【タロット解説】力のカード…本当の意味は「○○の力」だった

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皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回は
タロット「力」について解説していきたいと思います。

とても優しい絵柄ですよね。
このようなポジティブっぽいカードは、非常に読みやすいです。

ですが、
この力のカード…
実際は「何の力を表しているか?」ご存知でしょうか?

本記事では
「力のカードの本質」を
一冊の読みもの形式で追及していきたいと思います。

今回の記事を読むことにより、
このカードの理解を深められ、
今よりもっと…
楽しく「力」のカードを読んでいくいくことが可能になります。

今回も
かなりの本気文章になっておりますが、
是非、最後まで読んで戴ければ嬉しいです。

目次

Ⅷ, 力のカード

このカードの名前は「strength.(ストレングス)」です。
タロットでは「力」とされています。

ですが不思議なことに
メインに描かれているのは、
ヘラクレスのような「ザ・筋肉マン」ではありません。

実際に「strength.(ストレングス)」の意味は、
強さ、精神力、体力、能力…というように訳されています。

実はこのカードの「力」というのは、
肉体的な力のことを言っているのではなく、
『愛の力』というものを表現しているのです。

カードにはライオンも描かれていて、
そのライオンを、
1人の女性が手なずけている様な絵です。

絵では優しそうなライオンですが…
実際、サバンナに居る野生のライオンは危険です。
この絵の女性のようにじゃれたら…
「ガオン!!」とやられるに違いありません。

猛獣と人間は、
そもそもの力が全く違いますので、
引っ掻かれたり、噛みつかれたら、ひとたまりもないですよね。
きっと「ヘラクレス」のような人間でもやられてしまいます。

猛獣に人間がパワーで挑んでも、
恐らくは返り討ちに逢ってしまいます。

しかし…
『愛の力』で挑んだらどうでしょう?
勿論このライオンは人間の言葉を理解できません。
ですが、こちらが醸し出す雰囲気に敵意が無いのは野生の感覚で判るはずです。

このようなイメージを加味して、
本記事では
力(ストレングス)のカードを解説していきたいと思います。

※本記事では力の登場人物を「力の女神」と表現していますが、実際は人間です。
実はタロットでは、愚者から隠者までの人物は人間。運命の輪から世界までは、愛や希望、正義などの擬人化とされています。

赤いライオン

このライオンは赤い色をしています。
「赤い色」というのは図像学で「危険」を表しています。

恋人たちのカード(URL)にも「赤い山」が描かれていました。

これが表すものは、これから彼等に降りかかる未来の危険を暗示するものでした。

そして、
この「赤いライオン」は、何を表しているのかと言いますと…
「自分」や「他人」
「置かれている環境」や「起こっている出来事」

どのように解釈するかはタロッティスト次第ですが、
それらの『悪しき部分』を表しています。

下記で例を挙げてみます。

※自分の悪しき部分の例
怠け癖がある、怒りっぽい、臆病である…etc.
自分自身が思う「ネガティブな部分」とも言い換えられます。

※他人の悪しき部分の例
敵意を向けられている、言う事を聞いてくれない、利用しようとしている…etc.
「こちら側が受け取っている事実」というように言い換えて良いでしょう。

※悪しき環境や出来事の例
過酷な労働環境にある、人間関係が悪い、物事が上手く行かない、
今日は失敗ばかりする日、最善を尽くそうとしても空回る…etc.

といった部分をライオンに置き換えて表現しています。

力の絵では、
女神は赤いライオンを上手く手なづけています。
すなわち、
先に挙げた悪しき部分を上手く手なづけて、コントロールをしているのですね。

力の女神を相談者さん自身、
赤いライオンを悪しき状況や状態と捉える。

力のリーディングでは、
今置かれている悪い状況や状態を
『行動と心の在り方で上手く乗り越えていく』という読み方も可能です。

Ex.)
「今日は失敗ばかりで全てが空回る日」

⇒早く寝て日付を変え気分一新!!明日はきっといい日になる!!
といった感じですね。

絵のシチュエーション

この女性(力の女神)は、ライオンの上顎と下顎に手を当てています。
そしてピッタリと接触しています。
しかも、このライオンは尻尾を股の下に入れて彼女に懐いています。

このシーンは『相手を受け入れる』という事を表しています。

先程の項で、赤いライオンは…
「他人」や「自分」
「状況」や「状態」
「置かれている環境」や「起こっている出来事」
その『悪しき部分』を表していると書かせていただきました。

それら自分の身の周りの悪しき部分を、
力の女神は「全て受け入れている」のですね。

それは、
日常生活で起こる出来事に対して
拒否拒絶をしたり、
ふさぎ込んだりする心ではなく、
今置かれている状況をしっかりと見据えて
「どのようにしたら上手く乗り越えて行けるのか?」
という気概を持つ大切さを表していると言い換えられます。

次に、別の見方をしてみます。

力の女神はライオンに対して
優しく手を触れていますね。

これは女神からライオンに対する
『ボディランゲージ』と言っても良いでしょう。

人と挨拶を交わす際、
手を振ったり、肩を叩ポンと叩いたり、
握手をしたりするのもボディランゲージの一種です。
単に「おはよ~」と挨拶をするよりも、
手を軽く上げながら言った方が、
心の距離の近さが伝わりますよね。

同じ相手に対して、
同じ「10レベル」の気持ちがあったとして…

朝会った時、
1つ目は「おはよ」と無表情での挨拶。

もう1つはニッコリと微笑んで
「おはよ!!(o^―^o)ニコ」という挨拶。

前者と後者では
相手に伝わる心の距離感に雲泥の差が生まれます。

例えば、恋人に愛を伝える際、
1000の言葉を並べるのも良いですが…
相手の目を見て微笑んだり、ハグをしたり、優しくキスをしたりと…
肌で接触した方が、より多く相手に愛が伝わりますよね。

力のカードでは、
『非言語的なコミュニケーションの大切さ』
というのも表現されています。

女神の表情と頭上の無限マーク

魔術師のカードでも描かれていましたが、
この力の女神の頭上にも『無限マーク』が描かれています。

そして
このカードの名前は『力』ですね。

冒頭でも書かせていただきましたが、
この力とは…
ヘラクレスとか、ラオウといった肉体的な破壊力のある強さではありません。

『愛の力』です。
その詳細を絵から読み取って行きましょう。

力の女神のドレスは白です。
白は図像学で『女性の要素』を表します。

例えば…
優しさ、受け入れる、柔らかさ、
包容力、共感力、母性愛、
協調性、労り、育てる、育む…etc.

このカードの力とは、
『女性的な愛の力』を表しているのです。

魔術師の記事(URL)
魔術師の頭上の無限マークは、
『男性の要素と女性の要素を合わせることが自身に無限の可能性を生む』
ことを表していると書かせていただきました。

力のカードの無限マークは、
『無限の愛で、その対象を包み込む』ことを表しています。

力の女神の表情を見てください…。

慈愛に満ちていますね。
向き合っているライオンに、恐怖や嫌悪といった感情を全く表していません。

この表情からも、
力の女神は『愛の力を無限に持っている』と解釈することが出来ます。

例えば、
イメージをしてみてください。
更生指導員のお話です。

もしも、
自分が更生指導員になったら、
どのように相手と関わろうと思いますでしょうか?

仮に暴力などの恐怖で押さえつけようとするのなら…
もしかしたら、
その瞬間は大人しく更生したかのように見えるかもしれません。
ですが、恐怖で押さえつけられた人間は、心の底で復習を誓います。
その場では従ったフリをして、反撃の時期を待っています。

暴力は暴力しか生みません。
恐怖政治はその瞬間は安泰のように見えますが、絶対に長続きはしません。
必ず反旗を翻されます。

そうではなく、
「相手の立場に立って、相手の事を理解してあげる」ことが大切です。
彼等が何故そうしているのか?
何を考えているのか?何を思っているのか?
それを理解してあげることが第一に必要な事です。
それが彼等を受け入れることに繋がるからです。

ただ、相手を理解をするにはとても時間がかかります。
暴言を吐かれたり、何も答えてくれなかったり、手を上げられたりするかもしれません。
それでも忍耐強く見守り、必死に向き合っていかなければなりません。

そこには、
この力の女神のような無限の愛情が必要です。

力(ストレングス)のカードは、
ヘラクレスの腕力のような力ではなく…
愛とか、優しさ、忍耐といった力を表現したカードなのですね。

そういった部分を
このカードを読む際、リーディングキーワードにしてみてください。

この項から連想するキーワードの例

優しさ、寛大さ、許す気持ち、相手を受け入れる、忍耐をもって接する、相手を理解する、自分を押し付けない、相手の事を第一に想う、微笑みを向け続ける、相手の話を聴く、相手に共感する、根気強く続ける、自分の子のように接する、労りの心を持つ、全ての事柄を受け入れる…etc.

背景の黄色

黄色というのは…
成功、成就、勝利、幸福、などを表す色です。

大アルカナなどの
『力の強いカード』の中で、
黄色がこれだけ広い面積で描かれているカードは珍しいです。

この広範囲の黄色が示すメッセージは…
『成功はほぼ約束されている』というものです。

例えば
復縁、片想い、独立などの相談に対して…
その最終結果にこのカードが出たとしたら、
『成功は、ほぼ約束された』と励ましても大丈夫なほどです。

但し、
相談者さんの努力は必須条件です。
結果が出るまで忍耐が必要ですし、
そこまで頑張れるか否か?
そこにもかかっています。

恋愛で例えるなら、
片想いや復縁を成就させたいという時、
多くの人は焦りますよね。

早く想いを伝えなければ。
早くよりを戻さなければ。
メッセージを送ってもなかなか返ってこない。
既読にすらならない。
電話をしても出てくれない。

こういった状態でも焦ってはダメなのです。
焦ってガンガンlineを送ったりしていたら
ブロックされてしまいかねません。

そうではなく、
会話を交わしたり、笑顔をむけたりと、
相手のペースに合わせて
2人の間の空気、距離感を
少しずつ融かしていくことが大切です。

遠回りにも似たこの時間を…
「どれだけ忍耐できるか?」
そこにかかっているのです。

自然の背景

力のカードの背景を観てみますと、
障害物のような物はほとんどありません。
人工物も描かれていない「自然のまま」の景色です。

この「自然」を、
筆者が人の振舞いに置き換えてみます。

嘘をつかない、繕わない、変に大人ぶらない、
というような振舞いが自然のものです。

人と接する時、嘘をついたり、
その場を取り繕ったりして接するなら、
それを知られた時、相手は裏切られたと感じますよね。
そうなったら
今まで作ってきた関係は振り出しに戻ってしまいかねません。
だからこそ、
「自然に成る⇒嘘や取り繕いのない姿勢」
それが大切だとこのカードは言っています。

力のカードでは、
大自然の中で、力の女神がライオンと向き合っています。
その関係では、嘘をついたり、取り繕ったりしない正直な姿勢が信頼関係の構築に繋がっていくのですね。

そしてこれは、
仕事でも、日常生活でも、人間関係でも、あらゆる事柄に当てはめられます。
嘘をついたり、取り繕ったりすることは、
その後の展開を悪いものにするからです。

一度嘘をつけば、その嘘をつき続けなければならなくなります。
ミスを下手に取り繕ってバレてしまえば、信頼の損失に繋がります。

だからこそ、正直に、誠実に物事に向き合うことが大切なのですね。

この
『取り繕ったり、嘘をついたりしない』
という部分を日常生活や人間関係、仕事に対して当てはめていくと…

ミスをしたらキチンと謝罪をする。
イカサマやごまかしで仕事をしない。
向き合う相手を利害で考えず、一人の人間として誠実に接する。

という読み方にも変えていくことが出来ます。

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strength.(ストレングス)とは

過去の記事でも取り上げておりますが、
タロットでは、
『カードの名前から連想して読んでいく』ということが出来ます。

その際に意識していただきたいのが、
絵の登場人物やシチュエーション、
人物の性格などのイメージを加味していくことです。

このカードは『力』という名前ですね。

冒頭でも書かせていただきましたが、
「strength(ストレングス)」の訳は、
強さ、体力、精神力、能力、というように訳されております。

現にこのカードから感じられるのは、
決してパワーでねじ伏せるような力ではありませんよね。

では…
「strength.」という絵から感じ取れる『力』には、一体どのようなものがあるでしょうか?

筆者が感じるものを挙げていきたいと思います。

『勇気という力』

獰猛なライオンと、相対するためには勇気が必要です。
カードの絵は、ライオンと出逢ってその瞬間…
手懐かせているように見えますが、そうではありません。
彼女の勇気が現在のシーンを作ったのです。

これを人間関係や仕事、
プライベートなど相談内容に合わせて変え、
そこに「勇気」というキーワードを当てはめて文章にすると…

人間関係で一歩踏み出す勇気を持つ。
やりたいと思っていたことを始める勇気を出す。
正しいことを正しいと主張する勇気を養う…etc.

というように変換していくことが出来ます。

『決意という力』

決意というのも「力」の種類の1つです。

例えば、
力の女神がこのライオンとの初対面から
現在までをイメージして
彼女にどのような決意があるか?
この絵のシチュエーションに吹き出しをつけてみます。

『この子のどう猛さは、
 他者に対する恐れからくるもの…
 ならば私が怖れを取り除いてあげる。
 どんなに時間がかかっても、
 この子が心の安寧を得られるように…。』

というセリフを、この絵につけてみました。
この台詞は、力の女神の決意の台詞です。

では、この台詞を先程のように
恋愛や人間関係、
仕事などに合わせて言葉を変え、
『決意』というキーワードを当てはめるならどのようになるか?
その例文を書いてみたいと思います。

恋愛:
外見も内面も磨き、
必ずあの人を振り向かせるという決意。

今までの失敗を振り返り、
人として成長し必ず元恋人とよりを戻すという決意。

仕事:
どんなに過酷な仕事でも、
一度「ここまでやる」と決めたら最後までやり通すという決意。

ごまかしたり、イカサマをせず、
日々誠実にその仕事に従事するという決意。

人間関係:
つっけんどんで苦手な人だけど、
根気よく向き合って必ず和解するという決意。

誤解が生じて仲違いをしてしまったけど、
時間をかけてでも必ずよりを戻すという決意。

決意とは、
『必ずやると心に決めること』です。
力のカードでは、このようなキーワードもリーディングに使えるのですね。

『精神力』

この力の女神は、
愛によってライオンと接していますが、
そこには強い精神力も備わっています。

物事と真剣に向き合っていくためには、強い精神力が必要です。
それは恋愛、人間関係、仕事、好きで始めた趣味にまで…
あらゆることに対して言えるはずです。
先程の「決意」の延長とも言えます。
『決意をし、ずっと続ける精神力』といったところでしょうか。

では力のカードでの『精神力』とは、どのようなものか?
「力の女神になった」と深くイメージして、
力のカードにおける精神力を紐解いてみます。

①物事に対して冷静に対処すること

イレギュラーなことが起こっても、
決して慌てず、どっしりと構える心の強さです。
力の女神は、このライオンの心を開かせるまでに多くの困難があったことでしょう。
でも、彼女は最初から知っていました。
何故なら、相手との関係が一瞬で上手く行くことなど無いと知っているからです。

プチアドバイス:
日常生活、人生における
多くの上手く行かない経験が、物事への冷静さを養います。
日常で遭遇するイレギュラーを嫌だという思いでやり過ごさず…
究極、『私にイレギュラーを有難う』という心持ちで乗り越えていく。
その積み重ねが、どっしり構える強さを養ってくれるのですね。

②時間をかけることをいとわない

物事を早急に解決しよう、
すぐに終わらせようと思わず、
じっくりと向き合い、
徐々に良い方向へと向かわせようとする心の強さです。
力の女神は、一朝一夕でライオンと和解したのではありません。
それこそ時間をかけて、
ここまでの関係に成れたのですね。

プチアドバイス:
今、携わっている物事、
状況や状態にじっくりと向き合ってみてください。
自分は何を考え、何を感じ、
そしてこれから
この物事にどのように向き合っていけば良いのか?
それを1つ1つ噛みしめることが大切になっていきます。

③怒りの感情に捉われないこと

思い通り行かないことに対して
イライラしたり暴言を吐かない心の強さです。
力の女神は、いつだって心静かに対応します。

プチアドバイス:
怒りに捉われた瞬間、
心の思ったままに行動しそうになったら、息を深く吐く呼吸をしてください。
人の怒りのピークは「6秒」と言われています。
その6秒をやり過ごせたら、場を荒げる確率も大幅に減ります。
怒りは後悔する行動に繋がりやすい感情ですので、ここをどうやり過ごすか?
自分に最適な方法を見つけたいですよね。

④辛抱強くなること

辛抱強さは「ザ・精神力」という感じですね。
力の女神は「辛抱強さ」という点に関して、
タロット78枚の中、相当な強さを持っています。

プチアドバイス:
自分の身の回りの出来事…
しんどい事はもちろん、
つまらない事であっても、
その物事を経験するにあたって、何が自分へのプラスになるか?
それを見つけて向き合っていくことで、少しずつ養われて行きます。

「strength.」の訳を加味してみると、
これらの事がシックリ来る感じがしますよね。

このように
名前の翻訳を加味したり、
カードの情景を深くイメージしたり、
登場人物に台詞をつけてみたり、
カードの登場人物に成ってみるというのは、
タロットを読む際の強い力になってくれます。

是非、参考にしてみてください。

力のカードを復縁に置き換えてみる

ここまでのお話を用いて、
「力のカード」の辛抱強さ、忍耐、精神力など、ここまでのお話を復縁に置き換えてみます。

~恋愛成就と復縁成就の違い~

恋愛を定義してみる

恋愛は、これから2人の関係が盛り上がっていく過程。
復縁は、一度2人の関係が無くなってしまった状態からの復活の過程です。

これを数直線で表してみます。

恋愛は『±0からのスタート』です。

最初はお互いのことが分かりません。
どういう人間なのか?どんな価値観を持っているのか?
何が好きなのか?どこに感動するのか?どういう趣味を持っているのか?

そういった事がお互いに解らずに出会います。
シチュエーションは様々ですが、
「この人とよく会うな」というところから気になりだしたとして…
おおよそ最初は挨拶をかわすところから始まります。

その内、些細なきっかけを掴んで、ちょっとした会話に持っていくのでしょう。
そして日を追うごとに、段々と会話が多くなってきます。
会話の中からお互いの好きなモノが分かりだし、
もっと会話をしたいと思うようにり、連絡先を交換したりする…
何日かおきに、連絡を取り合うようになっていく…
プライベートでどこかに誘うかもしれませんね…。

そうやって徐々に徐々にプラスの方向へ関係が向かって行きます。
そして、ある一定の所まで行ったら「交際」という関係に至るのですね。

復縁を定義してみる

一方、復縁というのは『マイナスからのスタート』です。

何故かと言いますと、
「一度、交際に至った2人が別れた」という状態がスタートだからです。
そこには別れの数だけ理由があるはずです。

相手の嫌な部分が見え、
そこに我慢が耐えかねて別れに至ってしまった…。
そのネガティブな部分が「±0」ではなく、
マイナスからのスタートという状態を創ってしまっています。

復縁では焦ると必ず失敗します。

復縁を焦るとは、
「-10」という状態を、いきなり「+10」に持っていこうとしてしまう状況です。

相手の嫌な部分が見え、
そこに我慢ならず別れたという状況では、
その場で必死に別れたくないとせがんでも…
そのほとんどはネガティブな行動として相手に映ってしまいます。
そうなってしまうと、相手の気持ちはどんどんマイナス方向に動いていきますよね。

復縁において大切なのは、
マイナスになってしまった関係を『±0』に戻すことです。

そのためには、相手から一時、身を引いて音沙汰を無くすることが大切かもしれません。
こちらからの連絡もしないし、相手から物理的に距離を置くのです。
物理的距離を置くことで、相手は自分の現在に集中できます。
それを数か月も続けてもらえば、あの頃の2人の関係のネガティブな気持ちが段々と薄れていき…
「ふと何気なく思い出すのはポジティブな思い出」というのは多いものです。
特に男性には多いかもしれません。
それを狙って行くのは復縁には大切です。

職場が一緒など、
物理的に距離を置けない環境ならば…
相手に会った時は無視したり避けたりしないでください。
挨拶はキチンとしてください。
目が合ったらサッとそらすのではなく、軽く微笑んで会釈できるくらいが理想です。

これらは、とても苦しい心の日々です。
ですが、復縁を成就させるのには、避けては通れない時間です。

『ぎこちなくさせず距離を取る』
この時間こそ、
相手に芽生えているマイナスの心を和らげる必須行動です。
距離を置く、時間を味方につけることで、相手は段々と冷静さを取り戻します。
過去、2人の良かった時間を思い出す余裕を心に作ってもらうのです。

この時間と距離のおかげで、
相手の心が少しずつ「±0」に戻ったら…
あとはその関係を徐々にプラスの方向へ持っていけば良いのです。

復縁の場合、
マイナスの数字から±0までの間は、相手のこちらへの気持ちはネガティブな状態です。
しかし、±0から先はこちらへの気持ちはポジティブなものに変わっていきます。

「ここまでどれだけ我慢が出来るか!?」

これが復縁において非常に大切なことになっていきます。

先程の項目「背景の黄色」という部分で、
「成功はほぼ約束されているが、そこには本人の努力の絶対条件がある」
というのは、こういった事なのですね。

このお話も
力のカードを読む際の参考にしていただければ嬉しいです。

番外編

言葉というのは面白いもので、
本記事で取り上げている「力」という単語も
捉え方を変えていけば…
色々な種類の力があることに気が付きます。

例えば…

勢力、財力、魅力、重力、精力、
努力、知力、強力、底力、無力、
脱力、馬力、速力、武力、独力…etc.

まだまだ調べれば沢山あります。

ここで少し面白い試みをしてみようと思います。

こういった色々な種類の力『○○力』を…
試しに
筆者が独断で
3枚ほどカードに当てはめてみますね。

①勢力

勢いとか、
パワーでねじ伏せようとする力は
「ソードナイト」が当てはまると思います。

ソードナイトには勢いがありますよね。
彼の勢いは誰も止められる術はなく、
敵大将を討ち取るまで続くでしょう。

②権力

権力という点では「皇帝」がピッタリです。

皇帝は、その名の通り国のトップですからね。
逆らうことが出来ません。
権力という点に関しては、
皇帝はズバ抜けたものをもっているでしょう。

③生命力

内からみなぎるパワー(元気)なら…
筆者は「太陽」がピッタリかと思います。

太陽に描かれているのは、
「太陽」と「赤ちゃん」です。
両者は『ザ・生命の象徴』だと思いませんか?

このように、
同じ「力」というキーワードでも、
カードによって意味合いが異なっていくのですね。

上に挙げたような「○○力」を、
他のカードに対して
是非、当てはめていってみてください。

タロットは通常、
絵からキーワードを見つけていきますが、
『キーワードから絵を探す』というのも
総合的なタロットリーディング力を高めてくれます。

以下の記事では、
『Ⅷ. 力』のカードについて
「Strength」と「Power」の違いから
深く読む方法をお伝えしております。
併せてご覧戴ければ嬉しいです。

あわせて読みたい
タロット『Ⅷ. 力(strength)』意味&人物像「Power」との違い 皆様こんにちは、『本気のタロット講座』へようこそ。 今回の記事は『Ⅷ. 力(strength)』編の解説です。 このカードは『力のカード』と呼ばれていますが、 名前を見る...
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『Ⅷ. 力のカード』まとめ

ストレングスのカードの「力」は
腕力では無く『愛の力』です。

そこには
破壊や支配などという
ネガティブな力は働いていません。

もっと包み込まれるような、
温かな、居心地の良い力が満ちているのですね。

仲間内でも、職場でも、
恋人にあててでも、
力の女神のような「力」を以って接するなら…
その間には
とても強い信頼という力が芽生えてきますよね。

筆者も、
この力の女神のような人間に成りたいと思っています。

それでは、
今回も
最後までお読み戴き、
誠にありがとうございました。

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