タロット解説|悪魔の意味を一旦忘れて「悪魔とは」を考えて読む

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皆様こんにちは
『本気のタロット講座』へようこそ。

今回の記事は、
タロットカードの解説…
悪魔編「第三部」としてお送りいたします。

悪魔のカードは
ネガティブカードという印象がありますよね。

意味を調べると、
本当ネガティブワードばかりです。

悪魔のカードが出た時、
ネガティブな意味ばかりですので、
リーディングの場面で困ることってありませんか?

そこで、
本記事では
悪魔の意味を一旦脇に置いて、
『悪魔というのはどういうものか?』
という視点から
悪魔のカードの読み方を解説いたします。

別の視点から考えることで、
悪魔の読み方を多種多様にしていけます。

是非、
楽しんでいってください。

↓悪魔編第一部はこちらです↓

↓悪魔編第二部はこちらです↓

目次

悪魔の意味を一旦忘れて「悪魔とは」を考えて読む

タロットを読む際に大切な事は、
カードの意味だけに捉われないことです。

今回のテーマ『悪魔』ですが、
意味を調べると
嫉妬、怒り、束縛、惰性…etc.

おおよそポジティブなワードが出て来ません。

悪魔は意味を覚えて読むだけですと、
「ネガティブにしか読めない」という事態に陥るのです。
そうなると
「話の整合性が取れなくなる」
など、タロット読み手の混乱に繋がります。

ですので今回、
悪魔編「第三部」では…

悪魔の意味を一旦忘れて、
『悪魔とはどういうものか?』
という部分から
悪魔のリーディングに活かす為の解説をさせて戴きます。

かなりトリッキーな切り口ですが、
最後まで楽しんで戴ければ嬉しいです。

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悪魔は現実的思考の持ち主である

悪魔というのは、
かなり現実的な考えの持ち主です。

悪魔は夢や理想は追いません。
「出来たら良いな」という段階では、まだ行動には移しません。
「これをやれば出来る」という確実性を以って挑みます。

例えば
何かを手に入れたり、
何か行動を起こす際は、
行き当たりばったりで行動しませんし、勢いでも行動しません。

ターゲットに対して様々な情報を集め、綿密に計画を練ります。
手に入れるための具体的な行動を考えます。
シミュレーションも怠りません。
ターゲットの動向も常に探ります。
そして少しずつ、
周りから囲うように確実に射程に近づいていきます。
勿論その途中、不測の情報が入れば立ち止まり、成り行きを見守ります。

全てを総合して、
「確実性」を確かめた時、悪魔はやっと行動に出るのです。

つまり悪魔が実際に行動を起こす時は、
ターゲットを「手に入る」「成し遂げられる」という事が確定した時なのですね。

ここからキーワードを出すのなら…

行き当たりばったりで行動しない、勢いで行動しない、理想を追わない、現実的に考える、客観的に物事を観る、情報を集める、冷静に判断する、水面下で準備を進める、具体的な策を練る、綿密に計画を練る、シミュレーションをする…etc.

などの読み方をすることが出来ます。

『悪魔は現実的思考の持ち主』
と考えることで、
このようなキーワードを出すことが出来るのですね。

天使と悪魔の違いを考えて読む

天使の反対は悪魔だと思います。

そこで、
天使と悪魔の違いを考えてみることで、
悪魔のリーディングに役立ててみましょう。

天使は大胆に、悪魔は細心に

天使は大胆に行動します。

天使は神に命ぜられ、
神の遣いとして人の前に姿を現し、その業を振る舞うからです。
天使が動く時、その成功は神に約束されています。

悪魔は細心の注意を払い行動をします。

悪魔は神の御前に悪とされていることを行います。
人を誘惑し、悪魔の都合の良いように操ります。

悪魔は自分の行動が悪だと知っています。
それが見つかれば消されること、
追い払われることも知っているからです。
だからこそ、
綿密に計画を立てて、バレないように細心の注意を払って、用心深く行動します。

この違いからの悪魔のキーワードは…

用心深く行動する、細心の注意を払う、綿密に計画を立てる、ひとつずつ確実にこなす、明確なビジョンを持つ、何となくでやらない、勝率90%以上が行動の目安、失敗した時のフォローも用意しておく…etc.

という読み方をすることが出来ます。

天使は誰が為に、悪魔は己が為に

何においても、
天使は誰が為に行動をします。
例えば負ける戦いだったとしても、
天使は護るべき者の為に戦うでしょう。

一方、悪魔は自分の為に行動をします。

悪魔は負け戦もしません。
そもそも「戦う」というリスクを避けるでしょう。

真っ向勝負なんてもってのほか、
誰かを護るなんて気もさらさら無く、ヤバくなれば逃げます。

対等の力を相手に戦ったり、
自分より強いものに立ち向かうこともありません。
確実なる相手から、一方的な勝利を狙いに行く感じでしょう。

このような
悪魔と天使の違いからも
キーワードを導くことが出来ます。

リスクを避ける、変則的なアプローチをする、勝てる戦いしかしない、一方的な価値を狙いに行く、自分だけを護る、自分の為に戦う、危険だと思ったら逃げる、上には弱く下には強く…etc.

というようなキーワードを出してみました。

上記を参考に、
『天使は誰が為に、悪魔は己が為に』
についてイメージを湧かせてみると、沢山のキーワードが出せます。
是非、挑戦してみてください。

ちなみに…
先程のキーワードは
何となく「ソード5」に似ていますね。

上記キーワードは
悪魔を読む時だけではなく、
ソード5を読む時にも使う事ができます。

実は、
タロットでは『似ているカード』というものが結構あります。
このカードとこのカードはこの部分が似ている。
というのを見つけていくのもタロット上達の力に成ってくれます。

悪魔固有のメッセージ『七つの大罪』

タロット大アルカナには、各カード固有のメッセージがあります。
悪魔のカードを挙げるなら…
強欲、傲慢、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰。
これら『七つの大罪』でしょう。

この世に生まれてきたばかりの赤ん坊の心に悪は在りませんが…
人は成長過程で様々な事を知り、経験し、
その心に大なり小なり悪が住み着いていきます。

例えば、
嘘をつく、嫉妬をする、相手の優位に立ちたいと思う、独占したいと思う…etc.
こういった些細な事も、心の中の悪が成しています。

だからと言ってネガティブに読むだけが悪魔のカードではありません。

それら悪とされていることの
使い方を間違えなければ強いパワーと成るからです。

悪魔のカードが持つ7つの大罪…
以下でイメージを変換して読んでみましょう。

強欲を別の視点で考える

強欲というと、
かなりネガティブっぽい単語ですが、
欲があるとはネガティブなことでしょうか?
沢山のものが欲しいと思う。
ひとつのものを徹底的に欲しいと思う。
これらは本当にネガティブな事でしょうか?
行き過ぎてしまえば不健全ですが、
そうでなければ『欲する』ことは健全です。
欲することは強い力を生みます。
そして得られれば自信もつきます。
「欲」を別の視点で考えれば、決して悪い事ではありませんよね。

色欲を別の視点で考える

色欲というと非常に淫らなイメージですが、
イメージをソフトにするなら「色恋」といった言葉に直せます。
色や恋を欲することは、
子孫を残す、種を保存するという概念からも非常に健全な欲です。
「恋を諦めない」という綺麗な表現も出来ます。
恋の線上には究極、種の保存行動があるからです。
これがあるからこそ、
自分を格好良く魅せたい、美しく魅せたい。
可愛く魅せたい、成功したいと思えます。
恋を諦めないというように生きるなら、いつまでも若々しくいられるはずです。
「色欲」という言葉も、視点を変えればポジティブになりますよね。

怠惰を別の視点で考える

怠惰というのは「なまけ」のことですね。
すべき事をしないで、ダラダラしている様子です。
ここで視点を変えてみましょう。
①何年もダラダラ生活を続けてる人。
②休日だけダラダラ時間を送る人。

前者はきっと怠け癖が染みついています。
後者は休日、休息を得ている印象です。
即ち、怠惰を別な視点で考えると…
『休息』と言い換えることが出来るのです。
休みなく働きづめでは、心身共に参ってしまいます。
だからこそ
何にもしない日、考えない日。
『怠惰な時間=休息』は必要なのです。

上記例文のように、
ネガティブな単語も、
視点を変えれば、全然違うものに変わります。

タロットカードの意味で
ネガティブに書かれているものも、
イメージの変換、視点の変換をすることで、
臨機応変に読んでいくことが出来ます。

悪魔と似た構図のカード

タロットカード悪魔には、
大アルカナカードの中で、似たような構図のものがあるのにお気づきでしょうか?

実はタロットカードは、
各カード単独として見ることも出来ますし、
繋がったストーリーにも成っています。

その中で悪魔のカードと構図が似ていて…
しかしメッセージは真逆というカードがあります。
「法王」と「恋人たち」のカードです。

この2枚のカードは、
悪魔とどのように構図が似ているのでしょうか?
以下で見ていきたいと思います。

「恋人たち」「悪魔」の構図を比べる

まずは『恋人たち⇔悪魔』の構図を見てみましょう。

一方はエデンの園、一方は地獄。
天使と悪魔、
アダム&エヴァ、堕落した小悪魔二人。
自由で伸び伸びした環境、鎖で繋がれた環境。
降り注ぐ太陽、光の入らない奈落。

構図は似ているけどメッセージは真逆です。

「法王」「悪魔」の構図を比べる

そして意外なのは『法王⇔悪魔』の関係です。

一方は教会、一方は地獄。
法王と悪魔。
右手を挙げ神の教えを説く法王、右手を挙げ欲望に忠実に成れと説く悪魔。
真剣に神の教えに耳を傾ける二人、欲望を貪る小悪魔二人。
学びと成長をする環境、そんな概念は無い環境。

構図は似ているけどメッセージは真逆です。

構図を見比べてみて…

恋人たち、法王、悪魔…
この3枚は
構図が似ていますが、
主たるメッセージはそれぞれ違いますよね。
恋人たち⇒純粋無垢な心
法王⇒道徳や倫理を学び成長する心
悪魔⇒よこしまな心

というように三者三様のメッセージとなっています。

このように
メッセージを分解してみると、
悪魔の「よこしまな心」は要らないんじゃないか?
と思われがちですが、
その心も人生では非常に大切なのです。

例えば…
真面目なだけでは心が詰まってしまいます。
100%純粋で、疑う事を知らなければ騙されてしまいます。
ときには羽目を外すことが大切で、相手を疑うことも大切なのです。

このようなタロットの考え方は、
リーディングの助けに成ってくれます。

この3枚のカードを見比べて、
メッセージの比較をしてみると面白いですよ。

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まとめ:タロット悪魔の意味を「悪魔とは」を考えて読む

本ブログでは、
悪魔のカードを
3回に分けて解説させて戴きました。

悪魔は
タロットカードの中でも
ネガティブカード代表的なカードですが…
だからと言ってネガティブに読むべきか?
と問われるなら、
答えはNOという事をお伝えできたはずです。

太陽だから良い、
悪魔だから悪い、
死神だからダメ、
恋人だからハッピー!!
という読み方だけでは勿体ないです。

タロットは全てのカードで、
ポジティブ、ネガティブどちらでも読むことができます。

そして、
そのように読んでいけば
リーディングの起承転結に矛盾を無くすことが出来るのですね。

本記事が、皆様の参考になれば嬉しいです。

それでは、
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有り難うございました。

↓悪魔編第一部はこちらです↓

↓悪魔編第二部はこちらです↓

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