皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。
今回の記事は、
タロットカード
「ⅩⅦ, 星」について解説をさせて戴きます。
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/17.星.jpg)
星のカードは、
女性的で優しい雰囲気があり、
どちらかと言えば
受け身のカードという印象だと思います。
ですが実は、
星のカードは非常に
「積極的なカード」だったりします。
但し、
皇帝のカードの様な積極性とは違います。
カードの絵の通り、
非常に女性的で優しい積極性です。
それは、一体どういうものでしょうか?
本記事を読むことで、
星のカードの見方、捉え方が変わります。
是非、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。
タロットカード「星」が与えるもの
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/17.星.jpg)
星のカード中央にいる女性は
「星の女神」と云われています。
星の女神は両手に水壺を持ち、
大地と池に水を注いでいますね。
実はこの水は、
「生命の水」と言われています。
そして
この水壺の中の水は、
中から無限に湧き出てきます。
星の女神は
その無限に湧き出る生命の水を、
大地と池に、惜しみなく注ぎます。
生命の水を得た草木は、
強く根を伸ばし、美しく咲き、
大地は潤い、枯れることがありません。
この絵のように星のカードは、
『見返りを求めず与える』
ということをメッセージしたカードです。
星のカードは、
何かを与えたら何かを貰うという
ギブアンドテイクの考えや、
相互に利益のある
Win-Winのカードではありません。
相手の利益や心を優先して
見返りを求めずに与える。
利他主義のカードです。
これが「ⅩⅦ, THE STAR.」です。
では次の項目で、
「与える」ということについて考えていきましょう。
「与える」ことを様々な視点で考える
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/★ 星 分解用 与える.jpg)
星のカードに描かれている女性…
「星の女神」は、
大地と池に水を与えています。
そしてそれは、
ほんの少しの量ではなく、
無限に注いでいるのです。
この絵から…
星のカードのメインメッセージは、
『見返りを求めずに与えることである』
とお話させて戴いています。
そこから、
星のカードでアドバイスをする際、
「相手に見返りを求めずに与えましょう」
というアドバイスをすることが出来ます。
「与える」とは
金銭や物のことだけではありません。
視点を変えれば、
色々な「与える」があります。
では、他にどのようなことがあるのか?
下の項目で考えていきましょう。
①相手の手助けをする
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/与える1.jpg)
相手が大変そうな時、
手助けをしてあげることも
視点を変えれば「与える」という分類に入ります。
大変な時というのは、孤独な状況だったりしますよね。
皆様も
「○○をやってもらえて助かった」
といった経験はありませんか?
仮に具体的な手助けが出来なかったとしても
力を貸してくれる誰かがいると思えるだけで
心って救われたりしますよね。
その気持ちを持ってもらえたなら、
その相手に何かしらを与えたことになります。
このお話から…
手助けする、手伝う、近くに居てあげる、ここぞという時に動く、寄り添う気持ちを持つ…etc.
上記のようなキーワードで、
星のカードを読むことが出来ます。
②相手を気に掛ける
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/与える.jpeg)
相手の事を気に掛けてあげる。
「お疲れ様」など労いの言葉を掛けたり、
「調子はどう?」など相手の話を聞くことも
視点を変えると「与える」という分類に入ります。
気にかけてくれる人が居ると、
その場所には安心感がありますよね。
私は独りじゃないという気持ちは、
そのまま安心感や支えになります。
相手の事をスルーせず、
ほんの少し気にかけてあげた時、
相手の心にホッとした気持ちが湧いたなら、
それはその相手に安心を与えたことになります。
このお話から…
安心を与える、声を掛ける、独りだと思わせない、相手を気に掛ける、
相手を労う、相手のことを心配する、相手のことを想う…etc.
上記のような
相手の心にアプローチするキーワードで
星のカードを読むことも出来ます。
③笑顔で接する
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/与える4.png)
相手に対して微笑みかけたり、
常に笑顔でいることも
視点を変えれば「与える」という分類に入ります。
新しい職場や慣れない場所で、
周囲は険しい顔、難しい顔ばかり…
そんな環境では
緊張が5割増しになってしまいます。
ですが、
そこに笑顔の人が居たらどうでしょう。
…何だか安心しませんか?
その人に分らない事を聞きたいと思えますし
その人なら、きっと快く教えてくれるでしょう。
笑顔でいることは、
周囲の緊張を緩和し、安心を贈ることに繋がっているのですね。
このお話から…
相手に微笑みかける、笑顔を心がける、友好的に接する、柔らかい雰囲気を醸し出す、相手の不安に耳を傾ける、相手と笑顔で接する…etc.
安心感を与える行動を促すアドバイス…
星のカードを
そのようにして読むことも出来ます。
上記でお話させて戴いたことは、
全て星のカードでのアドバイスに使えます。
大切なのは視点の変換
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/閃き1.jpeg)
相談内容があり、
星のカードがドローされたとして…
そのリーディングで、
大地と池に注いでいる「水」
(与えているもの)を何に変換するか?
物的援助か?精神的支えか?手助けか?
相手を想う心か?笑顔か?励ましか?
視点を変えれば他にも色々ありますが、
そこを決めれば、
星のカードのリーディングは成功です。
再度お伝えいたしますが、
見返りを求めてはいけません。
星のカードで最も大切なのは…
見返りを求めない心で行動することです。
「与える」という行動も、
視点を変えると色々ありました。
タロットリーディングで大切なのは、
ひとつの単語を
様々な視点から考えていくことです。
与える者は与えられる
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/聖書.jpg)
『与えなさい、そうすれば与えられる』
新約聖書の一節に、
この言葉が書かれています。
相手の利益や心を優先する行動は、
巡って自分に還ってくるという意味です。
そして本記事でお伝えしてきましたように、
「与える」とは金銭や物のことだけではありません。
困っている人を助ける。
募金をする。
誰かを安心させる。
アドバイスや援助をする…etc.
これら全て「与える」というカテゴリです。
与えれば巡って還ってくる
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/宇宙1.jpg)
こちらの振舞いによって
相手の心を良い気分にさせることが出来たら
同じような心地よさが返ってくるかもしれません。
こちらから
友好的な振舞いをすれば、
その相手は心を開いてくれて、
素敵な関係に発展するかもしれません。
誰かが大変そうな時には、
力を貸すことを大切とする。
その相手が感謝の念を持ってくれたら、
次はその人が力を貸してくれるようになるかもしれません。
それに、
他者の利益や心を優先する人のことを
周囲の人達は見て、感じているはずです。
そんな人に対して
バカにしてきたり、
邪険に扱ってきたり、
ヒドイ仕打ちをしたいと思うでしょうか?
むしろ
素敵な人だと思われるとか、
仲良くなりたいと思ってもらえるなど
ポジティブな心を持ってもらえるはずです。
それらは総合して、
居心地の良い場所、心地よい環境になって
与えてきた人を包み込んでくれるはずです。
『与えなさい、そうすれば与えられる』
他者の利益や心を優先する人は、
幸せを以て還される…
という意味だと筆者は考えています。
タロット解説|タロットカード「星」が与えるものまとめ
![](https://tarot-study.com/wp-content/uploads/2021/10/17.星.jpg)
星のカードは、
女性的で優しい雰囲気がありますが、
実は「積極的なカード」だという事をお伝え出来たと思います。
その積極性は
皇帝や戦車のカードといった
「燃えるような積極性」ではなく…
女帝や力のカードといった
「相手を想う優しい積極性」です。
星のカードがドローされた時は、
本記事でお伝えした
『相手の利益を優先する心で行動する』
という読み方を思い出していただけると、
星のカードが読みやすくなります。
是非、
参考にして戴ければ幸いです。
それでは、
本日も
最後までお読み戴き
誠に有難うございました。
コメント