【解説】タロット法王は意味よりもシーンを解釈すると読みやすくなります

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皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回は『法王のカード』について解説をさせて戴きます。

このカードはポジティブ寄りでもネガティブ寄りでもない非常に中間色の強いカードです。
動きも少なく、読みづらいと思う方も多いかと思います。
ですが、絵の描写が細かく、色々な部分を観ることが出来ますし、登場人物も多いです。
読みづらいカードを読む際は、全体を眺めるのではなく、シーンを想像したりオブジェなどを単品で切り取り言葉を繋いでいけば、比較的読みやすくなっていきます。

本記事では
法王を1枚の絵として解説していきますので、一風変わった解釈をお楽しみいただけます。

目次

Ⅴ, 法王のカード

『皇帝の記事(URL)』でお話いたしましたが、
皇帝は社長や王様など「現実世界の王」でした。
国を繁栄させるため、国を護るため、その考えや行動は非常に現実的で具体的、そして行動力に満ち溢れておりました。

法王はその逆で、民の心の幸せを護り、信仰心を護る「精神世界の王」です。

女教皇と女帝が真逆のカードであり、その2つが合わさった時、初めて理想の女性像に成ると同じく…
皇帝と法王も2枚合わせて完璧な男性像に成ると言われております。

石の椅子

このカードの法王が、どのような椅子に座っているかよく見てみますと…
どうやら石で出来た椅子に座っています。

『皇帝の記事(URL)』でもこれについて説明しておりますが、
法王は民衆の前に出る際、反乱、刺客から身を護るために強固な椅子に座ります。
そして、万が一、そうした者が現れた際は、
頑強な椅子の直ぐ後ろにある暗幕に隠れ、護衛と共に身を隠すことが出来るようになっていたそうです。

何故このようなことをカードの解説に加えたかと言いますと、これが法王を読む際の助けになるからです。
『法王は刺客から身を護る』⇒『自分の身を護る』または『護る』
というキーワードで読むことが出来るからです。

法王は精神世界の王ですので『自分や他者の心を護る』という観点で使っていくのがベターです。

『自分の心を護る』という観点で読むなら…
ストレスとなりそうなものから身を遠ざける。
気が滅入った時にそれを緩和する場所を持っておく。
気分を上げる動画や音楽を1つ持っておく。

『他者の心を護る』という視点で読むのでしたら…
落ち込んでいそうな時には声をかけてあげる。
相手のちょっとした変化に気づいてあげる。
笑顔を向けてあげる。

というような感じで読んでいくと面白いですよね。

これはタロットの意味を追っていたら出来ない読み方のはずです。
絵の部分、オブジェを切り取り、それ単品でイメージしたり、
更に登場人物の役割を考慮してイメージしていくというのもタロットカードを多彩に読んでいくために非常に力になってくれます。

冠と杖

法王の身につけているものを観てみますと、ふたつとも独特な形をしています。
3重になっている冠と、3つ重なっている十字架を持っています。

この十字架と冠に共通しているのは「3つ」という数字です。
法王における「3」という数字は、
「父と子と聖霊」その『三位一体』を表しています。

「父と子と聖霊の御名において…」という言葉を聞いた事がありますでしょうか?

父は「ヤーウェ=創造主」
子は「イエスキリスト」
聖霊は「奇跡を起こすイエスの魂の力、超信仰」とでも言いましょうか…

これらは3つに別れているかもしれませんが、実際は1つであるという意味です。

父(神)が自分の分身の魂を肉体に込めた時、子(イエスキリスト)となりました。
すなわち「父と子は同じ」です。
そして父の計画やイエスの起こした数々の奇跡は、聖霊の力によって起こされました。
聖霊というのは、イエスの超信仰、魂の力です。
よって「父、子、聖霊」は全て同じ=『三位一体』となるのです。

ですが…
このように法王のカードの説明をされても、イマイチ解りませんよね。

ですので、本タロット講座では「三位一体」と難しく考えず、言葉の捉え方を変えていきます。

「三位一体」⇒「3つで1つ」⇒「3つとも大事(複数可)」⇒『どれも大切にする』
というように変換します。

そう考えて「三位一体」を相談内容に使うなら例えば…

恋愛を成就させるためには?
「外見」「内面」「知識(ノウハウ)」3つで1つ=どれも大切にする。
どれか1つだけ突出しているよりも、その3つを全部大切にすべし。

経営者でも
「職人の顔」「マネージャーの顔」「起業家の顔」3つで1つ=全部大切にする。
職人の顔とは?
自分の携わる仕事に対して常にプロフェッショナルであること。
マネージャーの顔とは?
部下や従業員、自分自身をキチンと管理出来ること。
起業家の顔とは?
常に新しいアイデアを捻出し、そのために行動を起こすこと。
1つに抜きんでるのではなく、3つとも持っていなければならない…
というような感じです。

法王の「三位一体」をこのように考えると、非常に解りやすくありませんか?

教える者

このカードには、法王と神父様が描かれています。
絵を良く観てみると、絵の前面には神父様が二人いて、
法王は一段高い場所に座し、右手を挙げて2本指を示し、この二人に対して教えを説いています。

ここで、神父様の着ている服の柄を見てみます。
向って左の神父は赤いバラが描かれた服、右の神父は白いユリの描かれた服を着ていますね。
図像学という学問では、赤いバラは「男性」を表し、白いユリは「女性」を表しています。

ここに「教える者」という視点を加えるなら…
法王は『男女平等に教えている』のです。
どちらかに良く説き、どちらかに適当に教えたりはしません。全員に平等です。

この部分を読む際は「男女」に捉われないで大丈夫です。
「全員に~、同じに~、平等に~」とすればリーディングがしやすくなります。

ここからキーワードを出していくなら…
神の前には全ての人が平等、平等に教える、平等に接する、えこひいきはしない、どちらかに偏って良くしない、同じマニュアルを渡す。
というように読んでいけます。

恋愛的に読めば、
1人の相手に入れ込み過ぎない、恋愛はその相手1人だけではないと考える、その相手の前だけでいい恰好しない…。
なんてのも「平等」という視点では面白い読み方ですよね。

教わる者

今度は逆に『教えを受ける』という視点で観ていきます。

法王は色々な事を教えてくれます。
神についてだけではなく
「人はどのように生きれば幸せなのか?」
「人に対してはどのような心で接するべきか?」
「人生とは何か?」「善き心、悪しき心とは?」
神の最も喜ぶ人の在り方を説いてくれるはずです。

…これらを神父様たちは、一言一句大切に受けています。

「教わる」という部分を相談内容に当てはめて読む際、
『誰に何を教わるのか?』という部分を大切にしていきます。

例えば、
「片想いの彼ともっと仲良くなるにはどうすべきか?」
という相談があったとするなら…

「彼に得意分野について詳しく教わる」
「彼の趣味や特技を知ったら、その分野を調べる」
「その分野の知識が元々あったなら更に理解を深める」
(調べるということも教わるのカテゴリです)
「彼と職場で一緒なら、彼に積極的に仕事について話を聞く」
「恋愛のコンサルティングで意中の彼の落とし方の講義を受ける」
「自分を魅力を引き出すものを探し出す」
(探す=求める事なので、教わるのカテゴリです)

このように『教わる』という視点を広くして考えてみると、
色々な視点から片想い成就のための提案が出来るのですね。

ちなみに、
タロットリーディング時に法王が出た場合、
『教える?教わる?』相談者さんをどちらに置くか?
それを読み手がちゃんと決めることが大切になっていきます。

先程の仮の相談内容
「片想いの彼がいて、どうしたらもっと仲良くなれるか?」
そこで、彼と相談者さんの二者間で選択するのでしたら…
「彼に教える側なのか?」
「彼に教わる側なのか?」これを決めると読みやすくなります。
あとは『何を教えるのか?何を教わるのか?』を煮詰めていけば良いだけです。

神父の着ているもの

ここでは『服の柄』と『絵のシーン』に注目してみます。
向って左の神父の服にはバラが描かれ、右の神父の服は白ユリが描かれています。

図像学で赤いバラは『男性的要素』白いユリは『女性的要素』を表現しています。
これは『神の前では男女平等である』ということを描いているのです。

ですが、このように難しく考えなくても大丈夫です。
このシーンを『みな同じ』というキーワードで捉えるだけでいくらでも読んでいけます。

それと、この絵のシーンは教会の中です。
バラの神父もユリの神父も、同じコミュニティに属し、神の教えを広めるという志を持っています。

「皆同じ」「同じ志」この2つを踏まえて、法王のカードらしからぬ面白いキーワードを出してみます。

皆で向上していく、皆一緒の目標を持つ、皆でひとつの志を持つ、
ひとつ屋根の下に集う、強化合宿をする、同じコミュニティに属する。

このように「平等」「同じ」という単語から類語キーワードのように発展させても面白いですよね。
そのためには、情景をイメージすることが大切になってきます。

今後の記事で、イメージトレーニング法も書いていきたいと思っておりますので、お楽しみにしてください。

「バラ」や「白ユリ」の図像学に関しましては、
『魔術師の記事(URL)』で詳しく説明させて戴いておりますので是非、読んでみてください。

足は見えていない

法王はローブに身を包み、足が全く見えておりません。
「足が見えていない」というのは図像学では『行動力が無い』という事を表しています。

例えば、
法王は自ら布教活動など、アクティブな行動はしませんよね。
非常に落ち着いた地位と言い換えても良いかもしれません。
それに、精神世界の王ですので、ちょっとやそっとの事では動じません。

これらを踏まえて、
法王の「行動力が無い」という部分を視点を変えて読んでみますと…

常に心が落ち着いていて「せかせか」していない。
イレギュラーな事態が起こっても心が平静でいられる。
人を怒ったりせず、大きな心で受け止める。

と言ったところでしょうか。

または…
今は動かない方が良い。
こちらから相手に仕掛けない。
今は様子を見る時期である。

など、そのまま「行動しない」というように読んでも大丈夫です。

タロットを読む際、登場人物の足に注目するのは、リーディングの役に立ちます。
その際は、役職や、どのような人物なのか?という部分を考慮しながら
「どのような行動力があるのか?」「どのように行動力が無いのか?」
ということをイメージしていってください。

足元の鍵

法王の足元には2本の鍵が十字になって置いてあります。

筆者は、これについてこのように習いました。
『神の扉を開くのは法王以外にはいない、故に法王は特殊な存在です』と。

でもこれだけでは非常に解釈が難しいですよね…?

そこで、
本ブログでは、度々登場する『5W1H公式』に当てはめて考えていきます。

いつ、鍵を使うのか?
どこで、鍵を使うのか?
誰が、鍵を使うのか?
何を、鍵で開けるのか?
何故、鍵を使うのか?
どのように、鍵を使うのか?

例えば…
「片想いの彼と仲良くなるにはどうしたらよいか?」
という相談があったとしたら…
鍵で開けるのは『彼の心の錠』です。
そのアドバイスとして読むことも出来ます。

回答としましては、
「毎回、彼と会った時には、必ずにっこり微笑んでこちらから挨拶をする。」
これを積み重ねるだけでも、相手の心の錠をゆるくしていくことが出来ます。

他にも
「怠け癖を直すための鍵」
「モチベーションを上げるための鍵」
「恋人を作るために一歩踏み出すための鍵」

というように、色々な鍵として読むことが出来ます。
あとは、どのようにしたら扉が開きやすくなるか?
それをタロッティストが提案するだけです。

逆に比喩として『鍵を閉める』と考えても良いわけです。
例えば…
「揺るがない意志」
「揺るがない信念」
「圧倒的に自分を信じる」
「○○を信じて疑わない」
というポジティブな読み方をしたり…

「心を閉ざす」
「引きこもる」
「お蔵入りさせる」
「奥の奥にしまいこむ」
なんて読み方も出来ます。

相談内容に合わせて
『何の鍵をどのように開けるのか?』または『閉めるのか?』と考えていくと、面白く読んでいけます。

信仰心のカード

法王のシーンは教会、信仰の場所です。

ですが、そんな難しいように考えず、類語などを使っていけば、怖いことはありません。

筆者は『信仰』⇒『信じる』というように言葉を変えてみました。
これは「自分が信じられるモノを持つ」ということです。

それはジンクスなどの環境的なものでも良いですし、
「掌に人と書いて飲み込むと気持ちが落ち着く」というようなアクションでも良いです。
綺麗な石、ラッキーコイン、昔から肌身離さないぬいぐるみ、小物、など…
「これを持っていると良いことが起こる、心が落ち着く」と自分自身で決めた物でも良いです。

告白前の緊張を和らげるために○○をギュッと握って願をかける。
面接前に自身をリラックスさせるために○○の行動を取る。
心が荒んだ時は○○の場所に行けば心が浄化される。

『自分に良いことが起こると信じている環境や行動、持ち物を1つ持つ』
というように「信仰」という部分を「信じる」と変えて読むことが出来ます。

絵の場所はどこか

筆者は、ここはもう間違いなく教会だと思っています。

教会というのは「建物」のことを指すのではなく、皆が同じ信仰を持った集団や組織の事を表すそうです。
「コミュニティ」とも言い換えられます。

この絵のシーンが教会ならば…
絵には描ききれていませんが、神父もいれば司祭もいるでしょうし、信者も沢山いるはずです。

故に法王のカードは、コミュニティ、組織、集団のカードなのです。

法王のシーンはキリスト教ですが…
そこにこだわらず色々な集団活動を思い浮かべてみてください。

サークル活動、ボランティア活動、職場での仕事、
仲の良い人達が集まるグループを大切にする、部活動、イベント事、オフ会…etc

こういった事が全部含まれているのですね。

『コミュニティ活動に積極的に参加してみる』
『今いる組織をさらに良くしていくためのアイデアを出す』
『その集団に属しているメリットをより多く探す』

というように「集団」という視点から法王を読むのも面白いですよね。

以下の記事では
法王のカードの特徴的な意味、
使いづらい意味を深く解説しています。
併せて読んで戴ければ嬉しいです。

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『Ⅴ. 法王のカード』まとめ

法王は非常に動きの少ないカードの1つです。
それゆえに読みづらいと思う方もいらっしゃると思います。

そのような時は、
絵の部分、オブジェ、環境や状態を単品で切り取って考えてみてください。

「石の椅子」を単品で切り取れば『身を護る』『心を護る』など『護る』というキーワードから発展させられます。

「鍵」を単品で観れば『錠を開け閉めする道具』と浮かんできます。
ですので、相談内容に対して「何の鍵を開けるのか?」「閉めるのか?」と考えて行くと、リーディングの幅が広がっていきます。

「教会」という環境を単品で考えれば…
『コミュニティ』と発展させられ、サークル活動やオフ会、イベントへ行くというように読むことが出来ます。

カードの意味的なものに捉われず、シーンを想像したり、オブジェを単品で考えたりすることは、読みづらいカード、動きのないカードの読みを広げてくれます。

是非、
今回の記事を法王を読む際の参考にしていただければ幸いです。

本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。

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