タロット解説|『塔』その真の意味を「バベルの塔」から読む

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皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は、
タロット大アルカナ
『塔(THE TOWER.)』の解説をお送りいたします。

塔のカードは、
タロット大アルカナ22枚の中で、
「これぞ悪いカード」という印象がありますよね。

塔に雷が落ち、崩れ、燃え、人が塔から落下していく…
という描画なので、ネガティブな印象なのでしょう。

塔の意味を調べてみても、
悲劇、大失敗、大切なものを失う…etc.
正位置では散々なキーワードしかありません。

それ故に
「塔のカードは読みづらい」
「塔のカードでアドバイスがしづらい」
という方もいらっしゃるはずです。

本記事は、
そのような方に
是非、読んで戴きたい記事として執筆しております。

本記事を読むことで、
塔のカードの見方が180度変わります。

本解説では、
その絵のモチーフとなったと言われるお話…
旧約聖書 創世記から「バベルの塔」
こちらを参考にして解説していきたいと思います。

少しトリッキーなタロット講座ですが、
是非、最後まで楽しんでいってください。

タロット解説『塔編』は、
当初「第二部」も予定しておりましたが、
サイト方向修正の為、
第一部のみとさせて戴きます。
何卒、ご了承くださいませ。

目次

タロット『塔』その真の意味を「バベルの塔」から読む

タロットカード「塔」のモチーフは
実はいくつかあるようです。

本講座では「バベルの塔」のお話を基に解説をしていきます。

旧約聖書創世記には、
「バベルの塔」というお話があります。

本項目で簡単にご紹介させて戴きます。

旧約聖書 創世記「バベルの塔」

世界中、
全ての人々は同じ言葉を使い、話していました。
東の方から来た人たちは
とある地を見つけ、そこに住まうと決めました。


そして、
自分たちがこの場所に留まり、
散り散りに成らぬように…
いつまでも栄え、
自分たちの名が消えることないように…
レンガとアスファルトを用いて
「私たちの街」と「天に届くほどの高い塔」を造ることにしました。


天は降ってきて
彼らを、建てかけられた街や塔を見て仰せられます。


彼らはひとつの民で同じ言葉を話す。
だからこのような事を始めたのだ。
これでは彼らが、今後何を企てても
それらを妨げることは出来ない。
この業は彼らの行ないの始まりだが、
彼らはきっと最後まで事を成すだろう。
ならば我々は、彼らの言葉を乱す。
彼らが互いの言葉を理解出来なくなるように…。


そして天は、
全地に人を散り散りにさせました。
互いの言葉を理解出来なくなった彼らは混乱し、街を造ることをやめたのでした。

「バベルの塔」の簡単な解説

ギュスターヴ・ドレ『言語の混乱』

バベルの塔は、
旧約聖書創世記の中の、ほんの短い節のお話です。

何故彼らは塔を造ろうと思ったのか?
そこには「自分たちの力を示したい」という心があったと言われています。
天にも届く塔を造ることで、それを成そうとしたのですね。

高い塔を、大きな街を作れば、
自分たちの名が消えることなく、
大きくなり、いつまでも栄えられるからです。

しかし…
「自分たちの力を誇示する」というのは、天にとっては傲慢な心だったのです。
その傲慢さは、
天の怒りを買い、人々は散り散りにされてしまいました。

人々は東西南北、
多くの地、遠くの地に散らされたのです。

散り散りにされた彼らは、
それぞれの地で、それぞれの民族として生活していきます。

多くの地で、多くの生活が始まれば、
言葉も変わっていってしまうのでしょう。

天が彼らに与えた
互いの言葉を理解出来なくなるよう言葉を乱すというのは…
「その民族ごとの異なる言語」です。

そのようにして
『お互いの共通言語』が無くなってしまえば
お互いの意思疎通も困難になり混乱をきたしてしまいます。
そのため、彼らは塔の建設を断念せざるを得なかったのです。

ウエイトスミス版タロットの絵…
「塔に雷が落ち破壊された!!」
というストーリーではありませんでしたね。

今回は、
旧約聖書「バベルの塔」を参考に
タロットカード「塔」のリーディングに臨んでみましょう。

「バベルの塔」のメッセージを読み取ろう

前項目では、
旧約聖書「バベルの塔」のお話をさせて戴きました。

バベルの塔建設当初、
全ての人々は、使う言葉が一緒で
コミュニケーションが円滑であった為、
「ひとつのプロジェクト」に力を入れられていたのです。

しかし、
言葉がお互いに通じなくなることにより、
意思疎通が難しくなった結果、
塔と街を造るプロジェクトは遂行出来なくなりました。

このお話は、
『お互いの共通言語が大切』
というメッセージも含んでいます。

ですがもっと大切なのは…
お互いの共通言語とは
○○語という実際的な言語だけを言っているのではないというところです。

視点を変えるなら、
何かの課題に取り組む際の
価値観、気持ち、志、思考、姿勢…etc.
これらも全て『お互いの共通言語』と言い換えることが出来るのです。

例えば
職場、夫婦、恋人、友人、サークル…
皆が同じ目的を持ち、同じ方向を向けば、
その関係性や課題(=プロジェクト)は円滑に、良い方向に進みますよね。

では次の項目で
更に深くイメージしてみましょう。

「バベルの塔」をリーディングに活かそう

お互いの共通言語は、
実際的な言語だけでなく
価値観や心持ちのことでもある…
そうお伝えしました。

ここでイメージしてみてください。

例えば職場で…
Aさんは「お客様の為」
Bさんは「時給の為」
Cさんも「時給の為」
Dさんも「時給の為」
という状況。

この状況で
そのチーム最高のサービスを、顧客に提供出来ますでしょうか?

サービスに対する姿勢、気持ちが
Aさんと他の人とは180度違うので、
チームの質も低いでしょうし、
顧客満足度も当然低くなってしまうでしょう。

これはバベルの塔で言う
「散り散りの民」の状況です。
これでは良いプロジェクト(質の高いサービス)は提供できませんよね。

ひとつの目的を最高に果たすためには、
「同じ気持ち」「同じ姿勢」を持つ仲間を持つ事が大前提なのです。

仕事ならば、
時間を掛けてでも
皆で同じ方向を向けるように
「和のある関係」を構築し、
教育、指導を根気強くしていくことが大切です。

友人や恋人を作るときも、
好きなものや好きな事など…
気持ちが同じ方向を向いていた方が、末長く一緒にいられるはずです。

塔のカードのモチーフが
バベルの塔というのでしたら…
上記のお話を参考に、
『お互いの共通言語』というキーワードで読んでいくことが出来ます。

キーワード例①

同じ価値観を見つける、相手と同じ気持ちを持つ、志を同じくする、
考え方を合わせる、考え方を合わせてもらう、物事への姿勢を同じにする…etc.

キーワード例①は…
「お互いの共通言語」である価値観、気持ち、思考、姿勢などが一緒なら、
ひとつのプロジェクトを遂行しやすくなるという考え方を基にしています。

キーワード例②

価値観が合わない、世界観が合わない、物事への感じが方が違う、
気持ちが同じではない、志が違う、考え方が違う、
物事への姿勢が違うから離れていく…etc.

キーワード例②は…
「お互いの共通言語」が無くなってしまい、プロジェクトの遂行が出来なかった…。
という考え方を基にしています。

是非、
参考にしてみてください。

吹き飛ばされた王冠が表すもの

塔のカードをよく観ると、
雷が落ち王冠が吹き飛ばされています。

その大きさを見ると、
塔のてっぺんよりも大きな王冠で、
実際にかぶれるような大きさではありません。

この王冠は、
権力、野心などの比喩表現として描かれています。

そして
野心や権力は時に「傲慢」なものとして、人の心に住み着きます。

「バベルの塔」のお話では、
人々は自分たちの力を誇示しようと、
神に対して挑戦の意を込めて、
天まで達する巨大な塔の建設を試みました。
それは「神への傲慢」と受け取られ、怒りを受けることになったのです。

このタロット「塔」の王冠も、
人の傲慢さが砕かれる瞬間を描いたものと解釈することが出来ます。

傲慢さは身を滅ぼす

バベルの塔のお話も、
タロット「塔」の王冠も、
傲慢さは身を滅ぼすというメッセージを持っています。

そしてこれは、私たちの日常生活にも当てはまります。

例えば、
組織の中でも
他の人の事を考えない振舞いをしたり、
相手の事を考えない言動をしたり。
相手に感謝をしないなど「傲慢な人」というのはいます。

その人は、
もしかしたら「今」は良いかもしれません。
周囲はその人を持ち上げたり、言う事を聞いてもくれるでしょう。

ですがその裏で、
その人は確実に周囲からの怒りを買っています。
その人に振り回されて憤っている人たちの怒りです。

本人は気付きませんが…
傲慢な人は、
組織でもプライベートでも、段々と孤立していきます。
その全ては、
自身の傲慢さが招いた結果だからです。

塔のカードに描かれている
王冠が吹き飛ばされている描画は…
『傲慢さは身を滅ぼす』
という事をメッセージしています。

上記のお話から
塔のキーワードを出してみます。

『傲慢さは身を滅ぼす』からの連想

陰で敵を作った結果の出来事、味方が居なくなる、組織から追い出される。
野心が潰える、権力が失墜する、自分の居場所が無くなる。
感謝を忘れてはいけない、配慮を忘れてはいけない、思いやりを忘れてはいけない…etc.

塔のカードに描かれている王冠は、野心、権力などの比喩表現です。
その王冠が、怒りの雷によって吹き飛ばされています。
それは野心や権力というものの、大部分が傲慢なものだからです。

このお話は、
決して野心や権力を持ってはいけないという話ではありません。
野心があるからこそ、人は向上していけるのですから…

そうではなく自分の野心や権力の中に、
『他者を思いやる心』というものを共存させることが大切なのです。

野心や権力を持つ者が「他者を思う心」までも持ち合わせたら…
その先には、発展への道だけが残ります。

「誰かの為に」という心の持ち主が、愛されないワケがないからです。
その人は多くの人に愛され、多くの人が力を貸してくれることでしょう。

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『XⅥ. 塔のカード』まとめ

本解説では、
この絵のモチーフである
旧約聖書 創世記「バベルの塔」を基に解説をさせて戴きました。

塔のカードを勉強する際、
「塔の意味は○○」というだけですと、
単なるネガティブカードでしかなくなります。

ですが、
塔のカードのモチーフを知り、
そのお話を深く掘って考えていけば
塔のカードのリーディングも深くなっていきます。

是非、
本記事を何度も読み込んで戴き、
塔を「得意なカードの1枚」にして戴ければ嬉しいです。

本日も
最後までお読み戴き、
誠に有り難うございました。

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