静さ、思慮深さなどがあり、
その絵柄からも知性と理性、
精神性を兼ね備えたカードということが伺えます。

今回の記事は、
女教皇のカード代表的なオブジェ…

①白黒の二本の柱
②懐の巻物(TORA)
③足元の三日月

この3つからメッセージを読み取っていきたいと思います。

女教皇『柱』の意味と読み方の例

タロット『Ⅱ, 女教皇』代表的な象徴の『2本の柱』です。

黒い柱には『B』と書かれ、
白い柱には『J』と書かれていますね。

広く知られている意味としては
「B」は「ボアズ=悪」
「J」は「ヤキン=善」

これらが女教皇の柱の王道の解釈です。

そして女教皇はその中間に座しています。
善にも悪にも寄っておらず、
完全に中央に座っていることから…
『完全なる中立な立場』と読めます。

女教皇のリーディングでは、
『何と何の中立に置き換えて読むか?』
それがポイントになっていきます。

女教皇
善と悪という部分にこだわらず
『AとBの間』と考えると読みやすいですよ。
例えば片想いならば…
『情熱と冷静の間に気持ちを置く』という具合です。

恋愛でのアドバイス例

相手の事を考えるだけですと
気持ちが高まり過ぎてしまいます。
そこで『自分の気持ち日記』をつけるのが効果的です。
書くことによって気持ちを外へ逃がしていくことが出来ます。
自分を客観視することもでき、片想いの辛さ軽減に繋がります。
相手のことを考えて辛くなっている時は、
頭の中、または小声で数字を数えることも効果的です。
数は無機質ですので、余計な思考を排除してくれます。
これを繰り返すことによって
少しずつ自分の気持ちをコントロールしていくことが出来るように成ります。

女教皇『柱』の別解釈

女教皇のカードに描かれている『2本の柱』

広く知られている意味としては
「B」は「ボアズ=悪」
「J」は「ヤキン=善」ですが、他にも説があります。

例えばタロットカードは、
聖書的思想も多く取り入れられており、この柱のアルファベットも然りです。

そこで本記事では、
女教皇に描かれている柱の意味を、
「光と闇」「善と悪」ではなく別の視点から追ってみたいと思います。

タロットを読む際の考え方ですが、
タロットには決まった読み方はありません。
どの解釈を用いて、どのように読んでも大丈夫です。
要は相談内容にマッチしたリーディングが出来るか否か?
全てはそこに懸かっています。
ご自身のシックリ来る解釈、読み方を選んで戴ければ嬉しいです。

黒い柱『B』の意味

女教皇のカード向かって左側に、
【B】と書かれた黒い柱があります。

これはヘブライ語で
『Boaz(ボアズ)』と言い、
ボアズには「あがなう人」という意味があります。

「あがなう人」とは、
相手の代わりに全てを買い取り、
面倒を見る人という意味が込められています。

女教皇
「買い取る」というのは比喩表現です。
『自分の利益より、他人の利益を想って生きる』
という利他主義的な解釈です。

アドバイスキーワード例

苦労を買って出る、
その人の人生を背負う、
相手の代わりに面倒を見る、
罪や責任を相手の代わりに背負う、
誰かが失敗をした時かばって護る、
自分を顧みず他人の為に行動する、

白い柱『J』の意味

女教皇のカード向かって右側には、
【J】と書かれた白い柱があります。

これはヘブライ語で
『JACHIN(ヤキン)』と言い、
ヤキンには「主が堅く建てる」という意味があります。

女教皇の「ヤキン」では、
一体何を「主は堅く建てる」のでしょうか。

女教皇
「建てる」もまた比喩的表現です。
『信仰』や『信念』と考えると解りやすいでしょう。

ここで【B】と【J】の柱を合わせて考えます。

女教皇は、
『Bの柱(他者の為に生きる)』
それが自分の使命であり、
自分は神に仕える者として全うする
『Jの柱(信仰を堅く建てる)』その心を表しています。

女教皇は神に仕える者、精神世界の母です。
その人を観て、その人を聴きます。

彼女の心には
自分の存在は自分の為でなく、救いを求める人の為にある。
という『信念』があります。

それを2本の柱で表しているのです。

女教皇
【B】と【J】の柱を
『2本でワンセット』と考えてみてください。

二本柱のメッセージ例

自分の為ではなく、
相手の為を想って行動してみてください。
些細なことで構いません。
席を譲る、ドアを開けてあげる、
その行動の積み重ねが、
意識の奥に『相手の利益を想う心』を培っていきます。
もしあなたが、周りは敵だらけだと思うのなら尚更やってみてください。
自分の為ではなく、誰かの為にと思える人、その心が…
この先に敵を呼ぶと思いますでしょうか。
『与えよ、そうすれば与えられる』
相手を想うその気持ちが、巡って幸せを連れてきてくれます。

この他にも多くの解釈があります。
【ボアズ=Bの柱】
闇、力仕事、力を以てする、能力。
【ヤキン:Jの柱】
光、知的作業や伝達、確立する、英知、永続。

『トーラー』の意味とアドバイス例

女教皇の懐からは、
なにやら「TORA」と書かれた巻物が顔をのぞかせています。

これは『トーラー(ユダヤ教の経典)』です。

絵を観て戴けると分かるように、
TORAは女教皇の衣に隠れて
3分の2くらいしか見えていません。

これはわざとこのように描かれており、
『全部は見せない』ということを表しております。

これは多くの物事に通じることで、
ある程度教わったら、
あとは自分で結論を模索することの大切さを示唆しています。

仕事も恋愛も人間関係も、
1から100まで教えてもらうより、
自分で考えたり、試したり、
失敗から学ぶことで『真の成長』に繋がっていくからです。

「トーラー」でのアドバイス例

今現在の状況を打開するために、
ウェブサイトやyoutube、
沢山の検索をしてしてみてください。
そしてこれだという情報に出逢えたら、
そのアドバイスを基に、まずは行動してみてください。
仮に上手く行かなかったなら、
その情報や自分自身を卑下するのではなく、
自分に何が足らず、どうしたら上手くいかせられるかを模索してください。
情報を取り入れ、行動し、失敗したら考え、また行動に移す。
試行錯誤を繰り返すことで、その問題に対する自分のスキルが上がっていきます。
そうなれば同じような問題に遭遇しても、難なく越えられる自分に成ることが出来ます。

女教皇
試行錯誤しながら失敗と成功を繰り返すことにより、人は成長していきます。

『三日月』の意味とアドバイス例

女教皇の足元には
『三日月のオブジェ』が置かれています。

これは「夜空に浮かぶ月」を模したものです。

月は約30日を掛けて満ち欠けします。

月の満ち欠けで見るなら…
新月で始まり、
月齢15日前後で満月として完成し、
そしてまた欠けていきます。

ですので、
この女教皇の足元の三日月は
「まだ未完成、まだ未熟」ということを表現しています。

例えば
この部分でアドバイスを読むなら、
『未熟な自分を受け入れる』と読めます。

『三日月』でのアドバイス例

人はそれぞれ生きてきた環境が違います。
ですので当然、性格も得意な事も変わってきます。
「あの人に比べて自分は…」
ということはあって当たり前なのです。
全ての人に得手不得手があるように、
全ての人が「あの人に比べて自分は…」を持っているのです。
ですので自分と誰かを比べてしまうのは、
むしろ健全な心を持っていると思ってください。
もし人と比べて心が落ち込んだら、
『他人と比べてもしょうがない』と自分で自分を励ましてください。
その上で得意に出来る部分を伸ばすことをしてください。
未熟な自分を否定すると、どんどん心が辛くなっていきます。
ですのでまずは「人それぞれなんだ」と受け入れることが大切です。
未熟な自分を受け入れることは、
自分という「個」を完成させるための健全な刺激になるからです。

女教皇
自分の未熟さを否定することは、自身を否定することに繋がってしまいます。『人それぞれだよ』と、今の自分を受け入れてあげてください。

以下の記事では、
『女教皇の人物像を作って覚えよう』
という記事も執筆しております。
『Ⅱ. 女教皇』の精神性、
人物像に焦点を絞っています。

女教皇のカード理解を深めますので、
併せて読んで戴ければ嬉しいです。

あわせて読みたい
タロット『女教皇』の意味から人物像を作ってカードを覚えよう 皆様こんにちは『本気のタロット講座』へようこそ。 今回の記事はタロットの人物像を作って覚える方法。『女教皇編』です。 タロットでは「Ⅱ. 女教皇」「Ⅲ. 女帝」とい...
スポンサーリンク

タロット『Ⅱ, 女教皇』まとめ

今回は、
タロット『Ⅱ, 女教皇』の意味を

①白と黒2本の柱
②懐の巻物(TORA)
③足元の三日月

という代表的な3つの象徴から解説を致しました。

【①二本の柱】
女教皇の柱、王道解釈は『善と悪』
女教皇はその中間に位置していることから『中立の立場』と読めます。
柱を読むポイントとしましては、
白と黒の柱を『相談内容の何に置き換えて読むか?』が大切になります。
その中立に位置せよというメッセージでした。

【②懐の巻物(TORA)】
ポイントは『全部見せて描かれていない』です。
相談者、またはその相手に対して
「自分のこと」「気持ち」などを全部見せていない。
または『物事の結末を自分で知る事の大切さ』をメッセージしていました。

【③足元の三日月】
満月が完成なら三日月は未完成。
即ち『未熟』を表しています。
人の成長は『自身の未熟さ』を受け入れるところから始まる。
そのメッセージが込められています。

女教皇の意味には、
知的さ、クール、洞察力などありますが、
描かれた象徴を理解していくと読みが深まっていきます。

本記事が
タロット「Ⅱ, 女教皇」のリーディングのお役に立てますように。

それでは、
最後までお読み戴き、
誠に有り難う御座いました。

スポンサーリンク
みなさまでシェアしませんか?
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次